縄文人の志葉楽さんのブログ

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◆漢方薬にも副作用が

2020年05月17日 15時49分42秒 | 医学
◆漢方薬の副作用 星野惠津夫 監修
http://ww7.tiki.ne.jp/~onshin/zakki15.htm
※医療用漢方メーカ、ツムラ頒布のパンフレット -- 「正しい服薬指導のために」 --
  漢方薬が初めて薬価収載されたのが1967年、最初4品目であったが1976年に41処方・54品目が追加収載され、現在、約150処方が使われている。医療の表舞台に登場する以前は「漢方薬は副作用がない」と長らく信じられてきた。好ましくない症状は「副作用ではなく、証の不適応か瞑眩であろう」と漢方家達も主張した。不快な作用は漢方家の未熟な技の為せるところ、一層研鑚に努めるべし。しかし、いまの時代、このままで良いわけがない。科学的検証の過程で不快な症状の実態が明らかになった。誤治も含めた副作用として次の3つが考えられる。
1.誤治:「証」に合わない薬による副作用。
2.真の副作用:アレルギー反応や生薬の薬理作用。
3.瞑眩:一過性の副作用の後、症状が改善。
 
・http://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/about-kampo/faq.html
Q 証(しょう)とは何ですか?
A 漢方治療の最も大きな特徴は、漢方医学的に診断して治療することにあります。
これを「証をみる」といいます。
証をみて漢方薬を選ぶと、高い効果を発揮し、かつ、副作用を
少なくすることができるとされています。
「証」とは、自覚症状及び他覚的所見からお互いに関連し合っている
症候を総合して得られた状態(体質、体力、抵抗力、症状の現れ方などの個人差)
をあらわす漢方独特の用語で、
治療の指示(処方の決定)につながります。
言い換えると、からだが病気とどんな戦い方をしているかをみるもので、
体質や抵抗力、病気の進行度などをあらわします。
漢方では、その時のからだの状態を次のような観点から判断していきます。
例えば、
・冷えや寒さなどを感じているのか、ほてりがあって暑がっているのか。
・体力があり病気に対する抵抗力がある状態なのか、
 体力が低下していて病気に対する抵抗力が弱い状態なのか。
・かぜの場合には、かかったばかりなのか、
 かかってから何日か経過して胃や腸の具合も悪くなっているのか。
こうした診断をすることが民間薬との最も大きな違いです。
漢方の優れたところは漢方薬そのものもさることながら歴史に裏付けられた
「証」の考え方と使い方にあります。
 
◆麻黄…エフェドリンのお話 - 証クリニック 神田
https://www.akashi-clinic.com/kurashi/017.html
漢方薬や風邪薬でスポーツ選手がドーピング反応で陽性になるというお話を聞いたことはありませんか?それは生薬“麻黄”の成分、“エフェドリン”の影響です。
私の学生時代のことですから、もう20年も昔の記憶になりますが・・・私たちの漢方の師で当時富山におられた寺澤捷年教授(現千葉大学教授 東洋医学会会長)が大学講義で“葛根湯”のこんなお話をされたことがありました。
「君たち学生諸君は、徹夜明けで試験に臨むことがあるかもしれないが、肩が凝って頭もさえない…そんな時には葛根湯を服用してごらんなさい。」
「葛根湯には麻黄という生薬が含まれていて、その学名をEphedrae(エフェドラ)、主要アルカロイド成分で“エフェドリン(Ephedrine)”が含有されている。」
 
◆ⅩⅣ 漢方処方製剤・生薬製剤 1 漢方処方製剤 1)漢方の特徴・基本的な考え方
file:///C:/Users/asahi/AppData/Local/Temp/shikenp.pdf
古来に中国から伝わり、日本において発展してきた医学が漢方医学であり、
後ほど西洋から日本に入ってきた蘭方(西洋医学)と区別するために
この名前がつけられた漢方薬は、漢方の考え方に沿うように、
生薬が一定の規則によって組み合わせて構成されたものであり、
処方全体としての適用性等、その性質からみて処方自体が一つの
有効成分として独立したものという見方をすべきものである漢方薬は、
使用する人の体質や症状その他の状態に適 した処方を既成の処方の
中から選択して用いられる。
 
◆漢方のウワサ!リサーチ隊 Vol.3「漢方薬は副作用が少ない?」を徹底調査
https://www.qlife-kampo.jp/news/story3029.html
2012/10/19
“成分が自然のものだから副作用がなく安心”は本当?
 自然の生薬を原料にしているので、副作用が少ないというイメージが強い漢方薬。QLife会員の方々にアンケートを取ったところ、全体の7割以上もの人が「副作用の少ない安全な薬」という認識を持っていました。
 しかし一方で「漢方薬を飲むと一時的に具合が悪くなると聞いたことがある」という声も少数派ではありますが聞こえてきました。
 漢方薬は実際のところ副作用があるの? ないの?
 
◆くすりの話 18 漢方薬~副作用はないの? – 全日本民医連
https://www.min-iren.gr.jp/?p=26771
1998/07/01
Q:漢方薬は副作用がなく安全だという人もいますが、本当ですか?
A:残念ながら、漢方薬にも副作用はあります。中国の最古の薬物書は薬物を上薬・中薬・下薬の3つにわけています。つまり、「上薬は人の体を丈夫にし、長期に 使っても毒毒がなく、不老延年を望むもの。中薬はときとして毒があるもの。下薬は病を治し、毒が多く、久しく飲んではいけないもの」としています」
漢方薬は生薬(しょうやく)(天然の薬草や鉱物)が組み合わされています。漢方薬の副作用としてもっと多いのは、「甘草」(かんぞう)の取りすぎによるも のです。「甘草」はその名の通り甘い薬草で、いろいろな処方に含まれて、嗜好品にも使われています。しかし取りすぎると、血圧が上がる、体がむくむ、血液 中のカリウムが低くなるなどの「偽アルドステロン症」になる場合があります。
「甘草」を含む漢方薬どうしや西洋薬の飲み合わせ、「甘草」を含む嗜好品や食品との併用などに注意する必要があります。
そのほか、麻黄(まおう)、地黄(ぢおう)、当帰(とうき)、川弓(せんきゅう)には胃腸障害、麻黄には動悸・関節のしびれ、桂枝(けいし)や蘇葉(そよう)などには過敏症などの副作用が出る場合があります。
また、漢方薬には独特の使い方があります。それを間違えると効果がないだけでなく、かえって病気を悪化させます。これは副作用というよりも、「証」(しょう)の見立ての誤りで、漢方医学ではこれを「誤治」(ごぢ)といいます。
 
◆漢方薬は副作用がないんでしょう?
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/drug_effect/04-4.html
先生
そう考えている人が実に多いのですが、それは間違いですよ。
漢方薬もくすりですから、種類によっては肝機能障害や間質性肺炎、湿疹などの副作用があり得ることを覚えておいてください。
漢方薬や生薬だからと安心せず、「何かいつもと違う」と体調の変化を感じたら服用を止めて、医師や薬剤師に相談してください。
ワンポイント
漢方薬にも副作用がある





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