北国に冬の使者が訪れる頃、学校の教室には片隅にだるまストーブが登場する。
北国のだるまストーブが教室を温め、時折ストーブのなかからパチパチと燃える炎と
石炭の匂いが何となくお昼ごはんをすました午後の時間をまぶたを夢の世界へと
誘う。
そんな時 机の上にある筆箱のなかから1本のえんぴつを取り出す。
野球ゲーム専用の鉛筆
6角形の鉛筆にはゼロ、1、2、3と削ッタ鉛筆の表に数字が書かれてる。
ノートの上に今日の対戦チ^ムの名前が書かれてる。
先生に見つからないように鉛筆を転がし 出た数字が攻めるチームの点数
時々、上目遣いに先制の方を見ながら鉛筆を転がす。
当時、北海道でも 野球は 巨人
仲間が巨人の選手のメンコ、カードを集めるのに夢中になっていた時 何故か
近鉄バスアローズ
選手の名前などはわからなかつたが言えることは
一番 弱いチーム
ただ それだけの理由で それから55年 近鉄フアン
その、近鉄、いや、名前が変わってオリックスがソフトバンクとの優勝ラインで
毎日をひやひやさせている。
小学生時代 鉛筆で遊んだ野球ゲームから55年
ここまで来たなら是非 優勝してほしい。
頑張れ 近鉄バッフアロウズ 「あえてオリックスの名前は使いません」