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夢王たちの饗宴第2回 降下世界(多元夢世界のひとつ)■ ジェイという意識体は、ここは どこなのだ。そして、自分は誰なのだ。と考え始める。

2020年04月03日 | 夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー
YK夢王たちの饗宴--ドラッグウォーの跡でー(麻薬戦争の跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高のドリームマスター夢王は、だれなのか? なぜ、この世界はできたのか?
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夢王たちの饗宴第2回 降下世界(多元夢世界のひとつ)■ ジェイという意識体は、ここは どこなのだ。そして、自分は誰なのだ。と考え始める。
 

夢王たちの饗宴ードラッグ戦争の痕でー第2回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

 

第2回

■降下世界(多元夢世界のひとつ)■

 

ここは、ジェイと呼ばれる意識体は、思った。ここは

どこなのだ。そして、自分は誰なのだ。

 

 所々に散在する踊り場で、夜になると、ジェイ連は眠るのだった。

バーの上で上手に眠る者もいた。

食物は、踊り堪に、何者かが準備しているようだった。

 

しかしその何者かの姿は見たことはなかった。

 

 降下するジェイの横を、血まみれになった仲間の体が落下していった。

しかし、ジェイはそんな事には慣っこになっている。

 

 力つきたジェイの仲間。は、バーから手を離し、あるいは足を踏みはずし

て、途中のバーに体をひっかけながら、墜ちていくのだった。

 

 ある者は叫び声をあげながら、ある者はまったく戸をあげずに。

 叫び声が悲鳴ではなぐ、喜びの声ではないかとジェイは思う時もある。

 

 その男は、この単調極まりない世界から脱出したかったに違いな

い。自分の意識をこの世界から消滅させること。

それは、すなわち下の世界へと自らの体を投げ出すことだった。

 

 下に辿りつくこと。

ジェイにとってまずそれが先決だった。

必らずこの複雑怪奇な構造体には終わりがあるはずだった。

 

いくたり、夜をむかえただろう。

ジェイはわずかだが、風の匂いが違っていることに気づいた。

それは、こkでの大いなる変化のきざしだった。

 

 数日後、ジェイは、風変りな場所に降りたっていた。

 

(続く)

キング・オブ・ドリーム-あるいは創造者の夢■

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所



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