大学野球部といっても運動会の硬式野球部で強豪大学となると現在、部員数が120人から200人以上いる。
大学によっては1軍から4軍まで設けている大学もある。かつては20名ぐらいしか部員が居ない時期もあった東大硬式野球部も現在、約130名の部員がいる。
これでは、レギュラーはもとより、ベンチ入り、試合出場も簡単ではない。4年間、我慢するのも後の人生勉強とはいえ、特に強豪高校から入学した部員は辛いだろう。
その為に東京6大学を始め関東の幾つかの大学野球部は、少しでも部員に対外試合を経験させようと夏に新潟県でサマーリーグ、秋に静岡県でオータムフレッシュリーグという下級生主体の大会を開催している。
「MatureCup」は、主に神奈川県にグラウンドなどがある大学野球部が試合出場経験に恵まれない4年生中心の大会として開催されている。今回は第4回。
いつもはスタッフやデータ班などをしている部員なども出場しているようだ。
今回は、4大学が参加してのトーナメントで首都大学リーグの日体大が優勝。2位が東都の国学院大、3位が東京6大学の慶応大、4位が神奈川大学リーグの桐蔭横浜大となった。
部員数が、これだけ多いと何か目標が無いと悪い方向へ進む部員も出かねないし、目も行き届かない。非常に良い主旨の大会だと思う。