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青空ーすべてはバランス

My News 7=チリのデモと意思表示

チリの大統領が11月に開催されるAPEC首脳会議及び12月に開催される地球温暖化対策の会議「COP25」を断念しました。2019年10月30日の話。

どいうこと?

デモがすごいことになっているからです。

10月はじめに地下鉄の運賃の引き上げをきっかけにデモや暴動、略奪が相次ぎ、これまでに少なくとも19人が死亡、学生ら数千人が逮捕されているということです。

首都サンティアゴで120万人が参加する大規模な抗議デモも起きていて、ピニェラ大統領が財務相など8人の主要閣僚を更迭。軍を動員して警備を強化している。

APEC首脳会議にあわせて、アメリカのトランプ大統領が中国との貿易交渉をめぐり、習近平国家主席と首脳会談を開いたり、安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領の平和条約交渉なども予定されていた。
「COP25」も世界的な温暖化対策を話し合う重要な会議です。
日本人ならこんな大事な国際会議の開催が予定されている時に開催を阻止するようなデモはしない。おもてなしの事を考える。

そもそも日本人にとっては、地下鉄の運賃値上げでデモを起こすなんて考えられないでしょ。財政難のために地下鉄運賃を値上げしようという時に、その地下鉄の構内に火をつけたりするなんて、どいうこと?って感じですね!値上げするんなら使えなくしてやる!ってこと???

そう言えば、フランスのデモも昨年から春まで続きましたね。大統領が大企業や富裕層を優遇する政策を打ち出して民衆は「金持ちの味方」と批判。
2019年4月、火災に見舞われたノートルダム大聖堂の再建のため、大富豪らから多額の寄付金の申し出が相次いだことで、抗議運動をしてきた人々は裕福層と大統領に”カチン”ときた。パリの中心街が炎上した。

デモの原因に共通点がある。貧富の差による裕福層と政権への怒り。それから移民受け入れによる失業。チリは南アメリカの国々中でも比較的経済が安定していると言われていたけど、こうだ!

日本は平和だ!高齢者たちがいろんな所でいろんな手続きの事で怒っている姿(怒りっぽい)は見るけど、外国のようなデモは起こらない。消費税増税もスルー。おとなしい優等生。

でも、日本も移民受け入れという言葉は使わないけど、労働者の受け入れは行っている。事実上の移民受け入れだと私は思っている。日本にやってきた外国人に子供ができる。子供は差別を受けると、「何故こんな目に合うのか?」と誕生した国のことを疑問・不満に思う。社会が不安定になる。日本人は、「えっ?日本は移民受け入れしてないけど?政府もそんなこと言ったことない!」てことになる。
貧富の差も激しくなってきている。条件としては日本も同じです。

日本人は冷静な節度のある国民です。確かにそうかもしれないが、意思表示はきちんとしないといけない。言うべきことは言わないといけない。
誤解が生じるのです。誤解だけではない。
自分の意思で「物を言わない」ことは、圧力で「物が言えない」ことと同じになる。従順にしますという意思表示になる。一方的でいいですという意思表示になる。よくよく考えて気をつけないと!

社会に平衡感覚がなくなり、バランスが崩れてしまってからでは手遅れになると思うのです!



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