子育て最終章に突入…と思いたい。

専業主婦のどうでもいい日記です。

娘と人間失格とパートスと

2019-01-23 07:57:17 | 日常あれこれ

ここ一年ほど、村上春樹を読むことが多かった娘。

「今、太宰治の人間失格、読んでんねん」

「へえ、えらい重たいの読んでるんやな」

自殺したくならへんやろかと、ちょっと心配になるわ

「エリア68少年の影響で、本を読むときは辞書を片手に読んでるねん」

「そういえば、そんなこと言うてたな」

「それでな、途中で『パートス』って言葉が出てきたから辞書で調べたんやけど、出ないんよ」

「え~、小説に書かれてることが辞書に出てこーへんの?」

「うん、それで、スマホであれこれ調べたら『パートス』って『パトス』やってん」

ほー、パートスはパトス。

パトスなら娘にもわかる。

というか、パトスって娘曰く「中二病的な言葉やし」

エヴァンゲリオンの『残酷な天使のテーゼ』の歌の中にも、♪ 熱いパトスで ♪、って歌詞で出てくるくらいらから、今の若い子にはなじみのある言葉やと。

そんな現代っ子の言葉を太宰治も使ってたんやな

パートスを調べるのに四苦八苦した娘。

「この時代はパートスが普通やってんて。教科書ではパトスに直されてるねん。それはあかんわ。作者が書いた文章を読みたいねん。ひとつの言葉に行き着くまでの迷い道も、読書やねん。国語の授業はあかんわ。もう、本のタイトルだけ言うていってほしい。50分授業の40分は読書でいいと思う」

ふむむ、そーかー

最近の娘は演劇部の脚本アイデアがポンポン出てくる模様。

先日、お風呂に入ってる間に思いついた話を聞かせてもらったけど、おもしろかった

3月の劇、書き上げた台本

完成したのを読んだら、これがまた面白かった