ワースワイルブログ/WB

バイク買取屋さんワースワイルのブログ≪Worthwhile Blog≫です☆

幻のリアルローソンレプリカ KZ1000S1緊急入荷!!!episode final

2017年09月27日 | スタッフブログ

CLASS DINOSAYR

このS1はアメリカのレース、その名もズバリCLASS DINOSAUR(日本読みするところのディノ,ザウルス)つまり恐竜クラスに出場していた現役の車両であった。当時現行のCBR900RR、GSX-R750と一緒のクラスに参戦していた経緯がある。

当然誰しも敵わないと思うだろう…。

しかしストレートは滅法早かった。コースの隅々まで響き渡る全開音を轟かせ、CBR900RRだろうがGSX-R750だろうがゴボウ抜き、レース序盤で一旦コースアウトしてもほんの3~4週でトップグループに追いつく、そんなエキサイティングな展開で観衆の目を釘付けにしてみせた。カワサキの神話は時を超えてもトップクラスのスピードで走る続けている。

 

これは1994年当時の資料から一部抜粋した文章です。

当時150PSは出ていただろうとされる伝説のアルティメットグリーン…

当時の希少な伝記を読み解くほどに引きずり込まれるのは私だけではないだろう。

レースに不必要なパーツはすべて取り払われた本物のモンスターマシン

オルタネーター等々の電装部品も当然無し

無造作に置いてあるのは本物のS1スイングアーム

弊社は25年を迎えるオートバイの総合商社になります。

バイク好きが集まった集団でしか出来ない事を追い求めて25年たちました。

そんな私どもだからこそ出来る評価がここにはあります。

他では手に負えない希少な車両でも力になります。

今後とも何卒宜しくお願いいたします

 


幻のリアルローソンレプリカ KZ1000S1緊急入荷!!!episode3

2017年09月22日 | スタッフブログ

無名のダートトラックライダー、エディ.ローソン

カワサキがAMAスーパーバイクにワークス体制で挑んだのは79年。シーズン前半にZ1R、後半にZ1000MK2をベースとしたレーサーを使用していた。シーズン途中で当時ホボールドウィンの負傷から急遽フレディスペンサーをエースに起用するがシリーズチャンピオンはヨシムラスズキに奪われてしまう。80年にエディローソンが加入。Tカー使用のレギュレーション違反さえなければチャンピオンという僅差のランキング2位に終わる。81年がありよく82年にはZ1000Jベースとした市販レーサー、Z1000S1が生産される。外観は同時期に生産された市販車でるローソンレプリカことZ1000Rに似たイメージだが当然中身は別物。レギュレーション上スペシャルパーツを使用していいブレーキ、サスペンション、ホイールはもちろんワークス仕様エンジンも搭載されている。ノーマルのシルエットが残っていれば良いとされるレギュレーションだったため、テールレンズやリアフェンダーなどは単なる飾り、ボルト止めなのである。なんと最高出力は150~160PSをマークしていたといわれる。

この年ローソンは2年連続チャンピオンに輝き以後世界GPへ活躍の場を移していく。82年を最後にレギュレーションは750㏄に変更。スーパーバイクの第一次黄金時代に幕が下りる。無名のダートトラックライダー、エディローソンを世界的ライダーに押し上げ、タイトルも獲得した。カワサキの狙いは大成功に終わったといっていい、間違いなく歴史に残る貴重はレーシングマシンである。

飾り?

シルエットが純正風だったらOKのレギュレーションだったため2バルブラバーマウント。

KERKERレーシングマフラー

UPタイプに変更済み。純正を加工したものか当時の社外品なのは不明。

ただ間違いなく当時物で希少なマフラーであることに間違いはない。

続く


幻のリアルローソンレプリカ KZ1000S1緊急入荷!!!episode2

2017年09月22日 | スタッフブログ

伝説は35年の時を超えて

81年~82年にをエディローソンで連覇したカワサキはアメリカ中のファンにカワサキ強しを強く印象づける事に成功した。

それまで【アグリーグリーン】醜い緑

と冗談半分にからかわれていたライムグリーンはいつしか、

【アルティメットグリーン】最強の緑と呼ばれ始める。

ローソンも使ったビレット.スロットル

強制開閉式のCR、ブルーマグナム、クイックシルバーなどのキャブレターには4基の調子が揃わない場合、瞬時に別のセットに変更できるようワイヤー交換の行いやすいストリップスロットルが用いられた。ピンゲル社などでも造られるレーサーご用達パーツ。こればS1純正であり極めて少数しか存在しない。

エンジンリアハンガーの補強パイプ

フルパワー時にエンジンが後方へ引かれるのを防止するものでダートトラッカーでは一般的な手法。

続く

 

 

 

 

 


        幻のリアルローソンレプリカ KZ1000S1緊急入荷!!! episode1

2017年09月20日 | スタッフブログ

1981年カワサキの伝説 Z1000R、そして今に生きる神話

73年に誕生し世界的に大ブームを呼んだZ1以来カワサキは70年代後半にこれといったヒットモデルがなかった。

他メーカーの急激な追い上げ、そしてカワサキ人気の低下…

その現象に歯止めをかけようとカワサキはAMAスーパーバイク選手権に本格参戦を始める。

そしてカワサキの第2次黄金期のスタートとなったモデルがZ1000S1

俗にいうローソンレブリカであった。

AMAのホモロゲーションである24台を超える30台とされるが1982年カワサキチームメンバーのエディローソン、そしてウェインレイニーが数台を使用、

加えて日本のカワサキ社内チーム(チーム38)が鈴鹿8耐に用いた車両を除外したものの半数15台が世に出回った。

現存するものはコレクターの所有物かチームが所有するのみの大変希少な車両である。

そんな伝説の車両KZ1000S1が目の前に…

続く