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幻のリアルローソンレプリカ KZ1000S1緊急入荷!!!episode3

2017年09月22日 | スタッフブログ

無名のダートトラックライダー、エディ.ローソン

カワサキがAMAスーパーバイクにワークス体制で挑んだのは79年。シーズン前半にZ1R、後半にZ1000MK2をベースとしたレーサーを使用していた。シーズン途中で当時ホボールドウィンの負傷から急遽フレディスペンサーをエースに起用するがシリーズチャンピオンはヨシムラスズキに奪われてしまう。80年にエディローソンが加入。Tカー使用のレギュレーション違反さえなければチャンピオンという僅差のランキング2位に終わる。81年がありよく82年にはZ1000Jベースとした市販レーサー、Z1000S1が生産される。外観は同時期に生産された市販車でるローソンレプリカことZ1000Rに似たイメージだが当然中身は別物。レギュレーション上スペシャルパーツを使用していいブレーキ、サスペンション、ホイールはもちろんワークス仕様エンジンも搭載されている。ノーマルのシルエットが残っていれば良いとされるレギュレーションだったため、テールレンズやリアフェンダーなどは単なる飾り、ボルト止めなのである。なんと最高出力は150~160PSをマークしていたといわれる。

この年ローソンは2年連続チャンピオンに輝き以後世界GPへ活躍の場を移していく。82年を最後にレギュレーションは750㏄に変更。スーパーバイクの第一次黄金時代に幕が下りる。無名のダートトラックライダー、エディローソンを世界的ライダーに押し上げ、タイトルも獲得した。カワサキの狙いは大成功に終わったといっていい、間違いなく歴史に残る貴重はレーシングマシンである。

飾り?

シルエットが純正風だったらOKのレギュレーションだったため2バルブラバーマウント。

KERKERレーシングマフラー

UPタイプに変更済み。純正を加工したものか当時の社外品なのは不明。

ただ間違いなく当時物で希少なマフラーであることに間違いはない。

続く


幻のリアルローソンレプリカ KZ1000S1緊急入荷!!!episode2

2017年09月22日 | スタッフブログ

伝説は35年の時を超えて

81年~82年にをエディローソンで連覇したカワサキはアメリカ中のファンにカワサキ強しを強く印象づける事に成功した。

それまで【アグリーグリーン】醜い緑

と冗談半分にからかわれていたライムグリーンはいつしか、

【アルティメットグリーン】最強の緑と呼ばれ始める。

ローソンも使ったビレット.スロットル

強制開閉式のCR、ブルーマグナム、クイックシルバーなどのキャブレターには4基の調子が揃わない場合、瞬時に別のセットに変更できるようワイヤー交換の行いやすいストリップスロットルが用いられた。ピンゲル社などでも造られるレーサーご用達パーツ。こればS1純正であり極めて少数しか存在しない。

エンジンリアハンガーの補強パイプ

フルパワー時にエンジンが後方へ引かれるのを防止するものでダートトラッカーでは一般的な手法。

続く