愛知県稲沢市で 22日に「国府宮裸祭り」が 繰り広げられました
電車を降りて東方向に 2~3分程歩くと 参道が見えます
午前10時半 もうすでに来ている人や 電車から降りた人でごった返しています
尾張大国霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)は、愛知県稲沢市国府宮にある神社で
一般には国府宮神社(こうのみやじんじゃ) 国府宮(こうのみや)と呼ばれています
毎年旧暦1月13日に執り行われる儺追(なおい)神事 通称「国府宮はだか祭り」
参拝する人で混雑しています
はだか祭には毎年尾張近郊の地区から「大鏡餅」が奉納されます
その大きさはなんと50俵取り(約4トン)という巨大さです
祭り本番前日に奉納地区から神社に奉納されますが
その巨大さのため拝殿に納めるのには大型クレーンも使われます
また この餅は祭り本番を明けた旧暦正月14日 午前8時から切り分けられて頒布されます
この餅を食べると無病息災の言い伝えがあり 多くの参拝者が買い求めるそうです
古い「なおいきれ」を 収めるところです
祭りが始まる前の 腹ごしらえで たくさん出ている露店も スゴイ賑わいです
昼過ぎ 各地区から下帯姿の裸男がやってきます
さじき席は6000円で(高ーい) ここでは カメラマンが陣どっていました
寒さを吹き飛ばす「ワッショイ」の掛け声とともに もみ合いの熱気が神社に はち切れます
担いでいるなおい笹 参道は見物者や参拝者でいっぱいです
厄除け祈願の布を巻きつけた笹を奉納する男衆が 神社一帯や参道を練る
なおい笹を立てたりして 見せ場を作りながら進んでいきます
担いできた マグロも奉納されます
裸男たちは 群をなし威勢良く「なおい笹」を捧げて 拝殿へ駆け込みます
これは 裸になれない老若男女が氏名 年齢等を書いて祈念を込めた布(なおいぎれ)を結びつけた青竹を
裸男が身代わりとしてかつぎ込み厄除けを祈願するのです
午後 4時頃になると 祭りは最高潮なり 神男の登場を待つばかりです
辺りはうす暗くなり 寒さが増し それでも まだかーまだかーと神男を待つ群衆
午後5時13分 参道の一角に素っ裸の神男(しんおとこ)が一団に守られてひそかに登場します
それを見つけた裸男たちが「ウォーッ」と殺到し 神男に触れて厄を落とそうと すさまじいもみ合いになります
裸男たちに浴びせられる手桶の水は 体熱でたちまち湯煙となり 水にひるむスキをついて
神男の一団がジリジリと境内右手奥の儺追殿へ達するまでの一時間弱が この奇祭のクライマックスです
写真には なにがなんだか訳が分かりません 多分この中のどこかに神男がいるはずですが
浴びせられた冷水が湯気となって立ち上げられていました
神男は1時間位のもみ合いの末に 境内の儺追(なおい)殿に引き上げられました
とにかく スゴイ裸祭りでした !!