8月28日(金)は朝と夕方の2ラウンド、JR茨木駅東口で戦争法案廃案の駅頭宣伝に取り組みました。

2015-08-28 20:06:17 | 戦争法廃案・大運動活動日誌

  8月28日(金)朝7時15分から8時まで、JR茨木駅東口の駅頭宣伝を行いました。中条・東奈良後援会から8名が参加しました。

 中条・東奈良後援会は、毎月第一土曜日の11時半より、見山の里の野菜即売会を行っています。地域のみなさんには、安全・新鮮・おいしいと大好評です。9月は5日の土曜日の開催となります。ぜひ、のぞいてみてくださいと案内しました。

 こうした身近な問題と合わせ、国会でいま議論されている戦争法案廃案に向けて、8月30日の100万人総行動、9月2日の茨木集会の案内と合わせ、昨日の志位委員長の記者会見の内容を宣伝しました。 

 戦争法案について、参院段階の審議を通じて、安倍政権がいよいよ行き詰まり、政府がまともな答弁ができなくなっているのが特徴です。追い詰められるなかですでに77回も審議が中断し、審議途中で散会するという事態も起こっています。ここまでボロボロになった法案は廃案しかないと、強く求めていきたい。

 第一は、集団的自衛権行使の具体例としてパネルまで持ち出して首相があげた「邦人輸送の米艦防護」について「邦人が乗船しているかどうかは絶対的条件ではない」と言いだし、「ホルムズ海峡の機雷掃海」に関してもイランの安保政策責任者が封鎖を否定しています。首相が集団的自衛権の具体例としたものがことごとく崩れ去っている。立法事実を国民に説明できなくなっています。

 第二は、戦争法案が自衛隊の軍事行動について「歯止め」を持たないことが、さまざまな分野で明らかになってきたことです。たとえば、参院段階の審議で明らかになったのは、米軍等への自衛隊の兵たんに関して、非人道的兵器であるクラスター弾、劣化ウラン弾、毒ガス兵器、はては核兵器にいたるまで法律上は運べるということです。

  第三は、米軍の指揮下での自衛隊の暴走が明らかになったことです。日本共産党の小池晃副委員長が暴露した統合幕僚監部の内部資料には、米艦防護の「ROE(交戦規定)」策定、「軍軍間の調整所」の設置、法成立を前提とした南スーダンPKO(国連平和維持活動)の行動拡大が記されています。国会も国民もそっちのけにした許し難い暴走です。戦前は天皇の『大権』――統帥権の名のもとに軍部が暴走しましたが、いまは米軍の『大権』――指揮下で自衛隊が暴走しています。

  今後のたたかいの展望について、若者が沖縄から北海道まで創意あふれる行動に立ち上がり、法曹界・学界が日本の知性と良心を総結集した形で反対の声をあげ、30日には国会を包囲する大行動が計画されています。国民のたたかいは空前の盛り上がりを示しています。ここが正念場です。残る会期1カ月、必ず廃案に追い込むためあらゆる力を尽くしたいと訴えました。

 朝の駅頭宣伝につづき、夕方は、5時45分から6時半まで、JR茨木駅東口で中条・東奈良地域後援会、茨木業者後援会、茨木労働者後援会から12名が参加して戦争法案廃案に向けた駅頭宣伝行動を行いました。