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25/2/3月11:42家庭用Wi-Fiのタダ乗りや不正侵入を防ぐ、管理画面で「緩さ」を手直し25.01.31金

2025-02-03 11:42:20 | 米国株

家庭用Wi-Fiのタダ乗りや不正侵入を防ぐ、管理画面で「緩さ」を手直し25.01.31金_五十嵐 俊輔岡野 幸治田代 祥吾服部 雅幸原 如宏氏記事抜粋<

 第三者が家庭内のWi-Fiに侵入してくるのは怖い。ファイル共有やスマート家電などにアクセスされる可能性があるし、ネット犯罪の踏み台にされて最悪、誤認逮捕される危険もある。ルーターの管理画面でセキュリティ状況を確認し、緩かったら手直ししよう(図1)。

図1 Wi-Fiのセキュリティが心配なときは、Wi-Fiルーター(親機)の管理画面を確認しよう。暗号化の状況や接続している機器などから安全性をチェックする
図1 Wi-Fiのセキュリティが心配なときは、Wi-Fiルーター(親機)の管理画面を確認しよう。暗号化の状況や接続している機器などから安全性をチェックする
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 まず確認したいのが認証方式と暗号化方式だ。ルーターは複数の組み合わせをサポートしているが、できるだけ強固な方式にしたい(図2図3)。

図2 Wi-Fiルーターは複数の認証方式をサポートしている。なるべく強い方式で接続したいが、注意点もある
図2 Wi-Fiルーターは複数の認証方式をサポートしている。なるべく強い方式で接続したいが、注意点もある
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図3 認証方式は、Wi-Fiルーターと子機側の双方が対応するものしか使えない。例えば一番強固な「WPA3 Personal」を選んでも子機から接続できなかったときは「WPA2-PSK」などに変更する
図3 認証方式は、Wi-Fiルーターと子機側の双方が対応するものしか使えない。例えば一番強固な「WPA3 Personal」を選んでも子機から接続できなかったときは「WPA2-PSK」などに変更する
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ルーターに接続する際に必要な暗号キー(パスワード)にも注意を向けよう。古い機種では、本体側面に初期設定のSSIDと暗号キーが記載されている製品もある。人の出入りが多い家庭では暗号キーを変更しておく(図4)。

図4 SSIDは自分がわかりやすいものに変えると利便性が高まる(1)。また、パスワードは12桁以上でアルファベット、数字、記号を含むものが望ましい(2)
図4 SSIDは自分がわかりやすいものに変えると利便性が高まる(1)。また、パスワードは12桁以上でアルファベット、数字、記号を含むものが望ましい(2)
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 SSIDも自分がわかりやすいものに変更できるが、名前や誕生日などの個人情報を入れるのは禁物。電波が届く範囲にいる第三者に、どこの家庭のものか推測されてしまう(図5)。

SSIDに個人情報を入れるのは禁物
SSIDに個人情報を入れるのは禁物
図5 SSIDに名前などの個人情報を入れるのは避けたい。電波が届く範囲にいる第三者にどの家庭のものか推測される危険がある
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 Wi-Fiルーターの管理画面を開くためのパスワードも強力なものが望ましい(図6)。古い機種だと「password」などの初期パスワードが設定されていることも。強固なパスWordに変更しておこう。

図6 Wi-Fi ルーターの管理画面を開くには、パスワードの入力が必要。昔のルーターには「password」といった初期値が設定されているものもある。きちんと確認して強固なものに変更しよう
図6 Wi-Fi ルーターの管理画面を開くには、パスワードの入力が必要。昔のルーターには「password」といった初期値が設定されているものもある。きちんと確認して強固なものに変更しよう
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 第三者による侵入が心配なら、「MACアドレス」で確認する手もある。これはパソコンやスマホ、ゲーム機、スマート家電などすべてのネット機器が持つ一意の識別番号。ルーターの管理画面では、接続している機器のMACアドレスがわかる(図7)。

図7 Wi-Fi ルーターの管理画面では、接続している機器のMACアドレス(通信機器ごとの一意の識別番号)を確認できる。普段の状態のスクリーンショットを撮っておけば、侵入の疑いがあるときに比較できる
図7 Wi-Fi ルーターの管理画面では、接続している機器のMACアドレス(通信機器ごとの一意の識別番号)を確認できる。普段の状態のスクリーンショットを撮っておけば、侵入の疑いがあるときに比較できる
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MACアドレスをスクショ それと違えば侵入者あり

 普段の状態でその画面を開き、スクリーンショットを撮っておこう。第三者の侵入が不安になったら、現在の状況をそれと比べてみる。このやり方なら、機器それぞれのMACアドレスを調べる手間が不要だ。なお、Wi-Fiルーターには、指定したMACアドレスの機器以外を接続させない「MACアドレスフィルタリング」機能もある。

 来客への対応にも気を配ろう。来訪者にはゲスト専用のSSIDに接続してもらうと安心だ(図8)。家族のSSIDから隔離されたネットワークなので、ファイル共有やスマート家電などにアクセスされる心配がない。

図8 来訪者には、来客専用のSSIDに接続してもらおう。インターネットには接続できるが、家庭用のネットワークからは隔離されているので、ファイル共有やスマート家電などにはアクセスできない
図8 来訪者には、来客専用のSSIDに接続してもらおう。インターネットには接続できるが、家庭用のネットワークからは隔離されているので、ファイル共有やスマート家電などにはアクセスできない
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 設定方法はメーカーによって異なる。バッファロー製品では「ゲストポート」を有効にする。一定時間が経過すると自動的にオフになる仕組みで、利用可能時間も設定できる(図9図10)。NECプラットフォームズの製品ではこの機能を「セカンダリSSID」と呼んでいる(図11)。

図9 バッファローの製品では、管理画面で「ゲストポート」の機能をオンにする(1)。一定時間が経過すると自動的に使えなくなる(2)
図9 バッファローの製品では、管理画面で「ゲストポート」の機能をオンにする(1)。一定時間が経過すると自動的に使えなくなる(2)
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図10 詳細な設定画面を開くと、利用できるIDとパスワードを設定することもできる。利用時間の変更も可能だ[注]
図10 詳細な設定画面を開くと、利用できるIDとパスワードを設定することもできる。利用時間の変更も可能だ[注]
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図11 NECプラットフォームズの製品では、「セカンダリSSID」を選んで「Wi-Fi機能」をオンにする(12)。「リモートワークWi-Fi(ネットワーク分離機能)」は初期設定でオンになっている(3)[注]
図11 NECプラットフォームズの製品では、「セカンダリSSID」を選んで「Wi-Fi機能」をオンにする(12)。「リモートワークWi-Fi(ネットワーク分離機能)」は初期設定でオンになっている(3)[注]
[画像のクリックで拡大表示][注]機種によって設定画面は多少異なる
 


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