ロボサムライ駆ける第五章 機械城(1)
■ロボサムライ駆ける■
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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■第五章 機械城(1)
大阪湾の空母ライオンの会場のあたりが急に騒がしくなった。
「剣闘士の試合をただちに止められい」
鑑橋本部からのアナウンスが会場に響きわたる。
「どうした、なにごとだ」
剣闘士たちも尋ね合う。
「会場に . . . 本文を読む
ロボサムライ駆ける■第四章 剣闘士(7)
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第四章 剣闘士
第四章 剣闘士■(7)
中盤で、総当たり戦になる。武術ジャンルに関係なく戦う総当たり戦いであった。手慰の興味しんしんタイムだった。
『東、大黒屋どの所属、松前闘司郎どの、西、会津屋どの所属、大樹山どの』
行司が大声で呼びあげた。剣 . . . 本文を読む
ロボサムライ駆ける■第四章 剣闘士(6)
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第四章 剣闘士
第四章 剣闘士■第4章(6)
その日、空は天頂まで晴れ上がっていた。大きな音が響いていた。大阪湾上に花火が打ち上げられているのだ。剣闘士大会の会場が、ロセンデール卿の持船「ライオン」の飛行甲板上に設けられていた。
静寂の中、突然に法 . . . 本文を読む
ロボサムライ駆ける■第四章 剣闘士(5-2)
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第四章 剣闘士
第四章 剣闘士(5-2)
◆
新平野にある大阪市の中央に、その建物『ロボット道場』は設けられていた。まるで円盤が着陸したように思える。大きい。西日本都市連合議場と同じ広さ、あるいはもっと広いかもしれない。
剣闘士道場 . . . 本文を読む
ロボサムライ駆ける■第四章 剣闘士(5-1)
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第四章 剣闘士
第四章 剣闘士(5-1)
「姐さん、よい眺めですぜ。さすが徳川様の空軍飛行船てわけだ」
鉄が飛行船の窓から眺めている。
「まあ、鉄、いい年をした大人ロボットが、それほどよくはしゃげるものですねえ。飛行船に乗ったというくらいでねえ」 . . . 本文を読む
ロボサムライ駆ける■第四章 剣闘士(4)
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第四章 剣闘士
第四章 剣闘士 (4)
主水が、ぼんやり地上リクライニングゾーンで休んでいると、あるものが目に飛び込んできた。土煙が上がっている。一体あれは……。
八足歩行タイプロボットのクラルテが疾駆してくる。乗り手はいない。それが途方も . . . 本文を読む
ロボサムライ駆ける■第四章 剣闘士(3)
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第四章 剣闘士
第四章 剣闘士(3)
主水は、地下坑道五-Bに送り込まれている。大阪にある機械城から、古代都市があると思われる方向に二十もの道が掘り進められている。ロボットは二〇時間労働であった。休息時間はわずかである。
与えられるものは潤滑油と栄 . . . 本文を読む
■ロボサムライ駆ける■第四章 第四章 剣闘士(2)
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第四章 剣闘士 (2)
東京島。
『鉄』が再び主水の部屋を訪れてようとしていた。エレベーターに乗っている。
主水の屋敷は旗本ロボットが居住している公国アパートである。ストリップエレベーターからは、遠く、静岡や房総半島などが眺められる。 . . . 本文を読む
■ロボサムライ駆ける■第四章 剣闘士(1)
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第四章 剣闘士
第四章 剣闘士 (1)
ゆっくりと主水の意識が戻ってきた。両眼が開く。体の下の冷たさが感じられた。
「気が付いたかね」
見知らぬロボットの顔が主水の前にある。「ここは」
周りを見る。ぼんやりと薄暗い冷たい石の壁。蛍光灯の照 . . . 本文を読む
■ロボサムライ駆ける■第3章10&11
■ロボサムライ駆ける■第3章10&11
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■第3章 (10)
新京都ホテルのレイモンの部屋をノックするものがある。
レイモンは何とか夜叉丸に助けられ、ホテルまでたどり着いていた。主水の行方は連絡が入っていなかった。
「レイモン様でございますか」
裃を . . . 本文を読む