2021年8月1日(日)晴れ。いよいよ8月に入りました。きのうは全快とは言えず、脇の下あたりも痛くなりました。リンパがある。やはり風邪の症状のひとつですね。
午前中ちょっと外に出てみたが、暑くて暑くて、ぶっ倒れる危険を感じて早々に退散。
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で、免疫の働きを思い出していましたが、あの免疫の働きがワクチン接種で1日や2日でできるわけではありませんから誤解のないようにお願いいたします。
免疫が過剰に反応するようでは危険ですからね。
ワクチンの効果
ファイザー製のワクチンは「mRNAワクチン」で、1回目のワクチン接種から免疫が働くまでには10日間から2週間はかかりますし、2回目を接種してから約1週間後に抗体ができるようです。
1回目の接種から3週間おいて2回目を接種すると副反応が強いのはこのためです。2回目で免疫が活発になるから風邪の症状が強くなる人が多いと思います。ここから獲得免疫である抗体ができるのに1週間くらいかかるということですから、それまでは感染対策をしっかりとしておきましょう。
mRNAワクチンを理解する
〇大前提
まず、人間の免疫に外敵のウイルスの情報を伝えなければ、ウイルスに備えることができません。だからワクチンとしてウイルス情報を体の中に入れます。
〇昔は生ワクチン(本物)を使うこともあった。
〇ファイザー製のmRNAワクチンは、「病原体そのもの」でも「病原体を弱めたもの」でも「病原体を不活化」したものでも「病原体の表面にある一部分」でもありません。このウイルスが持っている設計図です。
〇新型コロナウイルスが細胞の中に入り込むためのたんぱく質のスパイクを作る設計図を体に投与する。
〇体の中で、設計図をもとに病原体の一部ができる。体の細胞と免疫はそれを「異物」であると認識(誤認)し、これに対して免疫のネットワークが働きはじめます。
つまり偽物で免疫の防衛体制を整えておくということです。そして、本物のウイルスが入ってきた時にすぐに対処できるようにします。
〇mRNAは、数分から数日といった時間の経過とともに分解されていきます。また、mRNAは、人の遺伝情報(DNA)に組みこまれるものではありません。
この偽物のmRNAでは、免疫のネットワークが働くまでに一定の期間が必要となります。これは致し方ありません。
この方法を考えた女性研究者は逆境にもめげず、自分の信じた研究を貫き、短期間に大量生産できて、全世界を救う可能性のあるワクチンを開発しました。
参考