その名は、なげる～ん♪

素振りや走り込みのほかに、平日の昼休みには100球程度のキャッチボールをおこなっています。
距離を徐々に増やし、最終的には70mまでのばします。
すでに3か月のうち平日は毎日行い、肩の調子もいい感じ。
でも、5年間のブランクは素直に体に現れてきます。短期間に詰め込んだもんだから、肘の張りが強くなってきていたんです。
毎日のアイシングやシップではキツくなってきたので、いちど原点にかえってフォームチェックをしたいと思いました。
いろいろとネットを徘徊中、あるキーワードに遭遇。

「なげる～ん」


たどってみると、なにやらスローイング・フォーム固めと肩のインナーマッスルを同時に強化できる代物とある。
そんな都合のいいもんがあるのかねぇと半ば疑いながら、ネット徘徊を継続。
すると、この器具を開発した方は、あの有名な福岡第一高校の監督だった。
前田や山之内といった甲子園をわかしたヒーローを輩出した強豪校です。
考え方はタオルでシャドーピッチングするようなものか…。
ダメもとで10gを一本購入。
三日後、一本5000円の棒が到着。
こ、これ、5000yenっすか…。

おーぱ

なんだかダマサレタ気分。

しかし、このままそんな気分のままでいるのも腹立たしいので、早朝トレーニングに組み込んでみる。

右で150振り、左で50振り。

うん、たしかに腕の振りが肘から出る感覚がよくわかる。タオルでやるよりも肩や肘に負担がない。いや、適度な重量と棒の長さをいかした遠心力で、関節がじんわりと温かくなり、筋肉にほどよい緊張ができる。
ちょっと、いい買い物かもと方向転換。

で、最近、昼のキャッチボールで大きな変化を味わう。

腕が体を巻いている！？

体軸の回旋に腕が遅れてくる感じか。球の回転が確実に上がっている！球離れが遅くなったってことか。しかも、キャッチボールを終えたあと、これまで感じていた肩肘の違和感がない。

すげぇー！

すげぇぞ、なげる～ん！