あべっちの思いをこめた雑記帳

運動会を見に行って

 先日9歳になる孫の運動会を初めて見た。小学3年生になるまでよくもまあ見なかったのかと、世間の人は思うかもしれない。私だって内心は不思議でたまらないのだ。でも正真正銘の初めての運動会なのだから仕方ない。
 リタイアしてしばらくたつので、今まで何してたのかと聞かれるかもしれない。イヤハヤ、はたして何をしていたのだろうか。忙しかったと言えばウソになるし、暇だと言うのも当たっていない。

 その孫娘はクラスで2番目の背の高さ。1クラス20人強だから、数少ない人数の中だと言ってしまえばそうだけど、とにかくデカいのだ。だからこういう集まり行事の時には何かと都合がいい。
 こちらがどこにいるか目で追っていると、彼女も背の高さを武器に、保護者たちの集団をめがけてキョロキョロ見まわす。こういうのって、人間同士のめったにない一コマで、なかなか楽しい。

 その運動会が終わってから翌日は、ある大学のカボチャのお祭りに行った。ハロウィーンとかいうやつ。そのお化け屋敷がなかなか面白く、楽しかった。孫は係の人に、いろんなアレコレ質問を投げかける。何でも興味津々。私などは投げかけられるとつい面倒だと思ってしまうことも時たまあるが、係の女の人たちは皆さんていねいに孫の質問にこたえていた。

 こういう光景を、私の息子2人の時と重ねてみてみる。けっこう彼らから一時期はいろいろ聞かれたことが数多くあったことを思い出す。
 その頃は返答に大変だと思ったこともあったが、後日時を経てそのようなことを再び思い出してみると、「あの頃はそれはそれでよかったなあ」としみじみ思う。
 
 人生の中で、子が小さいうちが人間いちばん幸せな時だとあらためて今思う。その幸せな時は、今は孫娘に思いを重ねている。

             「つれづれ(167)運動会を見に行って」

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「つれづれ」カテゴリーもっと見る