水(ミネラルウォーター)について考える

人間の生活で欠かすことのできない水・ミネラルウォーターについて。

ミネラルウォーターも安全とは言い難い

2013-07-08 13:55:17 | 日記
水道水は危険だと言われていますが、ミネラルウォーターといえども必ずしも絶対安全で衛生的かつミネラル豊富できれいな水という理想的な水というわけではありません。
1995年には、カビや細菌、プラスチック片などの混入したミネラルウォーターが見つかって商品回収騒ぎになりました。全国の保健所が検査を行うと、1ヶ月のあいだに市場に出回った国産ミネラルウオーター約15 万8 8 0 0本のうち、5 ・6%にあたる約8900本にカビや細菌などが混入していました。
輸入品でも、0.5%のものにカビや細菌が混入していました。このようなことは、水質管理の厳しい水道水では起こりえません。
地下水を汲んで殺菌するだけでミネラルウォーターとして売られるわけですが、

日本ではヨ一口ッパのように水源地の管理が厳しくありません。ヨーロッパでは採水地の周囲数万ヘクタールには工場などを造ってはいけないことになっていますが、日本では採水地がどこなのかすらはっきりしていない「ミネラルウォーター」もあります。たとえ採水地がわかっていても、その周囲の環境保護のための規制は日本にはありません。
女子栄養大学の調査によれば、対象とした30銘柄のミネラルウォーターのうち15銘柄から、少量のトリハロメタンが検出されました。
トリハロメタンは発ガン性等の危険性をもつ有害化学物質です。日本の現状では、たとえそれが人体に問題の出るほどの量だったとしても、事前に市場に出回ることをおさえることはできません。日本人の感覚としては「まさか売られているミネラルウォーターにそういうことはないだろう」という意識があると思いますが、公的な規制はなにもなく、メーカーを信じるしかないというのが実情なのです。

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