蔵王 熊野岳へ。【その２】

蔵王　熊野岳へ。【その１】　

樹氷高原駅までロープウェイにのり、そこからさらに山頂線へのりかえ。
リフトにのらなくていいというのは寒くなくていいですね(´∀`)



この日はモンスター撮影の写真のツアーみたいな方たちもいて、朝イチのロープウェイは
スキーとスノボとのお客さまよりも写真ツアーのほうが多かった。
スノーシューはワタシたちだけ。

地蔵山頂駅へつくと気温はまたあがっていたようで、マイナス６℃。

歩くと暑くなりそうで、フリースのベストを脱いで体温調節。

ここで登山届を提出します。（用紙も鉛筆もあり。）

暖房の入ったトイレへいったり準備して外へ出ると、日差しがあって風がなくて
すごくあったかいじゃないの(゜□゜)

これは長袖フリースもいらなそうな気配。。。



あわててまた長袖フリースも脱いでザックへ押し込む。

まさか冬の蔵王がこんなにぽっかぽかだなんて！
グローブもまさかのインナーだけ。

結局この日のウェア類装備はこんな感じ。

・ＭＡＭＭＵＴパワードライの長そでシャツ
・ホグロフスのゴアテックスジャケット
・ウールの薄手タイツ
・ミレーの中厚タイツ（パワーストレッチ）
・ホグロフスのゴアテックスオーバーパンツ
・ノースフェイスのインナーグローブ（パワーストレッチ）　

これだけしか着てないってスゴイと思う。。。
あ、あとお腹にめぐりズムだけ冷えないように貼っておいたけど。

ロープウェイでいっしょになった毎日スノボに来てる方たちが、こんなにあったかくて晴れてるなんて
めずらしいって言ってたし。

予定外に出発前にもたもたしてしまって、写真ツアーのみなさんのほうがスタスタ出発していく。

憧れのモンスターは地蔵山頂駅をでたところでお出迎え♪



山頂へは、駅を出て右側に張ってある立ち入り禁止ロープをくぐって登っていきます。



東北の名峰がすらりと迎えてくれます♪



大学生くらいのころに、スキーに来たことがあったからモンスターも見たような記憶なんだけど
なんたって吹雪いてる日が多くて、あと山にも興味がなくて天気のいい日でも周りを眺めた記憶がない。。。



もったいなかったな～(´Д`)







地蔵岳はわりとあっというまに到着♪
ここまではつぼ足で登ってくるひとも多くて、天気さえよければすごく楽しい展望スペースだと思う。



隊長のこのポーズ。
スキーなのかな～って思ったら、本人いわく『エビのしっぽ♪』。
あんまりかわいく言うもんだから、周りの方々にも笑われてましたね。。。






がっさ～ん♪

ひときわ雪がこってりとついてるように見えました。



朝日連峰とか飯豊連峰とか。



なんだかいろいろ見えてます。



ちょっと朝にくらべると景色が霞んできてしまったので、先へすすみましょう！



地蔵岳からはほぼ平らなのんびりなコース。

もしもっともっとガスっても目印のポールがささってるので、吹雪いてさえなければ安心だと思う。



眼下にひろがるモンスターの森。
ここまでくると目線の高さには大きい木はないので、いったんモンスターともお別れ。

モンスターのあいだを歩きたい場合は、蔵王温泉よりもライザとかすみかわからのコースの方がいいらしい。
こんど行ってみないとね(´∀`)



どうやらワタシの歩き方はものすっごい内またで、後ろから隊長に雪はねあげてるぞ～って
バカにされまくり。。。



登りになるところではヒールリフターあげてみました(^∀^)

それとこの日は二人ともお気に入りのゲーターを家に忘れて、パンツのツンツルテンな丈を
隠せない、ちょっと短足仕様。。。



エビのしっぽつきのポールが道を案内してくれます。



山の中腹に小さく小さく２人いるのが見えるでしょうか？



目に入るものはどれもこれも芸術作品のような美しさ



今日はまったくの無風でビギナーズラックなんだけども
ふだんはきっとものすごい風が吹き荒れるからこその自然の造形物。



地蔵岳から先へ進むひとはほとんどいなくて、この広い広いシーンとした空間で
遊ばせてもらう幸せ(*^_^*)



この日の関東は雨が降っているほど天気が悪くて、５時間北へ移動しただけで
早朝にくらべればガスガスだけど、まだ展望はあるしなんといっても寒くない。

だってフリース着てないし！！！



いったん下ってから、熊野岳のピークへ登りかえす。



この分岐のところからは、ポールを無視して好きなところを直登するように進む。

もちろん天気が悪いときはポールを頼りにあるくわけで、まさかそんなことも経験できるとは
このときは少しも思ってなかったわけだけど。



ポール無視していいんだ！っていうのは先行者がそうやって登っていくのが見えたのと、
曇ってきたとはいえまだまだ明るくてあったかいから。

ちなみに前をいく二人。
おひとりはスキーでもうおひとりはワカンの様子。

ワカンさんはロープウェイの駅で登山届を出すとこでご一緒だったのに、もうあんなに遠くへ！



スキーとワカンのトレースを見ながら進む。

最後の登りだけちょっと大変で、見上げたところにヘリの姿(゜□゜)



ヘリの右下に見えているのが刈田岳のほうにあるレストハウス。

わー、わー興奮してたら、ヘリと神社のコラボがなんだか残念なことになってた(´Д`)



そう！！そして山頂へ到着なのです♪



この雪でもっこもこモンスターになった熊野神社を見てみたくて、２～３年前から憧れてた蔵王。
たしか『山と渓谷』の冬山特集か何かで見て衝撃だった記憶。



大感激してたら、そこに解説をしてくださるオジサマが一人。

さっき見えていたワカンのおじさんでした(゜∀゜)

山形県の山のガイドをされている方で、この日はガイドのお仕事がなかったので
一人で登りに来たのだとか。



グルッと正面に蔵王を囲むように並んでいる山々をぜんぶ教えてくれます。



月山。



飯豊連峰。



朝日連峰。



そういえば全部去年行ったんだった(゜∀゜)

そして今年行きたい鳥海山がうっすら。。。
見える？



いろいろ解説をお聞きして、刈田岳の方向を教えていただいたり。
ただ刈田岳はお話してるあいだにもどんどんガスの中に消えていき、いまから行っても
楽しくなさそうな雰囲気。

どうしようか～って言ってたら、お釜見たい？っておじさんに聞かれたわけで。

見たいです(゜∀゜)

じゃあ、こっちだから！行くよ！

ってどんどん引っ張るように進んでいくおじさん。
お、おじさん、お茶飲みたいっす(゜□゜lll)
心の声はとうぜん無視されてお釜ビューポイントへ！

つづく。。。