先日ちょっとしたことで、とある道の駅に寄った。特にこれという目的はないのだが、本来道の駅は以前から好きなので、こういうことはしょっちゅう私の中ではおこっている。
駐車場に入ると平日であるにもかかわらずけっこう人が多い。どこへ行っても一昔前のそれとは違うのが明らか。それだけドライバーにというよりも、人々の暮らしの中に道の駅というものが浸透してきているのだろうと最近はとみに思うようになる。
店内に入るやいなや「ささの葉さらさら、のきばに▪▪▪」というメロディーが私の耳を打つ。といっても、たしかに強くではあるが、それは同時に心地よくもある。もうすぐ七夕だということを一瞬のうちに教えてくれるほどインパクトのあるタイミングだった。
この歌はなつかしい日本の伝統行事を詩も曲も見事に表していると聴くたびに思う。やさしい言葉使いで、しっかりした出来映えの作品に仕上がっている。
そして七夕の行事がいつまでも消えずにいてほしいと真に思っている。
笹の葉に 平和を結ぶ 子の願い
平成30年8月 平和の川柳大賞 横浜YMCA
「つれづれ(154)道の駅で聴いたたなばたさま」