東京6大学野球2021年秋季リーグ戦で東大は全日程終了。今回、東大硬式野球部のホームページで4年生の進路先が発表された。
野球継続者は3名。社会人企業チームへ進むのが4番1塁手の井上慶秀と春季の法政2回戦でリーグ戦初勝利を挙げ秋季の法政2回戦でも好投した投手の奥野雄介の2人。他に内野の控えの高橋佑太郎も野球継続予定とある。
井上慶秀(県立長野高校)はリーグ戦通算47試合出場、.221、打点11点。奥野雄介(開成高校)は、通算24試合登板、1勝2敗、防御率6.37。
井上は三菱自動車岡崎、奥野は三菱自動車倉敷オーシャンズに内定。奥野は東京の開成高校出身者として東京6大学リーグで初勝利を挙げたが開成高校出身者が社会人企業チームへ進むのも初めてではないか。
高橋佑太郎(私立武蔵高校)は9試合に主に代打で出場、打率.111なので社会人企業チームは少し厳しい。
現在、東大野球部OBで社会人企業チーム在籍者は東邦ガスの飯田裕太選手1名なので、厳しいだろうが頑張って欲しい。
スタッフを含めて30名中5名の進路が東京大学学生とあるのは留年だろう。約20%弱。文武両道とはいうが、6大学野球と東大の授業の文武両道は、簡単ではないので毎年、この程度の留年者は出る。
その反面、大学院進学予定者が14名と半数近い。例年よりも多いのではないか。
正直言って東大に限らず今の東京6大学野球で野球を続けるには経済面も楽ではない。頑張れとしか言えない。