~入院10日目(外泊1日目)~
日曜日。滅多にないことだけど、この日は妹も部活が休みでみんな起きるのが遅い。病院で7:30に起きていたので、目が覚めてしまう・・。
今日は何をして過ごそうか・・??
ピアノを弾きたい
お見舞いに来てくれた友だちにお礼がしたい
それから、クリスマスツリーを飾りたい
それから・・
お店はクリスマスの雰囲気で、ワクワクする
妹につかまって歩き、お店の中を連れまわす。
友だちを思い浮かべながら、誰にはこれがいい
と、かなり長いこと迷ってプレゼントを選んだ
クリスマス前だから、本当にたくさん、自分でほしくなるようなものが並んでいる。
かごに入ったキャンディー
ガラス筒に入ったチョコレート
レースのかごとか、長ぐつ型の入れ物とか・・
手紙を書くカード。これは病院に戻ってからヒマな時間に書こう☆
キレイなヘアゴム。病院にいても使うものはかわいい方がいい 女の子だもん(笑)
と、たくさん買い込んだ。
久しぶりに、家族でお気に入りのパスタ屋さんでご飯。
やっぱり、外に出るのは楽しいし、家族で過ごせるのはいい
そんな楽しい時間が過ぎていくのって、ホントに早い!!
家に帰ってツリーを飾り、ピアノを弾いて・・。
ツリーなんて飾りたい☆と思ったの何年ぶりだろう??
別に毎年クリスマスなんてやって来るわけだし、毎年同じものを飾るわけだし、大して楽しいものでもないと思うようになっていた。
なのに・・
絶対飾らなくちゃ!!と思った。
今年のクリスマスは私がこんな飾りつけをした
っていうのが欲しかった。
へんなの
宿題の「できたこと・できなかったことを左手で」書いて、
あっという間の1日が終わりました。
~入院11日目(外泊2日目)~
起きてのんびり、またピアノ弾いたりパソコンのメールを見たりする。
ピアノは、小学生の頃から中学生まで習っていた。
上手じゃない・・。練習するのがキライだったし、上手になりたいとも思ってなかった。今思えば、もっとちゃんとやってれば良かったなぁ~もったいないと思うけど・・。
でも、すごく好きで、趣味でずっと弾いています
たくさんの習い事をさせてもらったけど、こうして趣味でもなんでもずっと続いてるのはピアノだけかもしれない・・。
水泳も習字も絵もお芝居も、バトンとか習ってたこともあった
けど、どれも過去の話になってしまった・・
ときどき、異様に泳ぎたくなったり絵を描きたくなったり、舞台に立ちたいと思ったりはします
母がパートから帰ってきてから昼食を食べて、病院に帰る支度をして、
戻ったのは夕方だった。
戻ってきた部屋で片付けているときに「お帰りぃ~変わったことなかった??」と来てくれたのは、ハートピアスのNs。
帰ってきた・・。
家に帰っても、病院に戻ってきても、どこに行っても「お帰り」って言われるのがとても不思議な感じがした。
でも戻ってきたんだから「お帰り」なのか・・。
変わったことと言えば・・
血管造影のとき止血に使ってた強力テープにかぶれて、自分でかわいそぅ・・と思うくらいな状態に
痒くて眠れないし、脚の広範囲を留めてたので「痕が消えるまでミニスカートはけない」と思いました。
ひたすら氷まくらで冷やして我慢するしかなかったけど、痒いってつらい
~入院12日目~
「昨日、3時のリハビリには間に合うと思って待ってたんだよー」
と、リハビリに行くと口々に言われる・・
みんなそう言ってくれて嬉しい
もう来なくていいのに・・なんて思われるより(笑)
本当に、リハ科の人は温かい いつでも温かく迎えてくれるから好き。ここに来ている人もみんながんばってるからこの場所も好き。
PTの途中で、NSがお迎えに来てくれて皮膚科外来へ。
ミニスカートがはけないような場所がかぶれたので、できれば女の先生がいい・・と思った。
「女の先生じゃないよね??」 一応聞いてみると、
「そうだよね女の先生にすればよかったよね。今日は男の先生しかいないんだ。ごめんね」
って謝ってくれた。この水色エプロンNsは、この頃からよく昼間の担当になることがあって、こうやって私の気持ちを聴いてくれる人
誰も気づかなかった私の感情を察知してくれたり、すごく好きなNs
この後、もともと予約していた呼吸器科の外来にも一緒に行ってもらい、そこは待ち時間ゼロでさっさと帰ってきた
皮膚科で塗り薬をもらってきたものの、薬を塗り氷枕をあちこちに移動させ・・
を繰りかえして過ごす生活はつらい
ひっかきすぎて、どんどんひどくなっていく
夕方、回診に来たおしゃれメガネの先生もびっくりしていた・・。
けど、テープ以外に今日疑われた、消毒薬でかぶれた説が本当だったら、「か弱すぎる」と言われ、よく使うものだから、もし救急車で運ばれたりしたときにそれを使ってショックを起こしたら困るからパッチテストをした方がいいかも。という、何だか面倒な話になってしまった
~入院13日目~
病院にいくつもない4人部屋にいたんだけど(あとは個室)、同じ部屋の人でも1日中ほとんど顔をあわせないという、大部屋だけど「個」の空間。
お互いが、お互いのことを干渉しないで生活している。
でも、一人じゃないから気をつかう・・
カーテンを開け閉めするタイミングとか、どれくらい開けようとか、シャワーを使う時間も、洗面台の水を流すのも、テレビの明るさや電気をつけるのも・・
すべての行動において、「うるさいかな??」「明るいかな?」「悪いかな?」
って、直接的に干渉しない代わり、すごく気をつかい、様子をうかがい、生活していた。
「個」の空間には、そろそろ飽きてきた。窓側ではなかったし、見えるものが限られてつまらない。私の隣のベッドはフル回転だったので、人が入れ替わる少しの間を、景色を眺めるのに借りていた。
でも、景色・・なんていうものよりも、すぐ目の前には大量の鳩たちが
なんでこんな高いところに鳩の大群がっっ
鳩しか見えない景色は諦め、ベッド周りを楽しくしようと試みたものの、
結局、棚の上に友だちがくれたキャンドルがあって、妹がくれた小さい人形と母がフェルトで作ったクリスマスリースをかけたナースコール。それに、大きめのビーズをつなげて作った飾りがネームプレートの横にくっついてるだけ・・。
タオルかけにリボンを結んでみたり、1時間くらいいろんなことをしたけど、疲れてやめてしまった
私が好きなPTのお姉さんがお休みの日は、代わりのPTさんなのでリハビリは午後に1回だけ。
そうすると、本当にかなりヒマ
ヒマどころか、あまりに一人の時間が長いと悲しくなってくる
そんな孤独感を強く感じる日に限って、追い討ちをかけるようなことが起こるもの。
私のお願いしたことを、ことごとくNsが忘れ、いつもなら「忙しいんだな・・」と思えるんだけど。
「・・・ 相手にされない。」
と感じてしまい、涙がでてくるほど。
私の用事は、手が届かないところに薬を塗ってほしいことと、氷枕を取り替えてほしいだけなので、重症の人が多いこの病棟で、そんな用事でコールを二度しようなんて、到底思えない
今度部屋に来てくれたときにお願いすればいいや・・。
でも、朝食確認の後、来ないときは午後2時ごろまで放置っていうことがあって、用があるのに言わない自分が悪いけど、元気か重症かどっちかにして!!と思った。中途半端につらいのは、病院社会にいてホントに嫌だった
それでも、そういう気持ちの変化に気づくのはやっぱりNs。
「あれっっ??元気ない?」
カーテン閉めて少し前までしくしく泣いてたから、陰気なオーラが漂ってたのかな?
そのときに頼みごとをすると、「回ってきたときだけじゃなくて、ナースコールして言ってくれていいんだよー」
相手がそう言ってくれるだけで、お願いってしやすくなる。
「薬塗ろうか?」「氷変える?」「トイレは大丈夫?」
そう言ってくれたり、夜中は薬で汚れた手を洗いに立つの大変だからと、手袋を何枚か置いて行ってくれたり・・
いっぱい嬉しい気持ちにもさせてくれたし、言えない私の気持ちを理解してくれたと思いました
そして、歩いて病棟から出られるようになってからは、車椅子で移動するよりも明らかに時間がかかるのに、病院内はどこでも手すりはついてるし、一人で移動できないほどキケンではなかったけど、カメのようにゆっくり歩行でも外来受診するときとか、いつもそれに付き添ってくれてやっぱり看護師さんはやさしいです・・。
日曜日。滅多にないことだけど、この日は妹も部活が休みでみんな起きるのが遅い。病院で7:30に起きていたので、目が覚めてしまう・・。
今日は何をして過ごそうか・・??
ピアノを弾きたい
お見舞いに来てくれた友だちにお礼がしたい
それから、クリスマスツリーを飾りたい
それから・・
お店はクリスマスの雰囲気で、ワクワクする
妹につかまって歩き、お店の中を連れまわす。
友だちを思い浮かべながら、誰にはこれがいい
と、かなり長いこと迷ってプレゼントを選んだ
クリスマス前だから、本当にたくさん、自分でほしくなるようなものが並んでいる。
かごに入ったキャンディー
ガラス筒に入ったチョコレート
レースのかごとか、長ぐつ型の入れ物とか・・
手紙を書くカード。これは病院に戻ってからヒマな時間に書こう☆
キレイなヘアゴム。病院にいても使うものはかわいい方がいい 女の子だもん(笑)
と、たくさん買い込んだ。
久しぶりに、家族でお気に入りのパスタ屋さんでご飯。
やっぱり、外に出るのは楽しいし、家族で過ごせるのはいい
そんな楽しい時間が過ぎていくのって、ホントに早い!!
家に帰ってツリーを飾り、ピアノを弾いて・・。
ツリーなんて飾りたい☆と思ったの何年ぶりだろう??
別に毎年クリスマスなんてやって来るわけだし、毎年同じものを飾るわけだし、大して楽しいものでもないと思うようになっていた。
なのに・・
絶対飾らなくちゃ!!と思った。
今年のクリスマスは私がこんな飾りつけをした
っていうのが欲しかった。
へんなの
宿題の「できたこと・できなかったことを左手で」書いて、
あっという間の1日が終わりました。
~入院11日目(外泊2日目)~
起きてのんびり、またピアノ弾いたりパソコンのメールを見たりする。
ピアノは、小学生の頃から中学生まで習っていた。
上手じゃない・・。練習するのがキライだったし、上手になりたいとも思ってなかった。今思えば、もっとちゃんとやってれば良かったなぁ~もったいないと思うけど・・。
でも、すごく好きで、趣味でずっと弾いています
たくさんの習い事をさせてもらったけど、こうして趣味でもなんでもずっと続いてるのはピアノだけかもしれない・・。
水泳も習字も絵もお芝居も、バトンとか習ってたこともあった
けど、どれも過去の話になってしまった・・
ときどき、異様に泳ぎたくなったり絵を描きたくなったり、舞台に立ちたいと思ったりはします
母がパートから帰ってきてから昼食を食べて、病院に帰る支度をして、
戻ったのは夕方だった。
戻ってきた部屋で片付けているときに「お帰りぃ~変わったことなかった??」と来てくれたのは、ハートピアスのNs。
帰ってきた・・。
家に帰っても、病院に戻ってきても、どこに行っても「お帰り」って言われるのがとても不思議な感じがした。
でも戻ってきたんだから「お帰り」なのか・・。
変わったことと言えば・・
血管造影のとき止血に使ってた強力テープにかぶれて、自分でかわいそぅ・・と思うくらいな状態に
痒くて眠れないし、脚の広範囲を留めてたので「痕が消えるまでミニスカートはけない」と思いました。
ひたすら氷まくらで冷やして我慢するしかなかったけど、痒いってつらい
~入院12日目~
「昨日、3時のリハビリには間に合うと思って待ってたんだよー」
と、リハビリに行くと口々に言われる・・
みんなそう言ってくれて嬉しい
もう来なくていいのに・・なんて思われるより(笑)
本当に、リハ科の人は温かい いつでも温かく迎えてくれるから好き。ここに来ている人もみんながんばってるからこの場所も好き。
PTの途中で、NSがお迎えに来てくれて皮膚科外来へ。
ミニスカートがはけないような場所がかぶれたので、できれば女の先生がいい・・と思った。
「女の先生じゃないよね??」 一応聞いてみると、
「そうだよね女の先生にすればよかったよね。今日は男の先生しかいないんだ。ごめんね」
って謝ってくれた。この水色エプロンNsは、この頃からよく昼間の担当になることがあって、こうやって私の気持ちを聴いてくれる人
誰も気づかなかった私の感情を察知してくれたり、すごく好きなNs
この後、もともと予約していた呼吸器科の外来にも一緒に行ってもらい、そこは待ち時間ゼロでさっさと帰ってきた
皮膚科で塗り薬をもらってきたものの、薬を塗り氷枕をあちこちに移動させ・・
を繰りかえして過ごす生活はつらい
ひっかきすぎて、どんどんひどくなっていく
夕方、回診に来たおしゃれメガネの先生もびっくりしていた・・。
けど、テープ以外に今日疑われた、消毒薬でかぶれた説が本当だったら、「か弱すぎる」と言われ、よく使うものだから、もし救急車で運ばれたりしたときにそれを使ってショックを起こしたら困るからパッチテストをした方がいいかも。という、何だか面倒な話になってしまった
~入院13日目~
病院にいくつもない4人部屋にいたんだけど(あとは個室)、同じ部屋の人でも1日中ほとんど顔をあわせないという、大部屋だけど「個」の空間。
お互いが、お互いのことを干渉しないで生活している。
でも、一人じゃないから気をつかう・・
カーテンを開け閉めするタイミングとか、どれくらい開けようとか、シャワーを使う時間も、洗面台の水を流すのも、テレビの明るさや電気をつけるのも・・
すべての行動において、「うるさいかな??」「明るいかな?」「悪いかな?」
って、直接的に干渉しない代わり、すごく気をつかい、様子をうかがい、生活していた。
「個」の空間には、そろそろ飽きてきた。窓側ではなかったし、見えるものが限られてつまらない。私の隣のベッドはフル回転だったので、人が入れ替わる少しの間を、景色を眺めるのに借りていた。
でも、景色・・なんていうものよりも、すぐ目の前には大量の鳩たちが
なんでこんな高いところに鳩の大群がっっ
鳩しか見えない景色は諦め、ベッド周りを楽しくしようと試みたものの、
結局、棚の上に友だちがくれたキャンドルがあって、妹がくれた小さい人形と母がフェルトで作ったクリスマスリースをかけたナースコール。それに、大きめのビーズをつなげて作った飾りがネームプレートの横にくっついてるだけ・・。
タオルかけにリボンを結んでみたり、1時間くらいいろんなことをしたけど、疲れてやめてしまった
私が好きなPTのお姉さんがお休みの日は、代わりのPTさんなのでリハビリは午後に1回だけ。
そうすると、本当にかなりヒマ
ヒマどころか、あまりに一人の時間が長いと悲しくなってくる
そんな孤独感を強く感じる日に限って、追い討ちをかけるようなことが起こるもの。
私のお願いしたことを、ことごとくNsが忘れ、いつもなら「忙しいんだな・・」と思えるんだけど。
「・・・ 相手にされない。」
と感じてしまい、涙がでてくるほど。
私の用事は、手が届かないところに薬を塗ってほしいことと、氷枕を取り替えてほしいだけなので、重症の人が多いこの病棟で、そんな用事でコールを二度しようなんて、到底思えない
今度部屋に来てくれたときにお願いすればいいや・・。
でも、朝食確認の後、来ないときは午後2時ごろまで放置っていうことがあって、用があるのに言わない自分が悪いけど、元気か重症かどっちかにして!!と思った。中途半端につらいのは、病院社会にいてホントに嫌だった
それでも、そういう気持ちの変化に気づくのはやっぱりNs。
「あれっっ??元気ない?」
カーテン閉めて少し前までしくしく泣いてたから、陰気なオーラが漂ってたのかな?
そのときに頼みごとをすると、「回ってきたときだけじゃなくて、ナースコールして言ってくれていいんだよー」
相手がそう言ってくれるだけで、お願いってしやすくなる。
「薬塗ろうか?」「氷変える?」「トイレは大丈夫?」
そう言ってくれたり、夜中は薬で汚れた手を洗いに立つの大変だからと、手袋を何枚か置いて行ってくれたり・・
いっぱい嬉しい気持ちにもさせてくれたし、言えない私の気持ちを理解してくれたと思いました
そして、歩いて病棟から出られるようになってからは、車椅子で移動するよりも明らかに時間がかかるのに、病院内はどこでも手すりはついてるし、一人で移動できないほどキケンではなかったけど、カメのようにゆっくり歩行でも外来受診するときとか、いつもそれに付き添ってくれてやっぱり看護師さんはやさしいです・・。