小説工房/山田企画事務所www.yamada-kikaku.com/

小説●ビジネスマンガ制作 山田企画事務所yamada-kikaku.com

私の中の彼へ-青き騎士第19回●私の本当の父親の名前をいえばわかる。コンピュター学者の荻野博士よ。そう私の名前は「荻野沙織」

2021年02月12日 | 私の中の彼へー青き騎士ー
BK私の中の彼へー青き騎士ー《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く
この小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n5222dc/19/

 

私の中の彼へ-青き騎士第19回●私の本当の父親の名前をいえばわかる。コンピュター学者の荻野博士よ。そう私の名前は「荻野沙織」
 

私の中の彼へ-青き騎士 第19回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

Manga Agency山田企画事務所

http://www.yamada-kikaku.com/

 

■シーン16

 

「うわっ」私は叫ぶ。

 

ま さ か !。

 

 

「そこから、私が答える」

 

その液体がしやベリかけた

 

「あなたは地球意志。どうやってこのアイスパレスに来られたの」

 

「君が、アイスをやっつけてくれたおかげで、アイスパレスの防御網がなくなった

のだ」

 

「この船の『総体意志』によれば、あなたも、そうとうの悪なのね」

 

「沙織、君が我々にさからうとするならば、君を抹殺しなければならん」

 

私、沙織に対する態度は、急変し、高飛車だった。

 

「ほほう、こんどは私がじゃまになってきたわけ、地球意志」

 

「そうだ、この地球は、私、地球意志が管理するのが正しい」

 

「あなた、何かまちがっているのじゃない、自分の正体がわかって

いないのじゃない」

 

私の頭が高速度で回転していた。

 

「それじゃ、君は私が何だというのだ」

 

 

恐れと自信の入り交じった声だった。

 

 

「あなたは、あなたの正体は、地球意志、地球連邦政府メインコンピューター「アム」よ」

 

「コンピューターだと、なぜそれなら、私が機械体をしていないのだ」

 

衝撃で、声が掠れている。

 

 「あなたは「アム」のコピーなのよ。液体機械なのよ。それも地球連邦軍の地下要塞にコピーされていた流体電子頭脳よ」

 

 「よく見破ったな、沙織、なぜ、わかった」

 

反撃に転じようとしている。

 

 「それは、私の本当の父親の名前をいえばわかるでしょう。

 

 

コンピュター学者の荻野博士よ。

 

そう私の名前は「荻野沙織」

 

 

私は自分でしゃべりながら、驚いていた。

 

 子供も頃の記憶が鮮やかに蘇る。

 

あのアイスの飛行端子を呼び寄せて、私の本当の父と母、荻野夫妻を殺したのは、この「アム」地球意志なのだ。

 

 彼「アム」は自我を持ち、地球を支配しようとしたのだ。

 

「地球意志」と名を変えて。

 

(続く)

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所090701改訂

Manga Agency山田企画事務所

http://www.yamada-kikaku.com/


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。