パスタは絶対「マ・マー」1.4mmの風ぐるま形状の麺に限る…資産1億8000万円の個人投資家がこだわる納得の理由
2025/01/23 10:16
PRESIDENT Online 掲載
投資に必要な「種銭」をどのように作ればいいのか。個人投資家の桶井道さんは会社員時代から投資を始め、現在の資産は1億8000万円。「現代人はムダにお金を使っているシーンが山ほどある。使途不明金ならぬ“目的不明金”をなくして、それを投資に回してムリなく運用すれば驚くほどの資産を築ける」という――。(後編/全2回)
※本稿は、桶井道『普通の人のための投資 いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)の一部を再編集したものです。
※前編(日常の習慣で資産4500万円が手に入る)はこちら。
■それを「ケチ」とバカにする人、「なるほど」と行動する人
日常のちょっとした工夫で、幸福度を下げずに節約できることは山ほどあります。いくつかご紹介しますね。
●「持ち物の棚卸し」でムダな買い物を避ける
絶対に必要じゃないのに、2つ以上持っているもの、ありませんか? ネームペン、ハサミ、ホチキス、セロハンテープ……数え出したらキリがありません。
「あれどこいったっけ?」「これ持ってたっけ?」の積み重ねが、ムダな支出を増やしていきます。「2つあれば便利」と思って買ってしまうものの多くが、なくても生活の質を下げません。
そうしたムダを避けるために、定期的に持ち物の棚卸しをしましょう。何を持っていて、それはどこで管理しているのか、しっかり把握しておく作業です。それだけで、ムダな買い物をせずにすみます。
衣類や靴、鞄も同じで、棚卸しをしていなければ、ものが無限に増えていきます。
ふらっとショッピングセンターや百貨店、ECサイトに寄ろうものなら、すでに同じようなものを持っているのに、自分の好みに合わせて似たアイテムを買い足してしまいます。
これから「ゆとり投資」を始めるのであれば、「これは必要なかった」を最大限に減らす努力をしていきましょう
不用品は捨てるのではなく売る
不用品は、捨てるのではなく売りましょう。あなたにとって不用品でも、誰かにとっては必要品であることはたくさんあります。わざわざリサイクルショップに行かなくても、メルカリなどのサービスもあるので活用してください。
捨ててしまったほうが楽なのはわかります。でも、楽だからこそ、一銭にもならないのです。
●ポイ活もバカにできない時代
買い物するときには、ポイントカードを出すようにしましょう。ここで貯めたポイントで節約すれば、浮いたお金を投資に回せます。公共料金を現金で支払っているなら、クレジットカード払いに切り替えてください。大きな支出なので、ここで貯まるポイントはバカにできません。
ポイントによりますが、貯めたポイントを投資に使えるものもあります。
楽天グループでは楽天ポイントが有名です。最近では、SBI証券でVポイントが便利に使えるようになりました。ユーザーが増えているように感じます。マネックス証券ではマネックスポイントやdポイントが使えます。
私はdポイントを日常的に貯めていて、各種ポイントをdポイントに移行するようにしています。dポイントはSMBC日興証券でも投資に使えます(または、アマゾンでもdポイントが使えるので、投資本を購入することもあります)。
ポイントが原資なら、支出はゼロ。現金で購入するのはためらってしまうような、ハイリスク・ハイリターンな銘柄にもチャレンジできるでしょう。もしくは、現金で投資を始める前に、ポイントを使って投資を経験してみるのも一案
健康でいることは、最強の節約術
私は「お金が貯まらない」と相談を受けたら、体重計と大きめの鏡を買うようにアドバイスしています。毎日体重計に乗り、毎日鏡で体形を見ていれば、余計なものを食べなくなるからです。財布に優しいだけでなく、健康にもつながります。
人間の舌や脳は、糖分、塩分、脂肪分、アルコール分を美味しいと感じるようにプログラムされています。身体によくない食事ほど、美味しいと感じてしまうのです。健康は本能との戦いであり、それと同時に本能と節約との戦いでもあるのです。
また、タバコなどのムダな習慣も、財布と身体に悪いのでやめましょう。アルコールやスイーツ、スナック菓子もほどほどにしてください(私は完全に下戸で、アルコールにお金を使いません)。お金を払って身体を害するなんて、冷静に考えてめちゃくちゃです。
「いまたくさん食べたい気持ちを我慢することや、いまお酒をたくさん飲んだりタバコを吸ったりするのを我慢すること」と、将来病気になった場合の生活を我慢すること、あなたならどちらを選びますか?
私は当然、前者を我慢します。食道がんや心筋梗塞、脳卒中などには絶対になりたくありません。「いまが楽しければそれでいい」と将来に対して無責任な行動はしたくありません。
いまこの瞬間の行動は、将来にリンクしています。つまり、いまを生きるということは、将来を生きるということでもあるのです。「いまの自分」は「将来の自分」に対して責任を持っているということを意味します。
私は食生活には細心の注意をしてきましたが、食生活とは別の理由で体調を崩して時短勤務を余儀なくされ、労働収入が激減した過去があります。
長年続けてきた投資に助けられましたが、健康がお金に直結することを痛感しました。収入が減るのに、支出(医療費)が増加するのですから、本当に苦しい。
いまを楽しみながら、将来も楽しむためには、健康な身体が必要なのだと理解してください
4つの口座を駆使して、お金の流れを可視化する
実践している人も少なくないかもしれませんが、銀行口座を用途別に使い分け、「お金に色をつける」のも優れた節約術です。お金の流れを可視化することで、無駄遣いを減らすのです。
貯金ができない、つまり投資にお金を回せない人は、無意識に以下のような公式でお金を計算しています。
収入−欲求−誘惑−見栄−ストレス解消=貯金(投資)
ギクッとした人も多いかもしれませんが、これではお金が貯まるわけがありません。
欲求や誘惑をコントロールするのは至難の業ですから、気づいたころにはお金が底をついてしまいます
貯金をしたいなら、まずは公式をあらためてください。最初に貯金額を決めるのです。つまり、
収入−貯金(投資)=使えるお金
です。
この公式で考えれば、欲求や誘惑をコントロールすることができます。使える範囲のお金で考えられるようになるからです。
また、「使えるお金」も全額使い切るのではなく、価値のランクづけに応じて支出するようにしましょう。「余ったら貯金(投資)する」くらいの気持ちでいることが、資産形成を早めます
残業代が多かった場合を含め、臨時収入も多くを貯金や投資に充てることがベターです(もちろん全額とは言いません。いまも楽しみながら、将来も楽しむ準備をしてください)。
私が推奨する口座の使い分けは以下のとおりです。お金の色分けをしましょう。
①決済用口座(銀行口座)……会社から給料振り込みしてもらう口座です。クレジットカードや水道光熱費など各種支払いの引き落としなども兼ねて、生活費管理用とします。
②貯金用口座(銀行口座)……給料やボーナスが振り込まれたら、支出する前に先取りで貯金しておくための口座です。給料日ごとに積立預金(自分が設定した金額が、毎月自動で積み立てできる預金)すれば、強制的にお金を貯めることができます。
③投資用口座(証券口座)……投資用の口座は証券会社に設けることになります。貯金も投資も先取りが重要です。お給料が入ったら、使う前に、決まった額を投資用口座にストックするようにしましょう。もしくは、投資信託の積立投資をクレジットカードですることも可能です。その場合は、①の決済用口座からの引き落としになります。
④お楽しみ貯金(銀行口座)……「ゆとり投資」では、いまを楽しむことも大切にしています。たまの贅沢は大賛成です。欲しいものや、行きたい旅行先があるなら、それに使うためのお金を計画的に貯めるようにしておきましょう。
私が実践してきた細かすぎるけど役に立つ節約術
私は趣味と言えるほど投資が好きなので、投資に回せるお金をつくろうと、いろいろな節約に努めてきました。節約するたびに「これで人生の選択肢が増える」とわくわくします。いくつかご紹介しましょう。
●ゲームアプリへの課金はNG
時間とお金を奪うゲームはせず、ヒマな時間はネットサーフィン(ニュース閲覧や投資情報の収集)や読書をする。
●お酒・菓子類をまとめ買いしない
お酒、ジュース、菓子類などの嗜好品は、まとめ買いすると安く買えて節約できたように思えるが、それはワナ。無駄に在庫を持つと余計に食べてしまって本末転倒。
●衝動買いは絶対しない
「いましか安く買えない」タイムセールやクリアランスセールなど、衝動買いは絶対しない。「商品を目にした瞬間が物欲のピークだ」とわかっているから。
●冬は家のなかでも厚着
冬は室内でもフリースとヒートテックを着用。スパッツ、靴下も履き、ひざ掛けも使う。体感温度が上がる加湿器も使用する。
●パスタは早ゆで2分タイプ
ガス代と時間の節約になる。いつも食べているのは日清製粉ウェルナ「マ・マー」の早ゆで1.4mmタイプ。切り込みを入れた風ぐるま形状でゆで時間を通常の半分以下、なおかつアルデンテ食感が楽しめる。
●冷蔵庫の使い方も工夫
冷蔵庫にはビニールカーテンをつけ、冷気が逃げないよう工夫。
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桶井 道(おけい・どん)氏
投資家(投資歴20数年)・物書き
2020年に47歳で資産1億円+年間配当(手取り・以下同)120万円とともに25年間勤務した会社を退職して自由になる。それから4年で資産1.8億円+年間配当240万円まで成長させる。投資先は世界30ヵ国の高配当株、増配株、ETF、リート、投資信託など幅広く100銘柄以上持つ。現在は、両親の介護・見守りをしつつ、単行本や連載などを通じて投資に関する情報を発信している。子ども食堂にも関わる。著書に、『月20万円の不労所得を手に入れる! おけいどん式ほったらかし米国ETF入門』(宝島社)、『お得な使い方を全然わかっていない投資初心者ですが、NISAって結局どうすればいいのか教えてください!』(すばる舎)、『資産1.8億円+年間配当金(手取り)240万円を実現! おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』(PHP研究所)、『普通の人のための投資:いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)などがある。
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