寒風にさらされて仕上げが進む「西別川産」の献上造りのサケ
◆東北海道・釧路市からおよそ120㎞。根室管内の別海町で、江戸時代、幕府にサケを献上したという記録が残る伝統の技法「献上造り」による秋サケの寒干し作業が進んでいます。
摩周湖の伏流水が流れ込む西別川を母川にする全国的にも有名な「西別サケ」での加工。
前浜で漁獲したものを塩に漬け込み水分を抜いた後に水洗いで塩抜きしてから4日間寒干して仕上げるが、天日と冷たい潮風で乾燥させるのでうまみが一段と増し最高の味覚が出荷される。
作業は12月上旬にピークを迎えます。
■また納沙布岬のある根室市内の水産加工場では冬の味覚「コマイ」の天日干し作業が進められています。
根室沿岸は全道一のコマイの漁場、コマイの内蔵をとり塩水につけてたあと初冬の柔らかな日差しと寒気にさらされ独特の甘みが出てくる。
朝干し昼過ぎに取り込む作業が1週間ほど繰り返し美味のコマイができる。
軽くあぶってちぎってそのまま食べるが・・醤油、マヨネーズ、一味を混ぜこれに付けて食べる酒の肴には最高の美味。よだれが出そう・・・ゴメンナサイ。
■北海道を代表する魚、ホッケは、アイナメ科の寒流系海水魚で、北海道沿岸の岩礁地帯や水深150m程度の海域を回遊します。
北海道の主要漁場は、羅臼沖と稚内沖にあり、この漁場で水揚げされるホッケは、それぞれ「羅臼のホッケ」「稚内のホッケ」と呼ばれ、北海道を代表する味覚です。
これぞ羅臼産のホッケです。
★東北海道の近郊の「鶴見台」は道道53号沿いにある冬の観光名所として有名なタンチョウ観察のスポットです。
夜は近くの川の中がねぐらになり帰ります。この鶴見台に毎朝200羽以上のタンチョウが出勤(飛来)してきます。日中はカメラレンズが並びます。
◆釧路湿原周辺からエサを求めて飛来するタンチョウの給餌。
タンチョウの給餌場は鶴居村の鶴見台、伊藤タンチョウサンクチュアリ、阿寒国際ツルセンターの三大給餌場があるが、バイオエネルギーの増からエサとなるデントコーンの価格が急騰し、年間26トンをまく数量の確保にも苦労されています。
鶴見台の給餌場
◆気温は低い。
まりも国道は国道240号に面し、阿寒摩周国立公園の入り口に、道の駅「阿寒丹頂の里」がある。
みちの駅の裏手には「阿寒国際ツルセンター」もあり国の特別天然記念物のタンチョウを間近に見ることができます。
エゾマツ、トドマツを中心とする針葉樹林雄阿寒岳や雌阿寒岳の中腹まで原始に近い姿で広がり、阿寒を代表する雄大な景観を呈しています。
山岳、森林など広大な森林地帯には道東の野生動物にとって最高の生息地です。野生の動物の姿に出会う機会が多い。
ヒグマ、エゾシカ、キタキツネなど大型のものからシマリスなどの小型を含めると24種類が確認されています。
森林帯ははまだ雪深く雪が溶けている国道沿いにエゾシカが群れをなして現れ、クマザサや草などを食べています。突然道路を横断するため車と衝突する事故も多い季節です。
こちらを向いてエゾシカがポーズ・・・
◆ひがし北海道の野付半島、野付湾での風物詩「北海シマエビ漁」の夏漁。
真っ白い帆を張った打瀬舟(うたせ)による明治期から続く、独特の伝統漁法で、6月28日からはじまり、7月21日迄漁が続けられます。ピチピチとはねるエビを船上で素早く選別されて、体長9㌢以上のみを残し残りは海に戻します。
漁期は夏漁(6月)と秋漁(10月)の2回です。
抱卵エビは贈答品として人気が高い「野付湾のルビー」が店頭にも並びます。
◆野付半島に囲まれた野付湾は、水深が浅く、スクリューだとエビの住みかである海藻を切ってしまうために、漁場ではエンジンを止め、三角帆を張り、風の力で網を引いてエビを捕る漁法(北海道遺産に選定)で、ホッカイシマエビは、ゆでると、白いしま模様の入った深紅になることから「赤い宝石」「しま娘」と呼ばれています。
真っ赤に染まる海の幸、ホッカイシマエビ・・・美味しいですよ・・・
明治時代から続く伝統の漁で、エビが生息する藻を傷めないようにスクリューを使わず帆で風を受けて網を引く漁法で幻想的です。
◆メモ:道東の根室半島と知床半島の中間にあるエビの形をした小さな半島、それが野付半島です。
海流によって運ばれた砂が積もり積もってできる砂嘴(さし)の典型としても知られています。
形がエビに似ているだけでなく、半島の内側の野付湾はエビの宝庫で、野付半島は「エビの半島」といえます。
左側がMOO屋外の岸壁炉端・右は釧路港岸壁・中央は霧の幣舞橋
◆釧路川が流れ、欄干に四季の乙女像がある「幣舞橋」の岸壁にある「釧路フイッシャマンズワーフMOO」の屋外に隣接した「釧路岸壁炉端」が開幕し観光客やビジネスマンに毎年好評頂いております。10月31日迄開店します。営業時間は午後5時から同9時まで。
岸壁炉ばたは釧路発祥とされる「炉ばた」焼きを釧路川の岸壁に再現したもので、港町地元の新鮮な海産物が楽しめます。http://moo946.com/robata/(HP→釧路岸壁炉端)
釧路川に面したエプロン広場の店内では、炭火で焼いた地元海の幸が食欲を誘う。
カニやウニのホイル焼きを食べながらビールで乾杯・・・・自分の好きな素材を購入し炭火で焼いて食べれます。
釧路に来たら豊富な新鮮な海の恵みを・・・・。
北海道弁で「うまいべー」
営業時間及び開店日は月によって変わります。お問い合わせは0154-23-0600へ!
世界三大夕日の一つ夕日と四季乙女像の幣舞橋
詳しくは:「MOO 岸壁炉端」で検索を・・・・営業時間が月や曜日で変更があります・・・確認を。
◆東北海道の港町、釧路市。 4階で夕日に染まる春採湖の眺めが楽しめます。
■釧路出身 毛綱氏の設計でタンチョウが羽を広げたデザインの釧路市立博物館です。
☆市内の高台にあり、博物館展示物の一部です。
約4100点に及ぶ展示物です。
☆昭和12年ヒブナの生息地として国の天然記念物に指定されている春採湖のほとりにあります。
昭和58年11月にオープン、タンチョウが翼を広げたイメージのデザインで中世ヨーロッパの古城を思わせます。
釧路湿原の情報、北方の昆虫、北の湖の魚類、発堀された土器や石器、開拓記念物、アイヌの民族資料など、約4100点にも及ぶ展示資料が観覧者に釧路の自然と歴史を語りかけてくれます。
夏と冬の湿原に憩ううタンチョウの世界が再現され観覧者を一時湿原の奥深く案内するウォーキング・スル・ジオラマといった展示です。希少なもの、計り知れない価値をもつもの、いずれも釧路を語るのに欠かせないものばかりです。
◆展示テーマーは1階が釧路の大地、生物、海、2階が釧路の先史時代、近世と近代、3階は吹き抜けで4階がサコロベの人々、タンチョウと自然、人文の両分野を網羅しています。
2階展示室には港に関わる大型資料や展示物があります。平成11年に釧路開港100年を迎えました。
霧笛は港町・釧路を語ると共に船舶の安全を確保し、港の発展に大きく貢献しています。
アイヌ文化の展示
釧路発掘の遺跡展示
釧路湿原の谷地坊主生態の展示
アンモナイト化石(釧路遺跡発掘)
◆釧路中心部のシンボルとして釧路市民をはじめ観光客らに親しまれている、幣舞公園の顔でもあるぬさまい公園内の「花時計」で今年度最初の花の植え込みが行われました。
直径10メートルの花時計がパンジ1300株で鮮やかに彩られ、はるの装いになりました。
植え込みは年4回季節ごとの花にいれかえて、四季折々の花が彩られます。
日本一急斜面の花時計のため命綱を使いの植え込みである。花時計は季節の風物詩です。
☆釧路駅を降りてメインストリートである北大通りを幣舞橋に向かって行くと、その正面の傾斜地に「花時計」が設置されています。釧路市中心部のシンボルともいうべき花時計は、1980年に「緑いっぱい市民運動の10周年を記念して設置されました。直径10㍍で長針4㍍、短針3㍍。長針と短針を合わせた重量は200㎏あります。
斜度39分4度という急斜面は全国でここだけの花時計です。季節の花時計を見る人々に潤いを与えています。
この急斜面の上にはぬさまい公園があり、歌で有名な霧の幣舞橋を始め、世界三大夕日の一つ、釧路の夕焼けが美しい釧路港、釧路市のメインストリートを一望することができ、挽歌で有名な原田康子の挽歌の歌碑もあります。
乳白色の霧に包まれる幣舞橋
原田康子さんの「挽歌の歌碑」
ノロッコ号は、雄大な釧路湿原を縦断する「日本一遅い列車」として1989年の運行開始から、今年で31年目を迎えます。
釧網本線の釧路~塘路間の運行で釧路湿原自然を車窓から満喫できます。
緑色のディーゼル機関車(DE10)に牽引される車両は4両編成。2両目以降はハイデッカーの展望車両で、多目的トイレや車いすスペースなど備えたバリアフリー車両。詳しくはJR釧路のホームページで確認ください。
釧網線の釧路ー塘路間で29日から運行されました。今年度はコロナ禍で2年連続中止していた出発式も3年ぶりに行われました。
昨年度も人気だった川湯温泉までの延長運転や「夕陽ノロッコ号」も計画されています。月別の運行日は、同社ホームページに特設サイトで情報を発信していますので確認してご利用ください。
「熊の湯」
☆4月28日から知床横断道路は全面開通しました。
◆昨年の11月から冬季通行止めの知床横断道路が28日開通しました(羅臼とウトロを結ぶ国道)。当面は路面凍結の恐れがあるため午前9時半から午後4時まで。時間規制がありますので確認が必要です。
「知床横断道路除雪」
「阿寒湖のマリモ春の目覚め」
阿寒湖内のチュルイ島にある展示観察センターのマリモです。
特別天然記念物マリモは冬期間阿寒湖の湖底に眠っていますが一部湖底から引き上げられる作業が27日行われました。この展示観察センターに運び込まれ、直径5センチから30㌢のマリモが展示されます。一般公開は湖水開きに合わせて29日から開始します。
◆観光シーズンを目前に控え、特別天然記念物マリモが生息すし、ワカサギやヒメマスの産地である東北海道(道東)を代表する観光地「阿寒湖」で15日、春の訪れを告げる遊覧船を使った湖面の砕氷作業が報道陣に公開されました。コロナウイルス感染症の影響で大きな打撃を受け,大型連休での巻き返しに期待しています。
阿寒観光汽船の遊覧船が湖上を覆う厚いところで厚さ20~25センチ程度の氷に船首から突っ込み船体を前後に移動してガリガリと迫力満点の轟音を立てて砕く作業が続きます。割れた大きな氷が辺り一面にプカプカと浮かび、春らしい光景が広がる春の風物詩。
氷に閉ざされた真っ白な湖の中をゆっくりと進み、春への航路を切り開いていきます。
マリモの眠る阿寒湖では遊覧船が氷を砕くのはここだけです。
道東に春の訪れを告げる阿寒湖の風物詩「船の重さで豪快に氷を割る人気のクルーズ」も21日からは「砕氷帯観光遊覧」という特別運行が一日4便が予定されています。
遊覧の時間等お問い合わせは 0154-67-2511
冬の間、阿寒湖は全面結氷、氷上のあいすらんど阿寒ではスノーモービルなどの冬の遊びが繰り広げられていました。
◆午後釧路を出発、
曇り空で雄阿寒岳は見えないがマリモが眠る阿寒湖は一面氷に覆われていた。
29日には阿寒湖に春の観光シーズンを告げる恒例のイベント「湖水開き」が行われます。安全祈願祭でお客様の中から選ばれた人が湖を開く鍵を船から投下し、その後遊覧船が出航します。近々、観光遊覧船で湖水の氷を砕く作業も行われます。
一泊する部屋の一部。豆を挽いてコーヒーも飲めるなど調度品やおもてなしのサービスは最高。
阿寒湖の街をカメラを持ってチョッピリ散策。手前は遊覧船乗り場の桟橋!
宿泊のホテル、湖面に面しており手前は遊覧船、モーターボートの乗り場となる桟橋。
温泉街に民芸品と踊りの里阿寒湖アイヌコタンがあります。
温泉街の道路に面して民芸店が並び店内では木彫りの実演も見ることができます。
ホテルの近くに橋があり欄干の上に・・・コロボックリなのか?表情が可愛いので。
『コロボックル』とは、アイヌ語で蕗の葉の下に住む人という意味を持つ、アイヌに伝わる小人族の名前です。
露天風呂にも大満足、朝食の後釧路に戻る。癒やされた一夜に感謝です。
■、まだ寒い一日。
今日の最高予想気温は5度です。
◆釧路市近郊の道路脇の日向の斜面に春の訪れを告げる福寿草が顔を出してくれる。
フクジュソウはキンポウゲ科の多年草で、雪解けが進んだ場所から次々に咲き始める。雪がなくなった道路脇の斜面で見かける。
フクジュソウが黄色い花びらを広げ春の息吹を感じさせてくれた。
日当たりの良い斜面南側の雪解けは早く、地中からつぼみを出す福寿草も日増しに多くなりそうである。
春を告げる花の代表で、そのため元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名を持つ。福寿草という和名もまた新春を祝う意味があるそうですが。
遅い春が近づいてくるが気温は低く未だ寒い。
★北海道、寒い地域の早春に、雪の下から芽をふく力強い植物、それが「フキノトウ」。
◆原産地はサハリン・千島で古くから日本に伝わった。薬効が強く、昔の人は良くフキノトウを煎じて飲んだと聞く。 苦味成分の中には、せきを止めたり、たんを切ったりする効果が。煎じてお茶代わりに飲むと胃の働きがよくなり食欲も増す。 栄養価はビタミン、カルシュームやナトリウムなどミネラルが豊富で、気温の変化で体調をくずしがちな春には心強い野菜なのだそうです。
◆残雪の下から芽を出した新鮮なフキノトウを採って天ぷらにしていただく。遅い春の訪れを感じさせてくれる一品なのです。薬効と春の訪れが・・・・。
「フキノトウ」は雄花と雌花があり、雌花は受粉後に背が伸びる・雄花は受粉後枯れると聞いたことがあります。
◆久しぶりに市内、鳥取神社の境内にある鳥取百年館(鳥取城)を訪れた。
明治17,18年に鳥取県士族105戸が現在の釧路に移住し鳥取村を創始し、明治24年には出雲大社の御分霊で鳥取神社が創始された。
この神社にある「鳥取百年館」は昭和59年鳥取移住100年を記念して建設されたもので、鳥取県移住者の故郷の鳥取城のイメージを復元したものです。開拓者の苦闘と汗のしみこんだ釧路の地に白亜の鳥取城で完成後、鳥取神社に寄付され資料館になっています。
鳥取百年館(鳥取城)と展示風景
館内には鳥取池田藩で使用した武具や開拓者の遺品、鳥取藩ゆかりの広徳寺の瓦、鳥取藩池田家の家宝34点など国宝級のもの、歴史的にも価値の高い資料が約1600点展示されています。
釧路に来られましたら是非お訪ね下さい。
祝:桃の節句。
女の子が産まれて初めて迎える桃の節句にお雛様を飾り、
家族全員で赤ちゃんの健やかな成長と災厄よけを願って
お祝いするのが「初節句」。
桃の花、古代中国で桃の花の明るさが冬の暗さを追い払う。
果実の色や形がきれいで神秘性を抱かせるといったことに
より信仰の対象とされたことに由来・・と。
おめでとうございます。