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ゴッホの椅子製作講座を見学

2017年12月03日 | 和束
先日、「和束の森探検隊」が、奈良県山添村にある「木工館」の主宰者を講師に招いて「ゴッホの椅子」作りを実施するととのこと。
銑(せん)という道具は、名前は聞いてはいたが、実際には使ったことがなかったので、私も見学させて頂くことにした。
きちんと受講すればよかったのだが、様々な用事で、まとめて時間がとれずほんの見学程度となってしまった。
全講座4日に及ぶものだが、私はその三日目にお邪魔した。
作業場が「和束の森探検隊」の活動拠点「桶力(おけりき)」では少々手狭なため、隊長北さんの「北午木材」さんの作業場を借りて実施された。
















皆さん、実に熱心に言葉数も少なく作業されている。私も、少し削る作業を体験させてもらった。
これは面白い。まさに木工の原点だ。・・・そう思えた。この銑という道具で、削るのは初めてのこと。以前「南京鉋」なるもので小さい部分を削ったことはあるが、よく似ている。順目・逆目の扱いも慣れてくるときっとこなせるだろう。
講師の 山添村・神野山「木工館」の先生のお話によると、「ゴッホの椅子」という本を見ながらやっているとのこと。かなりよく研究され、皆さんに指導されている。
早速、その本も購入した。


午後からは、「桶力」での作業。来客があり、結局4時頃になってしまったが、皆さんまだ一生懸命!
















なにしろこの「ゴッホの椅子」生の丸太からクサビなどを使い、素材をつくり、すべて手作業。
また、銑(せん)を使用するに当たり、材を固定するための「馬」を準備しなければならない。「和束の森探検隊」のメンバーで作製したとのことだ。
次は、椅子の座面作製。これも、縄を編んでいくとのことだ。これも是非見学させて頂きたいと思っている。
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