恋するスミレ

  テレビの向こう側の人に恋に落ちるなんて思ってもみなかった。

たまらないっすね。

2012-10-09 | 向井くん映画
日本映画専門チャンネルで放送されていた「北川悦吏子映画祭」の中で話題に上っていた「おいでー」のシーン。

アオイさんが表情を固くしたのを見て「じゃ、いいよもう~」ってセンは気持ちをしゅしゅしゅっと閉じる。そして寝室の方へ姿を消してしまったアオイさんを見送るセンがなんともたまらないんですよね。

あ~あ、アオイさん行っちゃった。やっぱり飛び込んで来ちゃぁくれないな~
くれないよなぁ。。。あ~あ。みたいな。

あと、もう一つ好きなシーン。
セーヌ川クルーズで、アオイさんのエッフェル塔になれたら・・・の続き。
「帰りたくないけど。」ってセンが行ったあと。
「帰らないで。」ってアオイさんに言われてしまったセンの表情がすごくリアル。
アオイはある意味すごく大人。ここで困らせておくことが大事だって分かってるんだね。ちゃんとセンが帰らなきゃいけないって自分が思ってることを確認できるように。
ここの会話劇は秀逸。音楽も映像も一番いい。岩井さんも一押しのシーン。

ここのアオイがいいって分かるのはやっぱりアオイの年齢に近いからかもしれない。
若い子にはただたんに、大人の女のくせに、甘えたり、突き放したり、ぐらぐらしてるだけに見えてしまうかもしれない。

ターゲット的にストライクだって思うとちょっと悔しいんだけど、わりとストライク。
しかもセンは向井くんなんだもん。ほんと、作ってくれてありがとうとしか言いようがない。