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夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第15回

2013年05月01日 | キング・オブ・ドリーム--ドラッグウォー
夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第15回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/
■第15回■
「マリクさま」
マリクが、ビブラフォーンプレイヤー狩りを命令していた道化師の一人が来ていた。
「どうしたアリソン」
 アリソンは、マリクの手下である。
「リソーナ地区を見ていた道化師から、連絡があったのです。巨大な
船が実体化しようとして、失敗したようです」
「あたりには人はいなかったのか」
「どうやら、その道化師だけだったようです」
「それで」
「その実体化しようとした空間に、一人の男が倒れていたそうです」
「で。その男はいかがした」
「ご心配なさらないで下さい。ちゃんと、追跡者をつけました」
「そうか、そいつもビブラフォーン・プレイヤーにさせようか」

「しかしながら、一つ、気になることがあります」
「何だ」
「そやつの手が、輝いていていたそうです」
「それは、右手か、、あるいは、左手なのか」
「左手だったようです」

「左手、、神の左手だ!」
 おもわず、マリクは叫んでいた。

「えっ、何ですって」 アリソンは問いかえす。
「いや、いや、おまえは気にする必要はない。よいか、その男は絶対、私の前に連れ
てこい。わかったおるな」
「はい、わかりました」

「伝説のジェイ・ポラードか、、、、神の左手か」
道化師、マリクは、独りごちた。
(続く)
1975年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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