花、昆虫、風景など

日常感じる季節の諸々を、花、昆虫、風景などを通じてアップしていきたいと思います。

蟻通神社

2009年04月24日 | Weblog
今日は田辺市文里町方面に用事があり、午後一番に行ったついでに、商店街を通ってみた。
いつもながらの商店街であるが、選挙期間中でもあり、平日であるにも関わらず何かと人手が多い。
以前お世話になっていた「びっくり箱」というボックス店舗、移動して神社の前に移っていた。
この神社は蟻通神社と子供の頃から聞いている。
その由来は

     
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この立て札に記されていた。
似たような話を昔、年寄りの知恵を尊重し、大事にするようにという逸話の中で聞いたことがあったような気がした。
昔話や伝承は色んな形で姿を変えて伝えられているものだ。
この場合もそういった話の変形であるのかも知れない。
何れにしても、神社の名前の由来にまでなっているのだ。
年寄りを大切にするようにという、教えも兼ねているのかも知れない。

この神社の前では45年ほど前になるが、記念切手を売っている人が居た。
私は友人とよくここに来ては、切手を見たり買ったりしたものだった。
その切手商の人は、当時でも50を越えた感じの人だったので、跡取りもないまま消えてしまったのであろう。
今ではもうその面影もない。
その人が座っていた石段だけが当時のままに残っている。

久し振りだったので、神社に寄ってみた。
先ず目に入ったのがこの銀杏だった。

       

春になり、若葉をあちこちに吹き出させているが、50cm近くあろうと思われるこの木の枝は殆ど落とされ、頭はばっさりと切り落とされていた。
それでも太い幹のあちこちから芽を吹いて、葉っぱを茂らせている。
植物の生命力の強いこと、素晴らしいものを感じた。
その力強さは眩しいばかりだった。

中にはいると

     
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こういう立て札があり、太く力強く茂る楠と、奉納された馬の像があった。

       

萌え上がる木は美しい。
しばらく木漏れ日の中で、体を休め、帰途についたのであった。