連休最後の6日に満開になった荘川桜を見てきました
高山市荘川町の県天然記念物でもある荘川桜は 御母衣ダムに面した国道156号線沿いの中の展望台で美しく咲き誇っています
高さ20m程の2本のアズマヒガンサクラで 現在の樹齢は500年余と推測されています
御母衣ダム建設により 海底に沈む運命にありましたが 人々の愛情によって
世界の移植史上例のなかった老桜の移植を成功させ 毎年このようなみごとな花を咲かせてくれます
二本のうち 手前が光輪寺境内にあった老桜 光輪寺の桜です
二本のうち 後ろ側が照蓮寺の境内にあった巨桜です
万が一Ⅰ本が枯れたとしても もうⅠ本が助かれればとの思いから
2本の移植を提案し2本が同時に移植され 奇跡的に2本とも蘇生したのです
老桜の移植痕です
桜を助けた人達の一人で 高碕達之助さんの言葉より
「進歩の名のもとに 古き姿は次第に失われてゆく
だが 人の力で救えるものは なんとかして残してゆきたい
古きものは古きがゆえに尊いものである」
前日は 大雨にも関わらず 桜が まだ咲いていてくれて 本当に良かったです
何度も訪れているのですが 今回は天気もよく満開の荘川桜が見られてラッキーでした
そして 人々の愛情によって助けられ荘川桜を見て 訪れてた人達の笑顔も印象的でした