としちゃん&VTR250

のんびり、ドキドキ、ブランク10年のリターンライダーの日記

高知旅行の日記 1999年

2018-10-04 11:49:10 | 旅行
99年高知旅行の日記

2月28日 日曜日

 朝、早く目がさめたので、そのまま起きて空港に行くことにする。

 横浜駅から羽田行きのバスでは、隣に座ったおばさまが、
「娘の嫁ぎ先の両親が鹿児島に住んでいて、私を招待してくれたの♪」
と嬉しそうに最高の笑顔で話してくれた。そして、おみくじ付の飴2個とさいころキャラメル1個をくれた。
おみくじは大吉で、さいころキャラメルは食べるのが勿体なくて、そのままポケットへ。 

鹿児島はバイクで九州を回った時に、行ったけど、路面電車が分かり易くて、綺麗ないい街だった。夏の暑さは、九州の他県とは比べ物にならない程暑かったけど。

桜島を一周する間に、最初晴れていたのが、雨になって、元の地点に戻って来た時には、赤いカッパが桜島の灰で白くなっていた。短い時間に当時のツーリングの色々なことが思い出された。
九州ってバイクで走って行くには遠いので、行きたいなあ~と思っても なかなか行けない。

 羽田から高知への全日空はポケモンジェットだった。
乗っていると機体は見えないけど、お茶のカップもポケモンで、ちょっと得した気分になった。
飛行機は空いていて、旅客は全員窓側で隣は空席、という状態だった。
右側に座っていたうさぎは、富士山がくっきり見えて、またまた得した気分。早起きして良かった♪

 高知空港に着くと、テレビカメラがいっぱい!
誰か芸能人が乗っていたのかな、と思ったが、どうやら脳死患者の臓器移植によるものらしかった。後で、テレビでその関連のニュースを見たら、空港が沢山映っていた。
大騒ぎになって当時者の方々は嫌だろうけれど、日本初のことだから、どうしてもこうなってしまうのかな。

うさぎも脳死したら、全部あげてもいいのだけれど、思っているだけで、ドナーカードは持っていない。まだ見かけたことが無いから。いつもお菓子を買いに行くコンビニとか、身近に置いてあれば登録しようと思う。

 高知は晴れて暑い位。
久し振りに日曜市を見たりして過ごした。南国!っていう雰囲気を楽しむ。
高知の別荘(笑)は、かなり大きな建物なのだけれど、その前にもう1棟建設中。
今年の4月から入居出来る様に、急ピッチで工事が進んでいる。

隣の広い敷地(シキボウ跡)には数年後には大型のジャスコが出来るらしいし。
今まであまり手が加えられていなかった高知駅の北側もどんどん開発が進んで、何年か後に訪れたら、すっかり変わっているのかもしれない。

 お誕生日のプレゼントに、くまが丸いボールを抱いている小さなブローチを貰った。
抱いているのはピンクの珊瑚。金色のかわいいくまちゃん。18金じゃないから 千円だそうだが、お店を色々回って探したそうだし、かわいいので許そう。(笑)
ちょっと早いホワイトデーにと貰ったマシュマロは、1日で殆ど食べてしまった。(爆) カロリーは考えないことにした。

 今日は、高知の人にとっては、生まれて初めてのフルマラソンを走った記念日。
タイムは 3時間12分58秒だったそうだ。
いつもは後半どんどんスピードを上げて、抜いていくらしいのだが、30何キロか過ぎたあたりで、意識がなくなりかけたとか。気持ち悪くなったりもしたらしい。
でも、目標3時間15分と聞いていたので、めでたし、めでたし。

3月 1日 月曜日 晴れ

 うさぎの両親が車で愛媛の宇和島市からやって来た。
昼食に、高知で1番高いホテルへ行く。(高さが高いの。(笑))
2500円でお肉コースのバイキングを食べる。メインのステーキがあることを忘れたかの様に、オードブルをいっぱい乗せて席に戻ると、父親が感心していた。(爆)

生まれて初めて子豚の丸焼きの実物を見た。うーん、美味しくても、あれは取れないなあ。
スープにオードブルに、メインのステーキと食べた所で、コーヒーが出て、その後にデザートを取りに行く。とりあえず4種類全部取って来た。8種類あったら8種類取って来ちゃったかも。結局全部食べて、あ~幸せ。

高知の景色もよく見られるし、「旭ロイヤルホテル」はお勧め。高知へ行ったら是非どうぞ。(但し、うさぎは泊ったことは無いんだけど。)

 食事の後、いよいよ坂本竜馬の銅像を見に行く。
桂浜は一応高知市内だけれど、車で暫く走る。まあ都会の感覚からしたら、そんなに遠いという程でも無いけれど。

竜馬は台から降ろされて補修中。胸のあたりから下は布で覆われているので見られないけれど、作業中の人でその大きさがよく分かる。
竜馬の絵や写真など残されているどれよりも 銅像は優しい顔をしている。顔と同じ高さに見物台が作られているので、表情がとてもよく見える。最初で最後になるかもしれないな、と思い、じっくり見た。見物客もそう多くは無いので、写真もパチパチ撮ることが出来た。

 銅像見物の後は、桂浜の浜辺を歩く。
水族館では 鯨のショーをしているらしかったが、音声だけ聞いて通り過ぎる。

途中、30才前後と思われる男の人ふたり連れと何度も一緒になる。
ひとりは長身でモデルタイプでスーツを着ている。
もうひとりは、かなり小柄でジーパンをはいて ちょっと凝ったカメラを持っていて、まるでツーリング途中のライダーの様だ。
面白い友達同士だなあ、と思いながら 何となく気になって ちらちら見てしまった。 向こうは向こうで こちらの声の高いおしゃべり(特にうさぎの母の声)が気になっていた様だ。何度か目が合ってしまった。(汗)
最近は景色よりも人間観察の方が面白いと思う うさぎ。(笑)

 帰りに散歩中の土佐犬を見る。
闘犬センターもあるので、闘犬を見てみたかったが、うさぎ以外は見たくないそうで、やめた。かなり残酷で凄いらしい。でも毎回本気を出していたら大変なことになるので、少し手を抜いているという話も聞いた。
でも、これはただの噂なので、絶対の情報では無いからね。
怖いものは苦手だけれど、怖いものが見たいうさぎ。

 桂浜にある竜馬記念館に行く。
この記念館は 横浜在住の女の人のデザインだとか。ちょっと珍しい斬新な形をしている。竜馬の人となりを知るのにもいいし、当時の日本の歴史のお勉強をするのにもいい。 そして、海のある美しい景色を見るのにもいい。

屋上からも展望出来る様になっているし、屋内からもガラス張りになっているので、景色がよく見える。椅子もちゃんとあるし。但し飲食禁止なのが ちょっと残念。

 帰りは 真直ぐに帰るつもりが 道を間違えて、少し高知市内をドライブすることになる。五台山へ。梅が少し咲いていたが、今は花は少ない。つつじが沢山あったので、その季節には赤いかわいい山になるのかな。
夕方ということもあって、人も殆どいない。ただ うさぎたち4人だけが元気でおしゃべりだった。

 夜は、高知の街で土佐料理を食べる。「司」という店で 高知空港にも入っている店だ。鰹のたたき御膳で、天ぷら、茶碗蒸しなど、一般的な物の他に、鯨の刺身、酒盗(何の塩辛だったっけ)、あ~もうひとつ変わったものを食べたのに、名前を忘れた。

ビールに日本酒にと 飲んで食べて、今日は1日食べてばかりの日になった。
ちょっとお祝いごともあったので、両親にご馳走して貰って、あ~幸せな1日♪
但し、翌日体重計に乗るまでの間。(爆)

3月 2日 火曜日 晴れ

 両親から車を借りて、ドライブへ。
龍河洞へ。高知にある鍾乳洞で、出口付近には弥生人が暮した跡もある。
今は雨が少ないので、乾いていて、上からぽたぽた水が落ちることは無い。

冬眠中のこうもりを初めて見た。みのむしを大きくした様なものが、ぶら下がっていて、何か妙ちくりんで面白い。殆どのこうもりは、暗い穴の中で冬眠するのだが、へそ曲がりが1匹 照明で明るい高い所にぶら下がっていた。(笑)
照明の当たる所だけに苔が生えて緑色になっていて、光って凄い!と思う。

昭和の初め、ここを発見して 探検に入った中学校の二人の先生を尊敬する。
こんな暗い所に、よく入ったものだ。
真直ぐに歩けない狭い所が いくつもあったが、お相撲さんも入ったそうなので、なんとかなるものらしい。しかしガイドの人が何度も何度も「頭をぶつけない様に気をつけて下さい。」と言うのは、やっぱりぶつける人が多いのかな。

 帰り道に色々な鶏がいるセンターがあるので、寄ってみる。
尾長鶏や闘鶏など珍しい鶏がいっぱい。
尾長鶏は、普通に飼うと長く改良した尾も擦れて切れてしまうので、そうならない様に、いつも箱に入れておくのだそうだ。(鶏自身は高い所に、尾を下に長く垂らして。) あの一箇所から動けないのか、と思うと とても可哀想になった。うさぎは何があっても、幸せ者だと 尾長鶏を見ていて思った。

元気な闘鶏とは おしゃべり出来そうな気がした。
1か月位通えば、友達になれるかもしれない。

 そこを出る前に ざるそばを食べて(昨日の昼食からするとダイエットモード)、両親へのお土産に「ぶんたん」を買う。はっさくの様な色をしていて、甘くてさっぱりしていて、それでいて独特の風味がある。1番大きな袋のを買った。こういう時、車だと とても便利。

 龍河洞から程近い「竜馬歴史館」へ。
ここは、ろう人形がいっぱい。それぞれの歴史的場面を人形で再現してあって、分かり易い。かなり人間に近いので、暗い所だと怖いかもしれない。
すべての場面に出て来るので竜馬の顔は完全に覚えた。(笑)

竜馬は、色々な人に影響を受けて、どんどん考えが変わって行った人だった。
「会う度に言うことが変わるけれども、その度に彼の話には納得させられてしまう。」 とか。人の影響をすぐ受ける所は、うさぎに似ている。(笑)

 お土産コーナーで可杯(べくはい)を買う。
お座敷遊びに使う道具で、てんぐ、ひょっとこ、おたふく、の3つの杯に それぞれの絵が描かれた独楽がついている。独楽を回して止まった方向に座っていた人が その上になった絵の杯でお酒を飲むそうだ。おたふくの杯は小さいし穴も開いていないので、ゆっくり落ち着いて飲めるけれど、それ以外の杯に当たったら・・・
歌も教えて貰ったので、いつでも出来るよ!
でも、うさぎは、これを いつ使うつもりで買ったんだろう。。。
(昨日、おちゃけ飲みの友達から 可杯を手に入れた話を聞いたから買ったんだった。 やっぱりすぐに影響されてる。(爆))

 午後2時を過ぎていたが、もうなかなか来られないという思いから、室戸岬へ。
室戸岬は、何回行ったか覚えていない程、沢山行った所だが、高い所にあるため、灯台には行ったことが無かった。
高い所と言っても、車で行ける所なので、楽ちんだった。昔は人が住んでいた所らしいが、今は通いらしい。

灯台のレンズは海の方を向いていて、見ることが出来なかった。夜になれば、綺麗なんだろうなあ。
隣にあるお寺にお参りする。仁王像が出迎えてくれた。(実は裏だったのだが。)丁度同じ所にユースホステルがある。数年前まで会員になっていたのだが、今は懐かしく思うだけ。またひとり旅がしたくなったら、泊ってみようかな。

 岬には弘法大師の像や涅槃ねはん像もある。これは、うさぎが来ている頃は無かった。
今回ドライブして思ったのだが、四国88箇所をお参りする お遍路さんが沢山いることにびっくり。うさぎの両親は車で回るタイプだが、徒歩の人をかなり見かける。みんな何を思ってお参りしているんだろう。

 のんびりしていたので、高知市に着いたのは午後7時近くになっていた。
両親へのお土産にお寿司を買って帰る。うさぎも食べたかったし。
両親は今日は1日高知市内を歩いて観光したそうだ。

「高知の人は竜馬は大好きで銅像もあちこちにあるのに、山内家のお墓の場所も知らない。」と驚いていた。お墓のすぐ近くに住む人に聞いたのに知らなかったそうだ。「お墓も戒名でしか書かれていないので、すぐには分からない。」と ぼやいていた。
同じ四国でも 愛媛県人は保守系なのに対して、高知県人は革新系の人が多い。そういう血なんだろうか、不思議で興味深い。
うさぎは、ちょっと高知県人よりかな。でも、実は何も考えていない、という説もある。(爆)

 夜遅くなるけれど、「宇和島の家に90才の祖母をおいているから。」と言って、両親は帰って行った。いつもは3時間から3時間半かかる所なのに、2時間半で着いたそうだ。一体時速何キロで走ったのだろう。(爆)

 高知の人は、4月から転勤のため、高知から多賀城市(仙台の近く)に移るので、もう高知の別荘も無くなる。気軽には来られなくなるなあ、と思いつつ、今回の数日は実に有意義であったと思う。東京高知間の往復航空券が、キロロスキーツアーの全食事、リゾートホテル宿泊、交通費付のツアーと2300円しか違わないことを考えると贅沢な様な気もするけど。

3月 3日 水曜日 晴れ

 午前10時半高知発の全日空で高知を後にする。今回は、荷物が重かったこともあるけれど、初めて空港でお酒を買わなかった。まだ横浜の冷蔵庫に1本残っているからいいかな。
帰りもまたポケモンジェット。やっぱり空いていた。帰省シーズンには 四国便は、めちゃ混みになるのになあ。

 空港から約1時間で横浜の家に帰る。午後1時過ぎには着いてまずは一息。
仕事は午後3時からなので、食事をしてバイクに乗って仕事場へ。

キロロスキーツアーから連続の休暇だったので、1週間振りの仕事だったが、案外すんなり戻れた。(休み開けは ぼけてて忘れ物をすることが多かったのだけれど。)

生徒の中にひとり 家族全員スキーが大好き、という子がいて、スキーの話で盛り上がった。小学4年生の男の子だけれど、上手らしい。大きくなる頃には 上級者コースもバンバン滑っているのだろうなあ。エレクトーンも楽しそうに、一生懸命弾いているし、とてもかわいい。

 もうとっくに無くなっているかと思っていた玄関脇のさざんかが まだ少し残っていた。嬉しかった。

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