1軍が札幌遠征中ということもあって,結構な賑わいとなりました。
この日はグリーンヒルホテルの岡本カレー祭,そして翌日は岡本ラーメン祭と,神戸サブならではのイベントも開催。
しかしこのポスターの構図,なかなかの?思い切ったセンスですわな・・・。
そして場内見渡すと,2軍戦では滅多に見られないテレビカメラの数々。
それも48歳での登板となる中日の山本昌投手が注目されていたからでしょうね。
愛知系列の局が多かったのか,ドキュメントとして映像を撮ってるのか・・
その山本投手相手にオリックス2軍打線は初回から噛み付きました。
梶本のヒットに西川のバント,そして“漢”ロッティーノのタイムリーで1点先制。
ただしロッティーノはオトリとして飛び出したのか,1,2塁間で狭殺となりましたが。
対するオリックス先発は左腕のハモンド。
神戸サブの球速表示ではMAX146キロの直球もありましたが(恐らくサバ読んでるような気も)
ただし気持ちを前面に出した気迫の投球が光りました。
さらに,4回には辻がレフトオーバーの2塁打で出塁。
そして続く竹原がレフトオーバーの2ランホームランで山本昌から追加点を奪取。
山本昌はこの回で降板。(オ3-0中)
ハモンドは勝利投手の権利を得る5回表に四球でランナーを貯めて1死2・3塁のピンチを招くと
1・2塁間のゴロの打球が横っ飛びで喰らい付いた堤のグラブを弾き,
さらに方向が変わった打球はライトを守っていたルーキー武田の横を抜けてボールは転々とフェンスへ到達。
これで2者が生還して1点差に追い詰められる展開に。(オ3-2中)
これは武田の打球判断が甘かったか,センター西川のカバーリングが弱かったのか予想外の展開で,反省点も大いにあったかと思います。
で。いかにもアメリカ人っぽい性格のハモンドはこの展開に動揺したかイライラしたか,ストライクが入らず後続に四球を与え,
見かねたコバマサコーチがマウンドによるも逆効果だったのか,さらに四球を連発。
結局なんとか1点のリードを保ったままピンチを切り抜けましたが,
ここまで調子良かったハモンドが感情を抑えきれずに豹変してしまい,1軍ならビッグイニングを作りかねないところ。
わかりやすい特徴だけに,うまくコントロールするか,見切りをつけるかの判断材料になってくれれば。
武田は守備面での甘さは露呈してしまいましたが,
バッティングに関しては目を見張るものがあり,この日は長打2本を含む猛打賞。
ただ,武田のチャンスメークがこの試合生かされず,追加点を奪えないまま終盤へ。
なんとか1点差のまま,7回から鴨志田,吉野,松本が1イニングずつ登板。
吉野には,せっかく調子を上げてきているところですが,せめて今くらいの調子を開幕時に持ってきて欲しかったもの。
さすがに4月上旬までの状態を見ていると,ファンや首脳陣からの信頼を挽回するのは厳しいのは承知の上ですが,
他の選手を上回る練習量を積んでいることをチーム全体,選手を含めて認めているだけに(ガイドブック参照),
吉野を差し置いて1軍に登録される選手には心して挑んでもらいたいものです。
そして,鴨志田には去年の9月,2軍でもボロボロに打ち込まれ,落ち込んで放心状態のまま駐車場に向かって歩いていたことを思い出します。
あのまま車を運転するのは危険だと感じたほど,あのときの足取りがおかしかったものですが,
それでも今年,プロ初勝利へのチャンスを与えられたことを胸に,再び勢いを取り戻してもらいたいものです。
それは,一度ロッテを戦力外になり,どん底まで落ち込んだ松本に対しても同様。
結局,この試合は1軍への再起をかける中継ぎ陣が中日の反撃を抑え,
3-2のままオリックスが逃げ切り勝利。
ヒーローインタビューに,猛打賞の武田。
彼はバットコントロールに関しては絶対に三振しないんじゃないかと思えるほど確かなものがあります。
同世代の三ッ俣や堤,さらに打撃面で主力として期待される梶本や高橋信二がここで努力している姿を見ているのは承知なのですが,
選球眼さえ鍛えれば,この武田が彼らを凌ぐ逸材に見えてなりません。早く1軍投手陣の投球に目を慣れさせたいと思うほどです。
試合後は再び居残り練習へ。
居残りは三ッ俣と堤がゲージに入って目を慣らし,竹原と辻がロングティーで手首を鍛え,
西川・武田がシモヤマンに,庄司と原大がフミヒロにイジメられるという構図は前日と同じ。
そして,もはや弓岡監督が率先してバッピを務めるのは定番。
弓岡監督も2軍監督は2回目。前回はコーチを差し置いて選手へ直接熱血指導をされていましたが,
今回はコーチに任せたいという決意がガイドブックに書かれていました。
そのためなのか,今年から2軍ではコーチ全員に手帳を支給して試合中も頻繁にメモ取りを指示するようになり,
さらに監督・コーチ以下選手全員が靴下を上げたオールドスタイルへ統一するなど,弓岡方針が確立されつつあります。
また,同ガイドブックには育成選手にも今シーズン中にも1~2名の選手登録を目指すという方針が打ち出されていました。
現在は,山崎正貴や稲倉など独立リーグへの出向もある中,実戦を積んでいる西川や原大がその競争に打ち勝っている印象があります。
そんな中,時間的に余裕があったのか,最後までグラウンドに立っていたのは高卒ルーキーの武田と育成枠の柿原。
中でも柿原は,どうしても戦力の中ではプライオリティが低く,高卒2年目と立場も弱く用具の準備片付けの要員として
目立たない存在になりがちではあります。故障もないのに実戦を積む機会もない状態。
ただ,こうして出番の最後に殆どの選手が寮に戻った中で,チャンスがある限り
精一杯の力を出しているところを目にすることが出来たのは良かったと思います。
ここまで,自分にできるのはとにかく自腹を切って情報を仕入れ,球場に脚を運ぶこと,
そしてメディアが伝え切れていない現地の様子を広く知らせること。
最近,私の応援の仕方に対して,色々生ぬるいだの過去の負債だのという声を聞くことが多くなりましたが,
1つの反論として,私の現地での声量とここでの情報量を超えるものが存在するのかと思っています。
それでも,私を超える金額,現地観戦の量,ブログの質を超える人は数多く存在します。
いくら私が毎回休日には開門2時間前に球場に並びに行っても,遥か前から並んでいる人,遠征でも毎試合駆けつけているは多くいるものです。
そういう人たちに敬意を表するとともに,私は私の出来る限りの範囲で,このチームが勝つために貢献したいという思いは変わりありません。
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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。
いつも楽しく読ませて頂いてます。
コメントするのは初めてでありまして、
それは応援の仕方に関する記述を
読み、何かが私の中で弾かれた・・・
そのような思いでした。
贔屓にしているチームへの叱咤激励が、
様々な応援の形となっていると思われます。
それはもう、十人十色の人生と同じ。
決まり事もなければ法則もない、趣味の世界の
独断と偏見が許されるものです。
生ぬるさと評した人は期待してる
から出てしまった棘なのかな?
どれだけお金を使ったか、どれだけ球場に
足を運んだか、どれだけ試合をテレビ、ネット、
現地で観たのか、そういうのは全く関係がない、
それが私の持論です。
重要なのは、どれだけ野球を愛しているか。
様々な声が聞こえるというのは、人気がある
ブログであるが故の期待なのかもしれません。
私もBsメインのことをブログにしていますが、
Bsが好きという以前に野球が好きという
思いでいます。
その野球愛はどのブログにも感じられます。
ただ、向かい合う姿勢が各々違うのでしょう。
ダラダラと長ったしく纏まりのないコメント
済みませんでした。
これからも読み応えあるもの期待していますね。
とくにファーム。
私は年に2~3回行く程度でして、ファーム観戦記事
はとても楽しみにしています。
人気のない球団と言われているので嬉しかったし、ありがたいなあと思いました。勝ったのも嬉しかった。
しかし私は終了したら早々に立ち去ったのです。残って見ていたらいろいろわかるのですね。
写真ありがとうございます。
→そういう批判があるんだぁと驚きました。
ひとそれぞれのチームへの思い入れがあって、球場に足を運ぶわけです。
いやなら別のチームを応援したり、観戦スタイルを変えたりすればいい訳で“でなければならない”的な決め付けとか縛りは馴染まないと思います。
オリックス球団はあまりに悲しい歴史が多く、ファンであり続けるのが他球団の勝ち負けだけでないハードさがあると思います。
外野席で観戦しないポリシーもファンどうしの共感より、なんとなくそのコミュニティーでの約束事・序列に入るのが億劫なんですよね。
自己満足Blogでいいじゃないですか
あとで読み返して懐かしむ
それで充分とぼくは思ってます。
的が外れていたらごめんなさい(笑)