としちゃん&VTR250

のんびり、ドキドキ、ブランク10年のリターンライダーの日記

多賀城旅行 2000年

2018-10-16 17:16:00 | 旅行
2000年 多賀城旅行の日記

2000年 多賀城旅行の日記 4月27日~5月1日

4月27日 晴れ時々曇り仙台は雨

9時に起きてごみ出しをする。いつもは10時15分に来るごみ収集車が今日 は9時半前に来るが、間に合って嬉しい。
午前中は宅配便の荷物が届くのをのんびりテレビを見ながら待つ。

今日から多賀城市へ行くのだが、昨日までは電車で行こうと思っていたのに、 お昼近くなって理由は分からないけれど、車で行きたくなる。
私ってその時の気分次第で行動が変わるなあ、とよく思う。

地図も持たず、気楽に車で出発。時刻は正午。
まだ横浜、東京は薄日がさしている。湾岸線から東北道、常磐道の方向へ左折す る所から渋滞が始まる。渋滞のせいで、左側にビルや川、マンションや緑がいっ ぱいの私の大好きな景色がのんびり見られたことは嬉しいのだが。

東北道の入り口の浦和の料金所に到着したのが午後1時半、ここから3時間半 で多賀城市の家に到着することになる。

東北道のあちこちにこいのぼりが立ててある。真鯉と緋鯉だけだが、それでも 心が温まる。風が強いせいか元気よく泳いでいて嬉しい。

走っていて1番嬉しかったのが、桑折町付近の広大な桃畑だ。河川敷にいっぱい に広がっていたり、山の部分に植わっていたり、と色々だが、その名の通り「桃 色」の景色は思わず見とれてしまうものだ。その時だけアクセルを踏む足が緩ん だ。(笑)
暫くの間、桃いっぱいの景色を楽しむ。

東北は今は花が1番美しい頃らしく、桜は満開だ。道路沿いのあちこちで見ら れたが「鏡石PA」に咲いている桜が数も多く美しい。帰りもまだ咲いていると 嬉しいな♪

多賀城到着まで1~2回は休憩するつもりだったのだが、何となくひとりだと 面倒になって、そのままずっと走ってしまう。でも、そのおかげで十分に明るい うちに到着することが出来る。
家に行く前に多賀城駅前の長崎屋で今日の晩御飯のおかずを買う。いつもながら 無料の駐車場は嬉しい。

多賀城の家に着いて、テレビを見て、電子ピアノを弾いていたら、家主のもぐ ちゃんが仕事から帰って来た。
私が今日来ることを知らなかったらしく、驚いている。前から言っていたのだが 、「早ければ木曜日に。」と言ったまま改めて連絡していなかったため、予定が 延びて今日は来ないのかと思っていたそうだ。

長崎屋の美味しい晩御飯を食べて、(笑)チャット用ソフトをダウンロードして 、夜はいつもの様にチャットに行く。
そしていつも会う友達とおしゃべりしていたら、横浜に居ても、多賀城に居ても 変わらないなあ、とネットの有難さを感じる。

多賀城の家はテレホーダイの契約をしていないので、早めに落ちて寝る。
旅行中は、早寝、早起きになる私である。(笑)

4月28日 金曜日 曇り時々晴れ

午前中はもぐちゃんは仕事、私は家でのんびり♪
午後からはもぐちゃんと出掛ける。もぐちゃんは久し振りの運転なのだが、まあ 落ち着いていて安心する。

まずは松島の瑞巌寺へ。これは境内に有る大きな紅梅と白梅の木を見るためだ 。白梅はまだ花もまあまあ残っていたが、紅梅の方は本当にあとわずかで終わる 所だ。風が強い日だったため、桜の花びらが散る葉に、梅の花びらが舞う美しい 風景を見ることが出来る。

それから瑞巌寺では恋おみくじを買う。女の子の紙人形付きでとても可愛らしい 。ただ「吉」にもかかわらず、「高根の花です、諦めましょう。」と書かれていて、どう考えても内容は「凶」だと思う。

寺を出た所では松島のプリクラを記念に撮った。
松島は、今日も観光客で賑わっている。週末はかなりの人出になるのだろう。 

帰りに塩竃神社に寄る。桜は満開でお花見をしている人達を見かける。肌寒い ので、お酒でも呑んでないとつらいのでは、と思うが、女子高校生のグループが 楽しそうにおしゃべりに花を咲かせている。

元気良く泳ぐこいのぼりと桜の花を同時に見るのは初めてである。嬉しくて何枚 も「こいのぼりと桜」の入った写真を撮ってしまう。やはり東北は季節が横浜と は少しずれている。

家に帰る前に多賀城駅前の長崎屋で買い物をする。
品揃えの充実した100円ショップが有り、ちょっと見るだけのつもりだったの だが、8個も買ってしまった。(爆)

その中でお気に入りなのが、足踏みボードだ。
木の板の上に描かれた足型に 丸みを帯びた突起が沢山付いていて、足のつぼを 刺激する様になっている。最初は痛かったが、暫く踏んでいたらだいぶ慣れた。 車で旅行すると、こういう風に沢山の買い物をしてしまう。(笑)

今日は瑞巌寺で桜を見ながら味噌おでんを食べたし、チョコレートも沢山食べ た。夕食は長崎屋で買ったお惣菜で済ませたが、なかなか美味しい。
ちょっと空腹だから、とついついぱくぱく食べたロールパンのせいで、また蕁麻 疹が出てしまった。後で気付いたのだが、ロールパンにも卵が使われていたのだ 。あ~パンも食べられないのか、と思うと悲しい。食べる物に関してはかなり神 経質になりそうだ。

4月29日 晴れ

 朝10時前に車で出発。目的地は平泉町に有る中尊寺とそこから東に走った所に有る日本100景のひとつである猊鼻渓の川下りである。

東北道の一関インターで下りる計画を立てて、仙台インターより北に有る大和(たいわ)インターを目指す。松島方面は渋滞しているだろう、ということで、違う道を選んだのだが、これが大失敗。昨日利府町に開店した巨大な(本当に大きい)ジャスコへ行く道と同じだったのだ。
畑が続くだけで何も無い所にジャスコが出来ている。折角渋滞に巻き込まれたのだから、と記念に写真を撮る。

ジャスコを過ぎると多分いつもはこうなのだろう、という感じですいすい走ることが出来た。

 東北道も空いている。一関インターからは一般道路で猊鼻渓へ。最後に「この先の信号を右折」という標識が有るので、「この信号っぽいな。」と思いながらも通り過ぎると、何も無くて、やはりさっきの信号だった。信号の位置よりは右折道路の方が先だが、その距離は数メートルだろう。
「この信号を右折」って書けばいいのにねえ、とぼやきながら戻る。

 着いてすぐの12時半の船にも間に合ったのだが、川下り(1500円)が90分かかると聞いて、昼食を取るために次の午後1時の舟にする。

まず猊鼻渓のプリクラを取って(後でよく見たら厳美渓のプリクラだった)鮎の塩焼きを1尾ずつ食べ(400円)お茶を飲んで待つ。
舟に乗っている間にはチョコレート(最近の私の食事にしばしば登場するもので、ダースの青い箱のチョコレート)を食べた。

 ここは最初に船頭さんの櫓さばきで川を上って(とても緩やかな流れの川)舟が入って行けない所で1度舟を降りてその先まで行って見学し、帰りは船頭さんの歌を聞きながら下って戻って来るのだ。上りは体力的にきついので歌どころでは無いらしい。

川の両側の渓谷の様子を見ながら舟は進む。途中パチパチ写真を撮って、舟を降りた所では、ここの渓谷の説明を受けてから希望者は運、福、寿などの石を投げる。(目標の穴へ投げた石が入ると願いが叶うと言う)私は肩が弱いので初めから投げるつもりは無かった。見ていると、届く人は何人も居るが、穴へちゃんと入れた人はひとりも居なかった。

 川下りを終えると、すぐに出発。今度は平泉の中尊寺へ。
中尊寺では有名な金色堂を見る。金色堂も凄いが、それを鎌倉時代から入れていたという建物に歴史を感じる。今は新しいものが出来ているので、古い方は単独で建っているのだが、なかなか素晴らしい。古いものを後世に伝えて行くのはとても大事なことだと思う。

 中尊寺見学の後は、すぐ近くに有る毛越寺(もうつうじ)へ行く。(車で移動)
毛越寺の敷地は広く、昔は素晴らしい建物が沢山建っていたのだが、今は殆ど残っていない。(何百個と有った坊が18個だけになっている)

寺の庭園を散歩して、ガイドブックに載っている花巻駅前のホテルに電話して今日の宿泊を予約する。多賀城の家まで帰っても良かったのだが、同行者のもぐちゃんの希望で翌日遠野へ行くことにしたため。
平泉インターから入って東北道を北上し、花巻インターで下りる。

 花巻市では、珍しい杉並木を見る。私は他には箱根で見たことが有るだけだ。箱根には邪魔するものが無いので良いと思うが、市内に有る杉並木の杉はてっぺんがどれも電線に触れている。どんどん伸びる木だけに剪定はしっかりしなければならないだろうと。あまり枯れ葉が落ちないのは良いのだろうが、やっぱり銀杏とか桜の並木の方が私は好きだなあ。

私の生まれた愛媛県宇和島市の駅前通りの並木は椰子の木(かなり高い)で、それも大好きなのだが。(南国に来たなあ~と観光客は思うらしい。)

 花巻駅前のホテルはまだ新しく綺麗だし、従業員の応対もとても良い。
チェックインしてすぐに外出をする。
丁度6時に駅のすぐ側に有るからくり時計を見る。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をテーマにしたからくり時計で音楽は「星めぐりの歌」である。原曲は4分の2拍子の曲だが、この時計ではワルツになっている。

 駅前からロマンチックな雰囲気の通りを歩いて、今日の夕食を取る店へ行く。
ガイドブックで見つけた「やぶ屋」というわんこそばの店である。
わんこそばは予約が必要なので、頼まなかった。わんこそばを食べる座敷はいっぱいになっていたが、みんな普通の食事をしていた。

蕁麻疹が治っていないので、卵の無いメニューを頼んだが(寿司)、折角だからとざる蕎麦も注文して食べる。日本酒(冷酒)も呑んだが、今日の食事では蕁麻疹が出なくて安心した。
東北旅行では、あちこちで蕎麦を食べるが、どこの蕎麦も美味しい。

4月30日 日曜日 晴れ

 花巻のホテルを出発して、まず市内に有る「宮沢賢治記念館」に行く。
中に入る前に、併設されている注文の多い料理店「山猫軒」で朝ご飯を食べる。

メニューの中から「山猫雑炊」を頼むが、注文時に卵を抜いて貰うことを言い忘れて、見事に卵の散らしてある雑炊が出て来た。(爆)結局卵は出来るだけ避けて雑炊は食べることにする。味がとても良いので満足する。

 宮沢賢治記念館は訪れる人も多く、出る頃にはいっぱいになる。ここでは、宮沢賢治の童話の本や「星めぐりの歌」の入ったCDを記念に買う。

 花巻市を出て、もぐちゃんの強い要望で遠野市へ行く。
遠野物語で有名な遠野市だが、私はまだその本を読んでいなくて、遠野のことがよく分かっていなかった。民話で有名な所だった。

 遠野市には、電車でも行けるし、事実線路沿いの道をかなり走った。しかし行きも帰りも1度も電車を見かけることは無かった。1日に何本走っているのだろう。。。
途中、自転車レース(サイクリングっぽい感じ)やハングライダーの大会をしているのを見かける。
そう言えば、今日は日曜日だ。

 遠野市では、「遠野昔話村」、「遠野市立博物館」、「遠野ふるさと村」、「福泉寺」、「伝承園」を見学する。
 「遠野昔話村」では、明治43年生まれのおばあさんが遠野に残る昔話を30分聞かせてくれる所が有り、大勢の人がそれを聞いていた。90歳を過ぎて現役で仕事が出来るということにとても感心する。

「写真を撮っても良いですよ。」と言われたが、私にはそのおばあさんよりも1歳年上の祖母が田舎で元気に暮らしているので珍しくは無かったし、私は遠野の方言が分からないので(おばあさんは出来るだけ標準語で話していたのかもしれないが)後ろの席に座っていたことも有って、半分の15分位聞いた所でそっと外に出た。
ここでは、遠野物語や かわいい河童のキーホルダーなどを買う。

 「ふるさと村」は郊外に有り、茅葺の家など昔の家を集めてある。
世界遺産の白川郷を小さくした様な感じだ。
ここでお昼にざる蕎麦を食べる。蕎麦の上に大根の様に白い植物が乗っていて、蕎麦と一緒に食べるとあっさりしていてなかなか美味しい。名前は忘れてしまったのだが。
今度蕎麦を食べる時に、色々野菜の乗せて試してみようかな、と思う。

 「福泉寺」は5重の塔に惹かれて入ったのだが、本堂までかなり歩くので、入ったことを少し後悔する。(笑)でも、観音堂の周りに堀が有ったのは面白いと思った。

 市内に戻って「伝承園」へ。ここでは大きな河童君がお出迎え♪
ここには1950年頃の建物が保存されており、工芸館が有って体験学習が出来る様になっている。 例えば、絵馬や藁細工、ざしきわらし彫刻など。

 見学を終えるとすぐに出発する。帰りは北上江釣子インターから東北道に入る。
北上市を少し見てみたかったからだ。北上市は駅も大きくまあまあ都会だ。目立つ高いビルは殆どがホテルだ。よく有る地方都市という感じかな。

 帰りも大和インターで下りる。ガソリンが残り少なくなって来たので、下りて最初に見つけたガソリンスタンドで給油し、多賀城駅前の長崎屋で夕食の買い物をする。取りあえずメインは寿司にする。

昨日は寿司を食べても蕁麻疹が出なかったので安心していたのだが、今日は食べるとすぐに出てしまった。昨日は無くて今日だけに入っていたネタは筋子である。筋子も卵だった。(爆)
でも、大好物のいくらも食べられないのかな、と思うと、とても悲しい。
早く治ります様に。

5月01日 月曜日 晴れ

 天気予報では雨だったのだが、ずっと晴れていて快適なドライブになる。
それで帰りの多賀城の家を出て横浜の家に着くまで今回も休憩無しで走ることにする。
首都高は少し混んでいたが、大したことは無くて4時間50分で到着する。
東北も仙台位までなら近いものだなあ。
秋には福島あたりに行ってみようかな。

今回の旅行で分かったことは、「5月の連休あたりの東北は素晴らしい。」と言うこと。
満開の桜とこいのぼりが同時に見られる景色が大好きになった。


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