花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

草取り

2018年07月16日 15時10分24秒 | 日記
 
今朝は涼しい中にと思い早くから裏庭の草取りをしました
この度の長雨で草たちは我が物顔で随分と根を張っています
きれいにするにはまだ少しかかりそうで今朝はこれ位にしてと
そんな時遠方に住む友人から電話が掛かってきたのです

第一声は「大丈夫だった?」
心配かけたのですね 
この度の水害の状況をテレビでみて私の住んでいる地名だったので
胸がドキドキしたそうです
聞けば友人は信州を旅しているというのです
彼女は以前に四人家族の頃は広い庭に大きな家で心地よく住めていたものの
一人住まいでは空しいと言います
広い庭もいいけど草の成長に追いつかず管理も悲しいそうで
旅に出たのだと

帰ったらきっと草の丈1メートル位になっていると思うと
ご主人がおられるころは一緒に作業もできたものを
我が家の狭い裏庭でさえも雨の多い夏はしんどい思いをしますもの
あんなに広い庭では無理もないことと
信州の旅から帰ったらまた一報あると思うけど草取りの要らない
マンションが快適だと愚痴を言うかも




ねむの花何度か満開に咲きますがあの長雨の時季には
如何したのか随分色あせて咲き心配していました
今朝はまたもとどおりに色よく咲いています






静かな星

2018年07月15日 10時39分52秒 | 日記

悲しい出来事です
このたびの水害でパソコングループの一人が亡くなられました
大空で静かな星が一つ光を失って消え去った感じがするのです

その方はいつも静かな笑顔で少年のようなまなざしをされて
いつも控え目な話しぶりでしたね
短い期間でしたが机を並べて
パソコンの操作が少し困難になると「ちょっと ちょっと」と
私の左袖を引っ張って
多くを語られなくて
いつも少し長目のおズボンの裾をだぶつかせて
だから奥様は先立たれたのかしらと勝手に判断したり

寂しくなりました
あの時のどしゃぶりの雨音きこえたのかしら
大自然の怒り狂う山崩れの轟音きこえたのかしら
ひとつの村が消えてしまう程の災害だったのですね
避難の途中だったのかしら
全て一瞬の出来事だったのですよね

命の儚さを悲しく痛ましく思います
お別れも言えないままなんて
お世話になったお礼の言葉も言えないままで
また何処かの街角でそっとお会いできるような気がしてなりません




花ミョウガの花が木陰でひっそりと咲いています








ご親切こころに沁みます

2018年07月14日 06時14分31秒 | 日記

長雨の後に町は泥水に見舞われて新聞も届かない電話も不通
食品も流通しない
でも我が家では浸水もなく停電もなくて感謝です
それなのに“私 心を強く生きます”と自己を鼓舞するのです
家屋崩壊とか死者がでればもはや生きる意欲は失せるかも
そんな人々の心のケア誰にできるものかしら
でも元気に立ち直って欲しいと祈っています

ご親切身にしみます
友人のご主人が道路の寸断される悪条件のなかを山を越えて単車で
”水は出ますか 我が家で水は十分なのでいくらでも運びますよ“と
電話が不通のなか訪ねてくださいました
有難く思いました 自分の家を守るだけでも精一杯の筈なのに

昨日漸く電話線回復しました
遠方の友人が心配下さって引き続きに電話が掛かりました
有難くて涙です
電話が通じないということは余程の悪い状態と余計に心配をかけたようです
これからも元気でいます よろしくお願いします





長く地中にいたのですね
せみの抜け殻みました

 

長雨のあとで

2018年07月13日 09時40分12秒 | 日記

来る日も来る日も続いた長雨の後で我が町のあちこちに泥水の浸水
交通遮断 停電 断水と生活は一変しましたがわが家はどうにか
家屋の浸水もなく涙のように出る水道水を頼りに静かに暮らして
そうはいっても我が家の食糧は次第に底をつき
何時も行くスーパーも浸水で閉店しちかくのコンビニも食料品は全くなくて
私は心の中でつぶやいたのです
”私 心を強くもって生きます“と
そんなある夕刻ご近所の方が
「お宅はまだのようですが町から非常食が配布されるそうです」と
伝言くださり非常食を戴いて帰りました

それを聞いた息子が言った言葉は
「もう 貰っては駄目ですよ あれはもっと深刻な被災者用のものなんです」
よくぞ言ってくれました
私もお手柄とは思ってはいませんでしたが
こんな災害時に少なくとも高潔な心根を大切にする我が息子が
これから困難なことに出くわしても潔く生きて行けるかも



非常食戴きました





最後につぼみをつけた小さな小さなアジサイが漸く色付きました
一際美しくてこころが和みます

来る日も来る日も

2018年07月07日 09時30分31秒 | 日記

梅雨が終わろうとしているこの頃
激しい雨続きの毎日で大変な被害も報道され悲しい気持ちになります
今日は七夕さま 大空のロマンも拝めません

最後に我が家で七夕飾りをつくった遠い昔を思い出します
中学校の教師をしていた従兄がやって来て伐って来たばかりの笹枝に
私達兄妹は嬉々として思う存分飾ったものです
でもあの頃の願いは何だったのでしょうまるで靄が掛かったようで
思い出せないままなのです

あれから長い人生を歩んでまいりましたが
今なら何を願いましょうか
笹枝が持てなくなる程に重い願いを書くでしょうか
今この世で一番大切な願いをと訊かれたら
何と書くでしょう





秋海棠が雨に中でかわいいつぼみを見せています
今日は裏庭にも行けなくて