重茂半島入口(NOBO797.13キロ)~月山~音部漁港~重茂漁港~魹ヶ崎~姉吉キャンプ場~寒風峠~寺地越~山田~船越半島入口(NOBO738.62キロ)、その2/3
今回は4月21日に個人的な仲間と歩いたみちのく潮風トレイル(MCT)の岩手県の重茂半島の部分を報告します。前回は北の方、重茂半島入り口の津軽石から月山を登って、音部漁港に下って来るまでを報告しました(15.96キロ)。
今回は、音部漁港から重茂漁港を通って与奈から遊歩道に入り、魹ヶ崎を経て姉吉キャンプ場までを報告します。(14.87キロ) 前回より距離は短く、かつ月山の様な大きな登りもないので、15時にはゴールして実際には帰仙しております。
[歩き方の概略]今回は音部漁港近くの音部荘に泊まりましたので、前日に一台を姉吉キャンプ場に駐車し、出発当日は音部漁港に許可を得て駐車しました。次の姉吉~浜川目~岩手船越駅は実際には別の日に歩いております。
報告は話を簡単にするために、実際とずれていますが、南下(SOBO)で津軽石(重茂半島入口)から入り、月山、音部漁港までの第一部分(前回)。次に音部漁港から重茂漁港、本州最東端魹ヶ崎、姉吉キャンプ場(今回)、姉吉キャンプ場から寒風峠、寺地越、浜川目漁港、プラス平地部分の山田、船越半島入口(第3回)として報告し、この前報告した船越半島とつなげます。
セクションハイカーにとっては、この様にコースを自分が一日で歩ける距離に分解し(両端が鉄道の駅やバスの停留所、駐車可能な所である事)、それぞれをどう歩くかを考える事で、全体を攻略する事になります。
まず、民宿おとべ荘を出て音部漁港からスタートです。のどかな景色の中を歩きます。1時間に1回位宮古行きのバスが通ります。
鳥が巣を作っている木もあります。
民家の間を抜ける様に歩く部分もあります。バス道路に出て漁協を過ぎます。その後、重茂漁港へ向かいます。漁港の手前に鮑の種苗施設があります。ここまで音部漁港から約1時間半。
脇には種付けに使うと思われる大量のプラスチックの板がありました。7月に再度来た時には全て無くなっていて海に吊るした?後でした。鮑の養殖は大切な産業です。慰霊碑もありました。
漁港にはトイレがあり、ワカメや昆布をゆでる大量の設備もありました。さらに与奈トンネルを過ぎて、遊歩道に入ります。
遊歩道は最初は急登ですが、やがて緩やかなアップダウンの新緑の大変気持ちの良い道になりました。前を歩いている、道を整備して下さるボランティアの自然保護員の方に追いつきました。与奈から姉吉まで担当されているそうで、魹ヶ崎~姉吉間は本州の東西南北端を目指す方など歩く人が多い事、与奈~魹ヶ崎間は種刺海岸付近に道が崩壊している部分があるので注意している事を教えていただきました。
種刺海岸です。八戸の種差海岸とは字が異なります。防波堤も何もなくて本当に手付かずの海岸です。与奈の登り口から約1時間半。
与奈側から海岸に降りる所と、魹ヶ崎側の遊歩道に上る取り付きの所、特に後者が少し危ないので注意が必要です。
このままどんどん行くと長磯と言うとても海の色がきれいな入り江に出ます。人もいなくて静かな感じがうれしい。種刺海岸から45分位。
長磯を過ぎると、携帯のアンテナの脇を通って、魹ヶ崎灯台に出ます。横に四阿(あずまや)があり、海が180度以上広がっています。時間にはフェリーも見えます。この四阿に野宿する方もいます。また敷地内には循環式のトイレもあります。ただし飲み水はありませんので、持参が必要です。
灯台の南側には、本州最東端の石碑があります。右下に映画「喜びも悲しみも幾年月」の説明もあります。
さて、ここから姉吉キャンプ場までは先日事前PRのためにUPした、グループわらじの10月の宿泊行事の一日めの紹介と同じですので、省略いたします。下記の写真の様な新緑の中の道を歩きました。4つの沢を越え、最高点を越えて、津波の痕跡を見ながら下ります。
姉吉漁港に出ます。更に200メートルほど歩くと、車を止めた姉吉キャンプ場の駐車場に着きます。お疲れさまでした。魹ヶ崎から1時間強。 (TK)
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