世界遺産「ナスカの地上絵」で知られるペルーで、ラクダ科のリャマとみられる地上絵を、少なくとも17点確認したと山形大学が8日に発表した。
山形大学によると、この地上絵は紀元前400~同200年頃に描かれたとみられ、有名なハチドリやクモなどの地上絵より古いという。
地上絵はリャマの全身や一部が描かれ、最大のものは全長約15m。一カ所でなく、四つのグループに分かれているうちの三つのグループの地上絵は、今回初めて確認された。残り一つのグループは数や正確な位置が不明とされている。
山形大学は、2012年にナスカ研究所を現地に開設した。今回の地上絵は13年度の調査で確認、ペルー文化省に報告した。