『奇跡を呼び込むS氏の能力開発』
< 第2042 回 >
────成功者が導く超簡単な成功法────
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2012 年 12 月 6 日 発行
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皆さん、こんばんは。
札幌では地響きのような雷がゴロゴロ鳴って、先日と同じ
嵐の気配になっています。
最近の冬の嵐は、台風並みに発達して被害が甚大に
なります
先日のように電線が切れて暖房が無くなったら、寒冷の
地では、命が危ぶまれますから、被害が大きくならない
ように祈ります。
今まで、北海道には梅雨と台風が来ないというのが常識
でしたが、最近は、冬になると、台風並みに発達した爆弾
低気圧が頻繁に来るようになりました。
今までの常識を変えなければなりません。
これも、温暖化の影響なのか、これからの冬の風物詩に
ならなければいいのですが・・・・
様々な分野で想定外のことが起きています。
今後もその傾向は増えることはあっても減ることはない
と、誰もが思っていることでしょう。
ですから、想定外の出来事に、常識に囚われている頭脳だけ
では対応できそうもないので、余程ハラを据えて構えなければ
なりません。
このハラを据える、ハラとは「肚」のことです。肚は腹、丹田の
ことでもあります。
このハラの重要性は「腹のできた人」「腹を据えて難事にあたる」
「腹をくくる」「肝っ玉」「胆力」 等々、日本人は古来から、
ハラの大切さを強調してきました。
日本では禅の教えなどから、正しい「知」の世界は頭脳に
あるのではなくハラ=肚=丹田にあり、思考も頭脳で考えるの
ではなくハラで考えると言われてきました。
臨済禅の中興の祖、白隠禅師も「我が此の気海丹田、腰脚
足心、総(すべて)に是我が本来の面目」と、真実は丹田にあり!
と断言しているのです。
「上虚下実」という言葉は、身体の上半分は「虚」であり下半分
こそが「実」であると、つまり、下半分の丹田に真実がある!と
いう意味です。
武道、スポーツ等の勝負事、あるいは、晴れの舞台でのここ
一番という実力を発揮するためには・・・。
オリンピックでも、普段どおりの実力を発揮できる人は少ない!
のです。
昨日、高校生がマーチングの大会に臨むドキュメントの番組を
見ましたが、それこそ、晴れの舞台でのここ一番という肝心な時
に、ミスをしてしまうのです。
ミスをしないように、ミスをしないように、と思えば思うほど、
どんなに練習しても、ミスに誘導されてしまうのです。
野球で言えば、痛恨のエラーです。
それでも、目標に向かって、一心に励む高校生の姿には感動
しました。
一生懸命は美しい!一生懸命に花が咲く!という言葉がふさわ
しく、高校生の懸命さと純粋な涙には、本当に胸が熱くなりました。
県の代表を決める時に、顧問の先生が、この曲は「愛」だから、
会場を「愛」でいっぱいに満たして上げなさい!と、励ましたら、
生徒の様子が変わり、まるで、ハラが据ったようになり、ものに
動じなくなったのです。
その会場では、ミスをすることもなく、完璧にできたのです。
やはり「愛」は、レベルが違い、どんな緊張や動揺にも打ち勝
てるレベルだと思いました。
全国大会の時に、この「愛」のアドバイスがあったら、と、思い
ましたが、肝心なところでミスをしても、みごとに金賞でしたから、
皆が一丸になって奇跡を起こしたのです。
普段の練習の時も、日常の生活においても、この肚づくりが求め
られ、肚で思考できる人間づくりの必要性を感じました。
学校でも、社会でも、頭脳中心の教育や仕事で、意識(気)が常に
上半身にあり、下半身の丹田に下ろす訓練は皆無です。
感謝を深めること、愛を深めることは、中心の中心の中心に至ること
になりますから、下半身の丹田に意識(気)を下ろすことになります。
ありがとうございました。
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