「振り返れば奴がいる」は、1993年に放送された医療ドラマで、脚本は三谷幸喜が手掛けました。
このドラマは、医療現場を舞台に、異なる信念を持つ二人の医師、石川玄(石黒賢)と司馬江太郎(織田裕二)の対立と成長を描いています。
物語の中心には、患者に最善を尽くすことを信条とする石川と、冷徹な判断を下す天才外科医の司馬がいます。二人の対立は、医師としての信念の違いに起因しており、石川は司馬を病院から追い出そうと奮闘しますが、次第に自分自身が病魔に侵されていることに気付きます。
最終回では、石川が司馬の手術を受ける決断を迫られ、互いの立場が逆転するという緊迫した状況が展開されます。
このドラマは、医療現場の厳しさや人間の内面的な葛藤を描き、視聴者に深く考えさせる作品として評価されています。
このドラマが伝えたかったことは、医師としての信念や倫理観の重要性、
そして、人間関係の複雑さと成長の過程です。
「倫理観」とは、「人間として守るべきことへの考え方」という意味です。
言葉では分かるのですよね。
ただ…同じ境遇、同じシチュエーションに直面したとしたら、
この「倫理観」、はたしてどれだけの人が保ち続けられるでしょうか。
自制心?いや、その時に支えてくれる人の存在があれば…でしょうか。
この境遇、シチュエーションは、
頼れる人がなく、孤独であったが故な気がしますね。