縄文人の志葉楽さんのブログ

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●おもし  おもり

2021年06月16日 18時16分11秒 | 文化
●おもし  おもり
◆重し - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/重し
重し(おもし、重石)とは、適度な重さを持った物で、その重さを利用して使用するもののこと。
 
◆ おもし【重し/重▽石】 の解説
《形容詞「おも(重)し」の終止形から》
1 物を押さえつけるために置くもの。おし。「辞書を―にする」
2 人を押さえ鎮める力。また、その力をもっている人。
「若輩で―がきかない」
3 秤 (はかり) のおもり。
[補説]後世「おもいし」の音変化と意識されて「重石」の字を当てる。
 
◆ 重し の例文(26)  出典:青空文庫
・・・小走りに歩むその足音重し。 嗄れし声にて、よき火やとかすかに叫び・・・
国木田独歩「たき火 」
・・・煙一抹、霧のごとくに重し。 夜はいよいよふけ、大空と地と次第に相・・・
国木田独歩「星 」
・・・おしかは、お櫃の蓋に重しの石を置いて、つゞくった薄い坐蒲団の上に・・・
黒島伝治「老夫婦 」
 
◆・・・これに就いて可笑しい話は、柄が三尺もある大きい薪割が今も家に在りますが、或日それを窃に持出しコツコツ悪戯して遊んで居たところ、重さは重し力は無し、過って如何なる機会にか膝頭を斬りました。堪らなく痛かったが両親に云えば叱られるから、人前だけは・・・ 幸田露伴 「少年時代」
 
◆・・・ 圭さんは、いきなり、自分の帽子の上へ蝙蝠傘を重しに置いて、颯と、薄の中に飛び込んだ。「おいこの見当か」「もう少し左りだ」 圭さんの身躯は次第に青いものの中に、深くはまって行く。しまいには首だけになった。あとに残った碌さんは・・・ 夏目漱石 「二百十日」
 
◆・・・柄において、これを政事に比して軽重の別あるがゆえに、その軽重の差にしたがいて、双方の長と長と比肩するを得ざるものなりといえども、今一国文明の進歩を目的に定めて、政事と学事と相互に比較したらば、いずれを重しとし、いずれを軽しとするは、判断にお・・・ 福沢諭吉 「学問の独立」
 
◆・・・その責大にして、その罰重しというべし。私塾の得、一なり。一、私塾にて俗吏を用いず。金穀の会計より掃除・取次にいたるまで、生徒、読書のかたわらにこれを勤め、教授の権も出納の権も、読書社中の一手にこれをとるがゆえに、社中おのおの自家の思をな・・・ 福沢諭吉 「学校の説」
 
◆・・・旧来の結婚の形式が偽善と心ならぬ犠牲、真実の愛の感情さえ殺すような重しを女にかけることに抗議する心持の上で、この二人は全く同腹の姉妹である。けれども年上であり、成熟した女性であるアンネットの肉体と精神との中には、既に感覚として、自覚される欲・・・ 宮本百合子 「未開の花」
 
◆・・・この位置は打者の球の多く通過する道筋なるをもって特にこの役を置く者にして短遮の任また重し。第一基は走者を除外ならしむるにもっとも適せる地なり。短遮等より投げたる球を攫み得て第一基を踏むこと(もしくは身体の一部を触走者より早くば走者は除外とな・・・ 正岡子規 「ベースボール」
 
◆おもしとは - Weblio辞書
おもし【重し/重▽石】
1 物を押さえつけるために置くもの。おし。「辞書を—にする」
2 人を押さえ鎮める力。また、その力をもっている人。
「若輩で—がきかない」
3 秤(はかり)のおもり。
[補説] 後世「おもいし」の音変化と意識されて「重石」の字を当てる。
 
◆おもり【重り/×錘】 の解説
1 重さを増すために付け加えるもの。
2 秤 (はかり) の付属品で、物の重さとつりあわせるための金属。分銅。
3 釣りの仕掛けを沈めるために付ける鉛。また、漁網を沈めるために付けるもの。沈子 (ちんし) 。
類語
重し(おもし)
 
◆ お‐もり【▽御守(り)】 の解説
[名](スル)
1 子供の相手をしたり、世話をしたりすること。また、その人。子守り。
2 手のかかる相手に付き添って世話などをすること。また、その人。
「新入社員のお守りをする」
 
◆おもり【重り/×錘】
1 重さを増すために付け加えるもの。
2 秤(はかり)の付属品で、物の重さとつりあわせるための金属。分銅。
3 釣りの仕掛けを沈めるために付ける鉛。また、漁網を沈めるために付けるもの。沈子(ちんし)。
 
◆尾森
姓   読み方
尾森  おもり
 
◆錘  おもり  sinker  weight
軽量な物体に重量を加えるための資材。漁業では、漁具を沈降させるために用いられる。沈子(ちんし)、分銅(ふんどう)などがあり、「浮き」である浮子(あば)とは反対の作用をする。
一般には振り子の下端につける錘、測量のために綱の先端につける錘、秤(はかり)の一方に掛けて計量物の重さとつり合わせる分銅などが錘の範疇(はんちゅう)に入る。
釣り漁具においては、錘は「びし」「しずみ」などともよばれ、釣り糸の下方に小さい鉛製の沈子を連続して取り付ける。
浮きと併用して釣り糸と釣り針を潮に流されずに沈降させ、希望する水深に安定させる役目をする。
また、釣り糸をつねに緊張させることにより、魚信(魚が餌を捕食する微妙な動き)を鋭敏に察知させ、確実に釣果(ちょうか)をあげる働きをする。
材料としては、沈降力(比重)が大きく、破損・腐食することが少なく、成形加工が簡単なものが望まれる。
かつては自然石などが用いられていたが、現在では鉛(比重11.35)などが多用される。形状は、水中での抵抗を小さくするために球形、円筒形、円錐(えんすい)形のものが多いが、ほかに、重量を調節しやすいように鉛の薄板を切って使う「板錘(いたおもり)」などもある。
網漁具では、沈子、分銅などが各種網漁具の網裾(あみすそ)部に取り付けられ、網地を下方に展開させる役割を果たしている。
大型定置網の運動場(囲網(かこいあみ)部)や垣網の網裾部に、錘をつけて積巻(せきまき)にしたワイヤロープ(比重4.57)を用いて、網裾が潮によって吹き上がらないように配慮している漁場もある。
積巻は、ワイヤロープにクレモナや綿糸を巻きつけることによって、直接ワイヤロープに負荷がかからないようにするための役割をもつ。
網裾が潮流で吹き上がると、網がからまったり破れたりする危険がある。
 なお、原始的な漁労用の錘は石製で、古くはヨーロッパの中石器時代のものが知られている。
 また日本では縄文時代に普遍的で、後期にもっとも多く、弥生(やよい)時代にはつまみ付きの紡錘形磨製の石錘(いしおもり)(考古学などでは「せきすい」とも読む)があった。
[添田秀男・吉原喜好]
 
◆錘 - Wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/錘
錘(おもり、すい、つむ).
おもり、はかりのこと。
中国の武器の一種、すい。→錘 (武器);
つむ、紡錘。
 
◆紡錘       https://ja.wikipedia.org/wiki/紡錘
紡錘(ぼうすい、古語では「つむ」、はずみ車、紡錘車、スピンドル spindle、ドロップ・スピンドル drop spindle、ハンドスピンドル hand spindle)は、糸を紡ぐための道具である。
こまの回転力を利用して、繊維をねじって撚りあわせ、糸にするものである。
長い木の棒の先端に回転力を強めるおもり(錘)となる円盤(紡輪、はずみ車、紡錘車)がついており、ちょうど、こまの軸が長く伸びたような形状であった。おもりの円盤は「こま」や「つむ」とも呼ばれていた。
長い棒は糸を巻き取る回転軸(紡錘、スピンドル)であり、おもりと反対側の先端には糸を引っ掛けるフックがついている。
紡輪のついているタイプのほかにも、筒状の形で下のほうが膨らんでおりおもりの役割を果たすものもある。
 
◆なりたち
形声。金と、音符垂(スイ)→(ツイ)とから成る。
はかりのさおに下げる「おもり」の意を表す。
 
◆錘(イワ)の意味や使い方 Weblio辞書
すい【錘】. [人名用漢字] [音]スイ(呉)(漢) [訓]つむ おもり. 1 はかりなどのおもり。
 
◆すい【×錘】
[人名用漢字] [音]スイ(呉)(漢) [訓]つむ おもり
1 はかりなどのおもり。「錘鉛/鉛錘」
2 糸を紡ぐ道具。つむ。「紡錘」
 
◆錘 読み方:オモリ(omori)  短編小説作品名辞典
作者武田篤
収載図書ひたすら奇妙にこわい話―寄せられた「体験」
出版社光文社
刊行年月2007.7
シリーズ名光文社文庫
 
◆錘
出典:『Wiktionary』 (2020/03/07 13:44 UTC 版)
発音
・音読み
  ○呉音 : ズイ(ヅイ)
  ○漢音 : ツイ
  ○慣用音 : スイ
・訓読み
  ○つむ、おもり

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