縄文人の志葉楽さんのブログ

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◆まんようしゅう【万葉集】◆まんにょうしゅう【万葉集】

2019年04月29日 16時18分55秒 | 文化

◆まんにょうしゅう【万葉集】
《「まんにょう」は「まんよう」の連声(れんじょう)》⇒まんようしゅう(万葉集)
 
◆まんようしゅう【万葉集】
奈良時代の歌集。20巻。大伴家持(やかもち)が現存の形に近いものにまとめたとされる。成立年未詳。短歌・長歌・旋頭歌(せどうか)・仏足石歌・連歌の五体で、歌数4500余首。仁徳天皇の皇后磐姫(いわのひめ)の作といわれる歌から、天平宝字3年(759)大伴家持の歌まで約400年にわたる全国各地、各階層の人の歌が収められる。東歌(あずまうた)・防人(さきもり)歌などを含み、豊かな人間性を素朴・率直に表現した歌が多い。現存する最古の歌集で、万葉仮名を多く用いている。まんにょうしゅう。
 
◆連声【れんじょう】
国語学の用語。おいて,〈ン〉,〈ツ〉の次にくるア・ヤ・ワ行音がマ・ナ・タ行音に変化する場合をいう。たとえば,〈あんおん(安穏)〉が〈あんのん〉,〈せついん(雪隠)〉が〈せっちん〉,〈さんい(三位)〉が〈さんみ〉,〈ぎんあん(銀杏)〉が〈ぎんなん〉など。〈ン〉の音がマ行音に変化するのは,平安時代には漢字音のおわりの〈ン〉にnとmの区別が保たれていたため。こうした音変化は和語の中でも起こり,謡曲や歌舞伎の時代物のことばに現れている。
 
◆万葉集 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/万葉集
『万葉集』(まんようしゅう、萬葉集)は、奈良時代末期に成立したとみられる日本に現存する最古の和歌集である。万葉集の和歌はすべて漢字(万葉仮名を含め)で書かれている。
天皇、貴族から下級官人、防人、大道芸人、農民、東国民謡(東歌)などさまざまな幅広い身分の人々が詠んだ歌4,500首以上も集めたもので(うち作者不詳の和歌が2,100首以上ある)、759年(天平宝字3年)までの約130年間の歌が全20巻に分類収録されており、体裁が整った成立は759年以後の780年頃にかけてとみられ、編纂には大伴家持が何らかの形で関わったことは間違いないとみられている。
現存する最古の写本は11世紀後半ごろの桂本万葉集(巻4の一部のみ)、完本では鎌倉時代後期と推定されている西本願寺本万葉集が最も古い。

和歌の原点である万葉集は、時代を超えて読み継がれながら後世の作品にも影響を与えており(一例「菟原処女の伝説」)、日本文学における第一級の史料であるが、方言による歌もいくつか収録されており、さらにそのなかには詠み人の出身地も記録されていることから、方言学の資料としても重要な史料である。

元号「令和」は、この万葉集の「巻五 梅花の歌三十二首并せて序」の一節を典拠とし、記録が明確なものとしては日本史上初めて元号の出典が漢籍でなく日本の古典となった。
 
◆〝名付け親〟万葉集研究・中西進さんに聞く 「令和」うるわしき精神
https://www.sankei.com/life/news/190429/lif1904290006-n1.html
2019.4.29
 わが国最古の歌集「万葉集」が典拠となった新元号「令和」。元号の考案者とみられている万葉集研究の第一人者、中西進さん(89)が産経新聞のインタビューに応じ、「令和」に込められた平和への祈りについて語った。国書を典拠とする元号は初めて。また「令」の文字が元号に使われるのも初めてで、その本義は「形が整っていてうるわしい」という意味だという。中西さんは、その「うるわしき和の精神」を世界に広めていくことが次代の日本人の務めだと語る。新元号「令和」について、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が行った合同世論調査では、「良いと思う」と感じている人が87.0%を占めているという。中西さんは「元号は文化であり、新しい時代の目標となる価値観」と強調している。(深堀明彦、横山由紀子)
 
◆【主張】令和と万葉集 新時代を古典学ぶ契機に
https://www.sankei.com/life/news/190428/lif1904280008-n1.html
産経ニュース  2019.4.28
「平成」から「令和」へ、時代が変わる。
 新元号の発表以降、典拠である現存最古の歌集「万葉集」が注目され、ちょっとした古典ブームだ。書店にはコーナーが新設され、関連書籍の復刊や重版が相次ぐ。一方で、教育現場では若者の古典離れが続いている。ブームを一過性に終わらせず、文部科学省は今こそ知恵を働かせるべきだ。
 古典に親しむことは、自国の言語文化を理解する基礎になる。教養の一つといっていい。
 
◆万葉集とは
https://www.kkr.mlit.go.jp/yamato/about/river-museum/manyo/info.html
■万葉集とは
万葉集とは、7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された、現存するわが国最古の歌集です。
全20巻からなり、約4500首の歌が収められています。
作者層は天皇から農民まで幅広い階層に及び、詠み込まれた土地も東北から九州に至る日本各地に及びます。
万葉の歌の詠まれた時代は、仁徳天皇の皇后であった磐姫皇后の歌(巻二の85~89番)と伝えるものがもっとも古いのですが、磐姫皇后歌や雄略天皇歌(巻一の1番)などの推古朝以前の歌についての記載は信じがたく、磐姫や雄略の実作ではなく、後の時代の人が仮託した作とされています。
ですから、実質上の万葉時代は、天智天皇や天武天皇の父に当たる629年に即位された舒明天皇以降と考えられ、万葉集最後の歌である巻二十の4516番が作られた759年(天平宝字三年)までの、約130年間といえます。
■書名の由来
「万葉集」という書名の意味は、「葉」は「世」すなわち時代の意であり、万世まで伝わるようにと祝賀を込めた命名と考えられています。
万葉集の編纂、成立の経緯については詳しくは分かってはいません
 
◆大和川リバーミュージアム > 万葉の川、大和川 > 水量の多さがうかがえる歌
https://www.kkr.mlit.go.jp/yamato/about/river-museum/manyo/
水量の多さがうかがえる歌
 
◆万葉集/第一巻 - Wikisource
https://ja.wikisource.org/wiki/万葉集/第一巻
2019/04/07
万葉集 第一巻.
[歌番号]01/0001
[題詞]雜歌 / 泊瀬朝倉宮御宇天皇代 [<大>泊瀬稚武天皇] / 天皇御製歌
[原文]篭毛與 美篭母乳 布久思毛與 美夫君志持 此岳尓 菜採須兒 家吉閑名 告<紗>根 虚見津 山跡乃國者 押奈戸手 吾許曽居 師<吉>名倍手 吾己曽座 我<許>背齒 告目 家呼毛名雄母
[訓読]篭もよ み篭持ち 堀串もよ み堀串持ち この岡に 菜摘ます子 家聞かな 告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて 我れこそ居れ しきなべて 我れこそ座せ 我れこそば 告らめ 家をも名をも
[仮名]こもよ みこもち ふくしもよ みぶくしもち このをかに なつますこ いへきかな のらさね そらみつ やまとのくには おしなべて われこそをれ しきなべて われこそませ われこそば のらめ いへをもなをも
[左注]なし
[校異]雑歌 [元][紀] <> / 太 -> 大 [紀][冷][文] / 吉 [玉小琴](塙)(楓) 告 /沙 -> 紗 [元][類][冷] / 告 -> 吉 [玉小琴] / 許者 -> 許 [元][類][古]
[事項]雑歌 作者:雄略天皇 朝倉宮 野遊び 演劇 妻問媿 予祝 枕詞 地名 奈良
 
◆万葉集とは?歴史と意味解説、有名な和歌一覧!|新元号「令和」の由来も
https://shikinobi.com/manyoushu
2019/4/25
日本最古の歌集である、万葉集。
新しい元号「令和(れいわ」も万葉集が出典という事も話題になりました。

しかし万葉集について、教科書などには出てきたけど、詳しくは分からない!という方も多いと思います。

そこで今回は、万葉集とはどういったものなのか、その歴史や魅力についてご紹介したいと思います。
【目次】
・万葉集とは?歴史と成り立ち
 ・万葉集の内容
 ・万葉集の歴史
 ・万葉集の意味
・新元号の由来にもなった万葉集
 ・32首の和歌
・万葉集の有名な和歌一覧
・まとめ|おすすめ書籍
 
◆万葉集の内容
全20巻にも及ぶ万葉集の中には、およそ4500もの和歌が収められています。
大きな特徴としては、天皇から防人・一般庶民まで身分を問わずに和歌が選ばれている点が挙げられます。
和歌の前では身分は問わない、というこの姿勢は世界的にみても特異なものでした。

万葉集では五七五七七の短歌が全体の9割を占め、この他に長唄や旋頭歌なども一部収められています。
 
◆主な万葉歌200首
http://kitagawa.la.coocan.jp/man/manbest200.html
 どの歌が万葉集を代表する作品と評価されているのだろうかと考え、主な万葉選集がどの歌を採録しているのか調べてみました。その結果、得点の高かった歌200首を表にしてみました。部立ごとに色分けしてあります。
 
 用いた資料は以下の通りです。
  ア 『万葉秀歌』(斎藤茂吉) 364首
  イ 『万葉百歌』(山本健吉・池田弥三郎) 109首
  ウ 『万葉集講義』(五味智英) 418首
  エ 『犬養万葉かるた』(犬養孝) 100首
  オ 『万葉の秀歌』(中西進) 252首
  カ 『私の万葉集』(大岡信) 811首
  キ 『万葉集』(日本の古典をよむ・小学館) 317首
  ク 『日めくり万葉集』(NHK) のべ480首
 
 資料ごとに採録歌数にかなりのばらつきがあるので、それを考慮し、得点は以下の計算式に依ることとしました。最後に2570を掛けたのは、最高得点を100点にするためです。
 
◆万葉集入門
http://manyou.plabot.michikusa.jp/
現存する日本最古の和歌集である万葉集。
学生時代に授業で習った方もおられるかと思いますが、その難解さに辟易とされた記憶があるのではないでしょうか。
しかし、ほんとうの万葉集は万葉時代の人間の喜怒哀楽、神への祈りが歌に託されている、もっと楽しく読める詩歌集です。

ここでは一首ずつ歌を取り上げながら、万葉集を誰でも気軽に学び楽しめるように工夫してみました。
各歌のページの上半分にある、原歌と現代語訳を読むだけでも、一通りの知識が得られるようになっています。
また、解説のページでは奈良や明日香村などの万葉集に詠まれた歌枕(土地)や歌碑の写真なども掲載しているので、それらを眺めるだけでも楽しんでいただけるかと思います。
古典というかたぐるしさにとらわれることなく、ぜひ万葉集の世界を楽しんでみてください。

黒路よしひろ(サイト製作者)より
 
◆万葉集は現存する日本最古の和歌集であり、全20巻、約4500首ほどのさまざまな人々の詠(よ)んだ長歌、短歌、旋頭歌、仏足石歌などを収録しています。
万葉集は「まんようしゅう」と読み、「万(よろず)の歌を集めたもの」とも、「万世(よろずよ)の歌を集めたもの」という意味だともいわれています。
 
◆仏足石歌 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/仏足石歌
仏足石歌(ぶっそくせきか)は、仏足石(仏足跡)の歌とも呼び、薬師寺の仏足跡歌碑に刻まれた21首の歌、およびそれと同じ歌体を持つ和歌を言う。
 
◆ぶっそくせき‐の‐うた【仏足石の歌】
奈良の薬師寺にある仏足石歌碑に刻まれた21首の歌。仏足石にちなんで仏を賛美したもので、1字1音式の万葉仮名で表記。

◆ぶっそくせきか【仏足石の歌】
奈良県の薬師寺に現存する仏足石歌碑 (753頃造建) に刻まれた歌謡。歌はかたわらの仏足石をたたえるもの 17首,仏道を勧めるもの 4首の合計 21首。万葉がなで記され,5・7・5・7・7・7の形式をもつ。第6句は第5句の小異を含む繰り返しで,本文より小さい字で記されている。この形式は仏足石歌体と呼ばれ,『古事記』『日本書紀』『万葉集』や風土記にも少数あるが,成立的には短歌から派生したもので,歌謡的性格が濃い。
 
◆ぶっそくせきか‐たい【仏足石歌体】
仏足石の歌の形式。五・七・五・七・七・七の6句を定型とする歌体。
 
◆ぶっそくせきかたい【仏足石歌体】
仏足石歌の歌体。五七五七七七で、短歌の末尾にさらに七音の句を添えて六句とした形。
 
◆万葉集・万葉文化への誘い|万葉デジタルミュージアム - 多賀城市
http://www.city.tagajo.miyagi.jp/manyo-digital-museum/culture/index.html
大阪芸術大学キャラクター造形学科学科長など、各方面で活躍中の里中満智子さんインタビュー。飛鳥・奈良時代の人々はどんなことに心を動かされ、何を想い暮らしていたのか。『万葉集』の世界と万葉文化の魅力を語ります。
 
◆ちょうか【長歌】
和歌の一つの型。五七、五七を繰り返し、最後に更に七音の句を添えるような形式のもの。
「万葉集の―」
 
◆短歌 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/短歌
短歌(たんか)とは、和歌の一形式で五・七・五・七・七の五句体の歌体のこと。ただし短歌は古より詠まれている歌体であるが、この項目では明治以降の短歌すなわち近代短歌と現代の短歌について取り上げる。
 
◆せどうか【旋頭歌】
和歌の一体。五・七・七、五・七・七の六句から成る。
 
◆せどうか【旋頭歌】
古代の歌謡,和歌の一形式。5・7・7・5・7・7音を基本とする。記紀歌謡に4首,『万葉集』に 62首収録されているが,『万葉集』も中期頃までのものがほとんどであり,それ以後はごくまれで,歌体としての生命は尽きたとみられる。それは,この歌体が歌謡の世界に生れ,歌謡独自のかけあい的対立様式を濃厚にもっており,そのため短歌のように個人の抒情詩へ転換することが困難であったためと考えられる。従来,旋頭歌は片歌の問答が発達し自問自答の形をとるようになって成立したとみられていたが,独立の片歌の存在の見出しがたい点から,逆に旋頭歌や短歌の上句もしくは下句の独立したものが片歌であるとする説が有力である。
 
◆わ‐か【和歌/×倭歌】
日本で最も古くから行われている詩歌形態。「倭歌」とも書く。「やまとうた」と訓読することもあり,「大和歌」と書くこともある。『万葉集』の題詞で「和歌」と表記した場合の「和」は「唱和」の意に用いられているが,のちには「倭歌」「和歌」のいずれを書いても,漢詩に対する日本の歌を意味するようになった。なお,「国歌」といういい方もある。集団的な感情を歌う歌謡から発展したもので,歌謡と異なって,特定の作者が存在し,その個性的な感情や思想が盛られているのが普通。また,和歌も古くは朗吟するなど音楽的要素もあったが,のちには文字言語を主たる表現手段とするようになった。この点も歌唱を基本的な表現手段とする歌謡と異なる。上代には,長歌,短歌,旋頭歌,仏足石歌体,混本歌など種々の形態が行われていたが,平安時代以降,短歌が中心となり,長歌,旋頭歌などは「雑体」といって,試作される程度にすぎなくなった。近代,現代においては,短歌以外の形態はほとんど行われていない。
 
◆「たのしい万葉集」
https://ameblo.jp/shibaracu/entry-12312326273.html
2017/09/19
「たのしい万葉集」は、とかく堅苦しく思われがちな「万葉集」を気軽にたのしみましょう、という目的で作っている万葉集の入門ページです。
よろしくお願いいたします。
 
◆万葉集の成り立ち◆
万葉集は、日本でもっとも古い歌集で、奈良時代の終わり頃にできたと考えられています。全部で20巻、およそ4,540首あり、平城(へいぜい)天皇の勅撰(ちょくせん)とも、大伴家持(おおとものやかもち)の私撰(しせん)ともいわれています。でも、誰が・何のために・どのようにして編纂(へんさん)したかは、はっきりとはしていません。
 
万葉集は最初から20巻あったのではなくて、もともと巻1と巻2の内容があって、これらにいろいろな歌集や歌の資料をもとに増えていったと考えられています。
 
歌は舒明(じょめい)天皇(600年くらい)から大伴家持(759年)までのものが収録されています。第一巻の最初の歌は、雄略(ゆうりゃく)天皇の歌と言われています。
 
◆たのしい万葉集 | 日本でもっとも古い歌集をたのしみましょう - ART TAGS
https://art-tags.net/manyo/
万葉集には、天皇から庶民までの多くの人々の歌が載っています。
作者名がわかっていない歌の多くは、庶民などの歌だと考えられています。
万葉の故地 places. nara_01.
万葉歌に詠まれている故地を、地名、地図からたのしみましょう。

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