まずは、雰囲気が初見お断り臭が漂っておりまして、刀剣乱舞の舞台とは、まったく違った雰囲気でした。
ただ、唯一助かったのは、ノイジーローグの坂本英城さんの文アルの楽曲が流れていることでした。
初見勢でしたので、なんとか、ゲーム版の知識を元になんとかしました。
話の流れは、戦前からの無頼派、織田作之助と坂口安吾、戦後に無頼派作家として大成した檀一雄を中心として、プロレタリアートの中野重治、徳永直、そして、草野心平、北原白秋の7人の文豪が繰り広げる物語です。最初は小林多喜二の蟹工船が侵食され、そのあと、坂口安吾の作品が侵食されて……。舞台行く人は舞台を見てください。最後泣きますから。
私も良い作品ではあるけど、6作目でちょっとそれをやっちゃいます?という感じでして、それ故に「初見お断り臭」を感じちゃったのかもしれません。
昔の話を今出されてもねぇ?という感じです。
役者の方も頑張ってますし、座長の織田作之助役の陳内将さんを、初めての方が檀一雄さん役の赤沢燈さん、中野重治役のMAHIROさん、草野心平役の佐野真白さん、それから、徳永直役の反橋宗一郎さんが支えている感じはあります。
文アルの楽曲とか使っているので、文アルのイメージを壊さないようにしていっていますが、DMM2大乙女ゲーなので、もうちょっとゲーム中のセリフとか入れても良かったと思っています。
ただ、檀一雄がマルチすぎて、軽いコミカルからシリアスまでこなしすぎているので、少し、主役だけどコミカル分で織田作にも分けてほしかったです。
ちょっと、違う感じの話があればまた見たいです。
と言う事で、今宵こそっと聞いて欲しい曲は「文豪とアルケミスト 劇伴音楽集」から「折衷食堂」。
食べ物についてうるさい文豪達を一発で黙らせる檀一雄さんをイメージして……。