中長期的なエネルギー政策に関する政府主催の意見聴取会が16日、名古屋市で開かれ、2030年の原発依存度として政府が示した「0%」「15%」「20~25%」の3案に対し、それぞれを支持する立場の計9人が意見表明した。
ただ、発言者の中に中部電力社員らが含まれていたことから、一部の参加者が反発、議事が中断する場面もあった。
聴取会はさいたま、仙台両市に次ぐ3回目。応募者計352人の中で意見表明を希望した161人から、抽選で120人が選ばれ、このうち86人が実際に参加。意見表明の希望者の内訳は、0%案106人、15%案18人、20~25%案37人。各案の支持者から3人ずつがさらに抽選で選ばれたが、20~25%案の3人のうち、1人は中電原子力部の男性課長(46)、もう1人は日本原子力研究開発機構東濃地科学センターの男性職員だった。
中電の課長は「中部電力社員です。個人として意見を述べたい」とした上で、「福島原発事故では放射能の直接的な影響で死亡した人はいない。5年、10年たっても状況は変わらない」と原発の必要性を訴えた。
来年かけて政府は原発の問題を日本各地で意見聴取会を開く予定。
昨日と前日に開かれた会で、特に前日の会で、中部電力の現役の社員の意見。
おそろしい考えです。死んだ人がいないので安心してくださいとの意見は
ただただ、ビックリ。
原発の問題で、今も苦しみ、ふるさとを追われ、家族バラバラになって
仮設住宅の狭い中での生活、又、自殺した人がいるのにこのような考えを述べるとは
信じられないことです。
生きるとは明日への希望があるからこそ、頑張れるのです。
今の、被災者の皆さんはともすればくじけそうになる気持ちを抑えて頑張っています。
そんな人の気持ちをさかな出る発言。
統計的には安全だから原発再活動との意見だが、以前、だれが今日の原発問題を想像したのか。
知識ではなく、さまざまな歴史の問題から学んだ智恵。
頭でかっちな知識優先の人の心の痛みがわからぬ知識人は再度、智恵とは何か学ぶべきだ。