わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

(記事はリンクフリー)

(漢詩)無 題(十三)

2014-11-30 08:24:58 | 癒し
人者何処故郷為問答吾神
即神者永遠我等之住家
 人はいずくを故郷になす
と問われなば我は神と答えん。
 すなわち神は永遠の我等の
住家なり。


 よるべのない人間、たよりない人間は、
一体どこをふるさとにすればよいのだろう
ともし問われたなら、私は神と答えよう。
 神は我らの永遠の住家なのだ。

(漢詩)無 題(十二)

2014-11-29 07:55:11 | 癒し
愛心保魂養之人之生命也
生々相変化成世界然神許在
即完全本心照更天界
 愛の心を保ちて魂を養うはこれ
人の生命を養うなり。
 生々の相は変化しつつ成る世界。
 然れども世界は神のもとにありて、
すなわち完全に本心を照らし
さらに天界を照らす。


 愛の心を保ち、それによって魂を養う
というのは、実は人の生命を養う
というのとおなじなのだ。

 生々(せいせい=生命)のすがたは、
変化(かぎりない変化)のうちに成立している。

 けれども、この世界は神の慈愛のもとに
あって、全く本心を照らし、さらに天界神界の
幾階層をも、くまなく照らされているもの
なのである。

(漢詩)無 題(十一)

2014-11-28 07:25:11 | 癒し
灯者祈也
神仰者之灯光者唯祈無
祈依生命保持我又是如来人之也
歩伝今到
灯(ともしび)は祈りなり。
神を仰ぐ者これの灯は唯祈りよりなく、
祈りによりて生命は保持さる。
我又、この如く、人のきたれるや、
今に到る歩みを伝えん。


 神をしたう者にとって、その
ともしび(消してはならぬ)は祈りである。
 神を仰ぐ我々にとって、ともしびは祈り
以外にはない。

 祈りによってこそ、日々生命は
たもたれているのである。

 私がこう思ったように、(そして今ここに
こうしているように)、後から、神を求め
したう者が来た時には、私が、今語った
ような祈りについての自らの歩みを
あなた方に伝えるだろう。

(漢詩)無 題(十)

2014-11-27 07:54:24 | 癒し
美者真実求相愛者神之心顕
真者大我生諸々之生命之法
為即三者一体也
美は真実を求める相(すがた)
愛は神の心のあらわれ
真は大我にして
諸々(もろもろ)の生命は大我(神の愛)
を法(のり)として生く。
すなわち、美愛真は一体なり


 美愛真は、宇宙を支える万法である。
 すなわち、調和と愛と平和の気をみたす
ものである。

 美とは人間(宇宙人類)が真実を求めて
生きるすがたをいい、愛は、宇宙心のこころの
あらわれを指している。大愛そのものである。

 真は、宇宙と同義語である大我をこの場合は
しめしており、宇宙の法則である神の愛
によって、もろもろの生命は生かされ
変化し、滅し、また生まれ、ついに光となって
ゆくのである。

 つまり、美愛真は、宇宙をあらわした言葉
であって、宇宙、そこにいきる我々
一人びとりの生命をささえる土台となって
いるものである。

(漢詩)無 題(九)

2014-11-26 07:08:34 | 癒し
一粒之麦込生命是如微妙
神之相風中其意在
一粒の麦に込められたる生命
この如く生命は微妙なり
神のすがたは風のうちにも
そのこころあり


 一粒の麦にも微妙な生命(神の神秘)は
込められ、いきづいている。

 このように、生命というものの奥深さは
実はどこにもひそんでいるものなのである。

 神のすがた、そのこころは、吹く風の
なかにもたずねようとおもえば、ながれて
いるものだ。