こんなことも

昨日は梅雨の激しい雨が予報されていましたが
詩吟の地区予選大会に参加しました
私は「奉母遊嵐山」（頼山陽）を吟じました
熱心な師は平素の練習日以外に特別に機会をつくってご指導
くださったのです
そのことは初心者の私にとっては貴重な勉強ができてたと
ありがたく思っています
それでも本番では不安な箇所があって妙な発声に繋がってしまいました
「もう駄目だ！」と思いました
そんな時には決まって
直ぐには元の自分の席には帰れないのです
ロビーの片隅でそっと自分の吟詠の録音を聴きました
自分の出来なかった箇所が異様に大きく耳に響いて一層不安に
なってしまうのです

成績発表になりました
全体を五部に区分されていて各部毎にそれぞれ入賞者が発表されます
うっとりと聴き入ったたくさんの優秀な吟詠が入賞発表されるなかで
溜息が出る程の未熟な私の吟詠を部の3位入賞に発表されたのです

こんなこともあるのですね　どうしましょう
それは　きっと　これからも頑張りなさいという
優しい励ましと労いの賞だと受け止めて
これから励んで参ります

帰宅して玄関に迎えに出てきた主人に
「こんなの戴きました」と
可愛い入賞トロフィーと賞状を渡しました
主人は丁寧にみていました
何だか私の吟詠を聞いていない主人に後ろめたいような
気がしたのです