率直な感想を言うと、「ゴジラというの不気味な生命体に挑む人間達の群像劇」とも言う感じでしょうか。
ゴジラを少しずつ進化させ、その不気味さを加速させると言うギミックもすごいと思いました。
最初はエラ+肺呼吸の魚っぽい不気味な生命体。その間に最初の形態の最後に見せた不気味なまでに腕を生やした個体。次に、何も仕掛けないで不気味に侵攻する生命体。東京都心に着き、熱線を吐く決戦仕様とも言うべき形態
ゴジラが主役なのですが、人間側も長谷川博己さん、竹野内豊さん、石原さとみさん、意外と大事な國村隼さん、大杉漣さん、平泉成さん、何より、僕個人でイチオシなのがピエール瀧さんでは無く、柄本明さんの官房長官役はすごくぴったりとはまっていた感がすごかったです。
意外と当たりだったのは、平泉成さん演じる里見農水大臣。人間味が思い切り滲みでる政治家役はいなかったと思います。
あと、柄本明さんの官房長官は多分、枝野さんをモチーフにしてるような気がします。(取材協力に枝野さんの名前もありましたし……。)
あの時は「直ちに影響はない」という言葉を連呼せざるを得なかった所をさっ引いても、上手いと思いました。
大杉さん演じる首相に関しては、菅さんをモチーフにした感があります。場面に最初のゴジラ襲撃があった後、「現場を見ないで、何を判断しろって言うんだ!!」(うろ覚えですが)と壁を思いっきり叩いたのがあったので、そんな感じを憶えました。
余さんのモデルは小池都知事かと思いますし、中村育二さん演ずる防災担当大臣は甘利前経済再生担当大臣にすごく似ていました。
話も1984年のゴジラに近い話なのですが、核の恐怖と悲劇だけでは無く、東日本大震災の巨大な津波と福島第一原発事故も話のモチーフになっているかと思います。
因みに、ゴジラが襲来した場所は最初は呑川を遡上して、蒲田近辺から京急線・第一京浜に沿って北品川。第二回目は鎌倉の由比ガ浜から横浜市を根岸線、京急線、横須賀線に沿って縦断して川崎市中原区の武蔵小杉~新丸子(ここでタバ作戦発動)、そのまま東横線に沿って進み、東京駅辺りで停止。最後は東京駅の八重洲側高層ビル群の餌食+凝固薬で実質的に蘇生不可状態に。
この凝固薬に関してのキーマンが環境省の女性課長補佐、いわば、クダルか上るかの分かれ目的な存在ですが、彼女と大学の研究者が見事にゴジラの遺伝子構造をあるものからヒントを得て見つけ出します。
しかし、ゴジラが吐く最初の熱線と炎は、絶望以外の何物でも無く「どうすんだよ、こいつ」臭が漂います。
実際、映画の中では米中露が仲良くゴジラを核で消そうと企んでいますし……。
永田町や別所で行われる会議などでの速く喋る芝居は本当に見る者に危機感を与え、煽る芝居です。これ程高速で喋るのかと思っています。
ただただ、すごい映画です。2時間があっという間に無くなります。
そして、音がエヴァっぽいと言う話がありますが、実は1曲しか分かりませんでした。DECISIVE BATTLEと言う曲ですが、同じフレーズの繰り返しをしつつも、使う部分によって、軽く見えるし、重く見えるという曲だったりします。
最近は色んな番組で使われてますね、特にバラエティ番組とかで。
蒲田~品川、鎌倉~武蔵小杉はほんの序章、本番は、ゴジラが熱線を吐いてからです。
因みに、ちらっと庵野総監督の姿が見えたの分かります?
これは意外でしたし、亡くなった教授の写真に名監督岡本喜八さんのものが使われています。
映画ファンにもこそっと気づかれないように遊びを入れている感じがします。
気になる方は是非どうぞ……。
まじで、2時間画面に吸い込まれますから……。
ゴジラを少しずつ進化させ、その不気味さを加速させると言うギミックもすごいと思いました。
最初はエラ+肺呼吸の魚っぽい不気味な生命体。その間に最初の形態の最後に見せた不気味なまでに腕を生やした個体。次に、何も仕掛けないで不気味に侵攻する生命体。東京都心に着き、熱線を吐く決戦仕様とも言うべき形態
ゴジラが主役なのですが、人間側も長谷川博己さん、竹野内豊さん、石原さとみさん、意外と大事な國村隼さん、大杉漣さん、平泉成さん、何より、僕個人でイチオシなのがピエール瀧さんでは無く、柄本明さんの官房長官役はすごくぴったりとはまっていた感がすごかったです。
意外と当たりだったのは、平泉成さん演じる里見農水大臣。人間味が思い切り滲みでる政治家役はいなかったと思います。
あと、柄本明さんの官房長官は多分、枝野さんをモチーフにしてるような気がします。(取材協力に枝野さんの名前もありましたし……。)
あの時は「直ちに影響はない」という言葉を連呼せざるを得なかった所をさっ引いても、上手いと思いました。
大杉さん演じる首相に関しては、菅さんをモチーフにした感があります。場面に最初のゴジラ襲撃があった後、「現場を見ないで、何を判断しろって言うんだ!!」(うろ覚えですが)と壁を思いっきり叩いたのがあったので、そんな感じを憶えました。
余さんのモデルは小池都知事かと思いますし、中村育二さん演ずる防災担当大臣は甘利前経済再生担当大臣にすごく似ていました。
話も1984年のゴジラに近い話なのですが、核の恐怖と悲劇だけでは無く、東日本大震災の巨大な津波と福島第一原発事故も話のモチーフになっているかと思います。
因みに、ゴジラが襲来した場所は最初は呑川を遡上して、蒲田近辺から京急線・第一京浜に沿って北品川。第二回目は鎌倉の由比ガ浜から横浜市を根岸線、京急線、横須賀線に沿って縦断して川崎市中原区の武蔵小杉~新丸子(ここでタバ作戦発動)、そのまま東横線に沿って進み、東京駅辺りで停止。最後は東京駅の八重洲側高層ビル群の餌食+凝固薬で実質的に蘇生不可状態に。
この凝固薬に関してのキーマンが環境省の女性課長補佐、いわば、クダルか上るかの分かれ目的な存在ですが、彼女と大学の研究者が見事にゴジラの遺伝子構造をあるものからヒントを得て見つけ出します。
しかし、ゴジラが吐く最初の熱線と炎は、絶望以外の何物でも無く「どうすんだよ、こいつ」臭が漂います。
実際、映画の中では米中露が仲良くゴジラを核で消そうと企んでいますし……。
永田町や別所で行われる会議などでの速く喋る芝居は本当に見る者に危機感を与え、煽る芝居です。これ程高速で喋るのかと思っています。
ただただ、すごい映画です。2時間があっという間に無くなります。
そして、音がエヴァっぽいと言う話がありますが、実は1曲しか分かりませんでした。DECISIVE BATTLEと言う曲ですが、同じフレーズの繰り返しをしつつも、使う部分によって、軽く見えるし、重く見えるという曲だったりします。
最近は色んな番組で使われてますね、特にバラエティ番組とかで。
蒲田~品川、鎌倉~武蔵小杉はほんの序章、本番は、ゴジラが熱線を吐いてからです。
因みに、ちらっと庵野総監督の姿が見えたの分かります?
これは意外でしたし、亡くなった教授の写真に名監督岡本喜八さんのものが使われています。
映画ファンにもこそっと気づかれないように遊びを入れている感じがします。
気になる方は是非どうぞ……。
まじで、2時間画面に吸い込まれますから……。