人生初の大学病院に行った翌日、耳下腺腫瘍の疑いがあった耳の下のコブ内の細胞を調べる検査を受けました。
今回私が受けた検査は、超音波ガイド下穿刺吸引細胞診(FNA)というものでした。この検査内容は、腫瘍の疑いがあるコブに針を刺し、コブ内の細胞を採取するというものです。
細胞を採取することで、そのコブが腫瘍なのか、またその腫瘍が良性か悪性かを確かめることができます。
検査前日の診察で主治医から、検査の同意書と説明書を貰いその場でサインをしました。病院で同意書を書くのは初めての経験であったため、「検査であっても命を落とすことや合併症が起きるのか」と不安になりました。手術や検査の同意書などは、不安や心配などのネガティブな感情を生み出すのかもしれません。
検査当日。主治医の問診を受けた後、別室のベッドに横たわり別の医師が検査を担当しました。
検査前に針を刺した後の痛みを緩和するため、局所麻酔をしました。正直言うと、麻酔には嫌な思い出しかありませんでした。
小学生の時、歯医者に行って奥歯の乳歯を抜くために、その歯の近くに麻酔を射たれました。その結果、歯は抜けましたが、麻酔が切れる2時間後までは顔に痺れた感覚が残り、口が半開き状態になっていました。
この小学生時代のトラウマがきっかけで、麻酔には強い抵抗感を抱いていました。今回の検査では、その時以来の麻酔であったため、当時起きた痺れがもう一度起きると思い、気持ちが沈んでいました。
しかし今回の麻酔では、痺れが長期化することなく、また身体への異変も全く起きませんでした。痺れが残りにくい麻酔だったのか、それとも加齢による感覚の鈍化か分かりませんが、とにかく痺れが残らなくて良かったです。
麻酔を射たれていたため、コブの中に針を刺された時は、最初に針が刺さった時を除いて、ほとんど痛みを感じませんでした。改めて、麻酔の痛みを緩和する効果の大きさに感謝を抱きました。
検査終了後、針を刺した箇所に保護テープを貼りました。そして主治医からは、「来週には検査結果が出る。そしてその際に、CTもスキャンしてより詳しく調べたい」と言われました。
より詳しい検査結果が知りたく、さらに早くコブを除去したい私は、すぐに来週の外来を予約をその場でしました。
大学病院での初めての検査は、緊張と不安でいっぱいでしたが、意外とその時間はすぐに終わってしまいました。
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