源頼朝と鎌倉で話し合う西行法師は、奈良東大寺での勧進職であり、昔からの高野山聖以来の友人、重源との会話を思い出している。
源義経黄金伝説■第19回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
Manga Agency山田企画事務所 ★you tube「マンガ家になる塾ー漫画の描き方 ★「マンガ家になる塾」★
西行は、奥州藤原氏のことをし . . . 本文を読む
第17回■鎌倉の源頼朝の屋敷を 西行法師が 平泉からの東大寺沙金の輸送安全の確約をもらうために訪れていた。
源義経黄金伝説■第17回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
驟雨が、鎌倉を覆っている。
頼朝の屋敷の門前に僧衣の男が一人たっている。
警備の騎馬が二騎、二人は、この僧を物乞いかと考え、追い払おうとしていた。
&nbs . . . 本文を読む
第16回■東大寺の荘園である黒田。黒田悪党たちに京都王朝の人間から、平泉からの東大寺勧進沙金を奪えとの指令が。
源義経黄金伝説■第16回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
奈良にある黒田荘くろだのしょう(現三重県)は、東大寺の荘園である。
先月の東大寺があげての伊勢神宮参詣もこの地で、重源を始め多数の僧が宿をとっ . . . 本文を読む
源義経黄金伝説■第14回★旅装の僧が、目の前の風景荒錆びた様子で噴煙をあげている富士山に嘆息する。背後には東大寺闇法師。
源義経黄金伝説■第14回★
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
広野から見えるその山は、荒錆びた様子で噴煙をあげている。富士山である。
「おうおう、何か今の時代を表わしているような&hellip . . . 本文を読む
第13回 静の動静を悩む者。 静の母親 磯禅師(いそのぜんし)が、固唾を呑んでその舞いを見ていた。 裏切られた。 「禅師が苦労を無にするつもりか」
義経黄金伝説■第13回★
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
Manga Agency山田企画事務所
★漫画通信教育「マンガ家になる塾」
★you tube「マンガ家になる塾」
桟敷の中央にいる . . . 本文を読む
第12回源氏は一族の血の記憶として,鉱山経営のうまみをしっている。 そして、今、目指すは奥州金山である。 源氏の護り神、八幡神は、産銅・産鉄神である。 最終目標は奥州。
源義経黄金伝説■第12回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n1703dc/
大江広元おおえひろもとは、これから奥州平泉を攻めようとする頼 . . . 本文を読む
源義経黄金伝説■第11回(第10回欠番)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n1703dc/
あの女、手に入れたい。頼朝は思った。たとえ、義経の思いものであったとしても…。
文治二年(1186)四月八日。 鎌倉八幡宮の境内。
目の前には、 . . . 本文を読む
源義経黄金伝説■第9回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n1703dc/
平泉に、東西の軍書を読んでいる牛若はいた。
その顔は真っ黒にやけ、元気そうに見える。
基本的体力は、鞍馬山にて鍛えられ、この奥州の地でその体力がぐんぐんと伸びていた。また . . . 本文を読む
源義経黄金伝説■第8回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
Manga Agency山田企画事務所 小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n1703dc/
弁慶は鬼一から 牛若の氏素性を話され、守り役に徹すると決めた。
牛若がいう。
「弁慶、私の味方になりたいのかどうだ?返答はいかがか」
「いや、それはもう、、」
. . . 本文を読む
源義経黄金伝説■第7回★
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
言うが早いか、弁慶は、背中から引き抜いた薙刀を一閃していた。
普通の人間ならば、真っ二つである。
が、弁慶の薙刀には、手ごたえがない。
目の前にあるはずの、血まみれの体も残ってはいない。
「はて、面妖な」
「ふふっ、ここだ、ここだ」
弁慶の後ろから声が聞こえて . . . 本文を読む
源義経黄金伝説■第6回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n1703dc/
京都・鞍馬堂宇で鬼一法眼が、西行を待っていた。
「おお、ここだ、西行殿」
「おお鬼一法眼殿、息災であられるか」
「西行殿も、歌名ますます上がられる。うれしい限りだ。そ . . . 本文を読む
源義経黄金伝説■第5回★
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
十五年後。永暦元年(一一六〇)
今年57歳になった法師が、山道を登っている。
京都、鞍馬山僧正ヶ谷である。山肌に木の根が血管のようにごつごつと現れている。
激しく武者修行をする牛若の前に、法師が一人現れていた。
かぶりもので牛若うしわ . . . 本文を読む
源義経黄金伝説■第4回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n1703dc/
第1章
永暦元年(一一六〇)今年42歳となった西行は、北面の武士当時、同僚であった平清盛を訪れている。
京都六波羅かいわいは、まるで平家の城塞都市である。平家親戚一同が甍を並べ
、藤原氏をはじめとして . . . 本文を読む
源義経黄金伝説■第3回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n1703dc/
第1章 一一八六年 鎌倉八幡宮
1
文治二年(1186)四月八日のことである。 鎌倉八幡宮の境内、音曲が響いてくる。
「京一番の舞い手じゃそうじゃ」そこに向かう雑色ぞうしきが仲間と声高に話していた。相方がこれ . . . 本文を読む
源義経黄金伝説■第2回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・Manga Agency山田企画事務所
小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n1703dc/
明治元年(1868年)よりさかのぼる事、690年前
1180年(治承4年)四国白峰。
老僧が荒れ果てた神社の鳥居の前に佇んでいる。鳥居から見える四国瀬 . . . 本文を読む