2021年4月20日、火曜日、晴。火曜登山だ。先月末の佐賀の山の続きで、浄土山、蟻尾山、湯ノ峰山を登る予定で出発。先ずは一番手前の浄土山へ向かう。
十三仏の登り口に車を止め10時30分出発。
やや急坂の樹林の中を登ると、
右手の岩壁にイワタバコを見て、
登り口からわずか数分歩いただけの、10時37分屋根の剥がれた十三仏に着いてしまった。右手奥に
13の石仏が掛け軸のように並んでいる。
「ネットから拝借した十三仏の説明」
十三仏とは、亡くなった後に極楽浄土へと導く13の仏・菩薩の総称です。
初七日から三十三回忌までの各法事をそれぞれ守護しています。
それぞれの仏様・菩薩様には違った徳があり、亡くなった方の追善供養が成就するようにお祈りをします。
初七日から三十三回忌までの各法事をそれぞれ守護しています。
それぞれの仏様・菩薩様には違った徳があり、亡くなった方の追善供養が成就するようにお祈りをします。
- 不動明王人の煩悩を焼き払い、願い事を浄化して人を救う。
- 釈迦如来仏教の祖であり、全ての人々を救うためにおられる最高位の仏。人々に悟りを開かせる。
- 文殊菩薩「三人寄れば文殊の知恵」で知られる通り、人々に悟りを導くための智慧を与える。
- 普賢菩薩慈悲により過去に犯した罪を消滅させて人々を救う。法華経では女性救済でも知られる。
- 地蔵菩薩釈迦の入滅から弥勒菩薩が如来として現世に現れるまでの期間、人々を救済するためにいる。
- 弥勒菩薩釈迦の次に悟りを開くとされており、釈迦の入滅後56億7千万年を経て、人間界へ下って人々を救済することになっている。
- 薬師如来現実的な願い事をかなえてくれる。主に人々の病気の回復や延命を願いを聞き入れてくれる。
- 観音菩薩常に人々を観てその声を聞いて救済してくれる現世利益の仏。33通りの姿になって人々の前に現れる。
- 勢至菩薩智慧の光で六道に迷う人々に救いの道を示す。
- 阿弥陀如来無限の空間と無限の寿命を持つ如来。南無阿弥陀仏を唱えるものは、西方にある極楽浄土に導く。
- 阿閦(あしょく)如来怒りを断つことで悟りを開いたことから、物事に動じない強い心を授けてくれる。
- 大日如来すべての仏の根源。全ての仏は大日如来が姿を変えて現れた化身であり、大日如来がいなければ仏の存在はない。全ての仏から導かれた教えのさらに上を導く。
- 虚空蔵菩薩無限の智慧と慈悲が収められた蔵から、人々の願えを叶えるために必要のものを取り出して与えてくれる。
十三仏を後にして、一旦登り口迄戻り、10時50分浄土山へのサバイバル道につく。
歩き始めははっきりした登山道だ。
が10分も歩くと道は獣道のようになる。
さらに10分も歩いた11時13分頃には急坂のガレ場の登りだ。それでも前向きな人たちは上を目指して進む。
そんな中で吾輩は、エビネを見つける。
平坦部から延びる尾根を登ろうとトラバース気味に歩いて、尾根筋に着くがここを登ると落石の恐れがある植林なので、さらに南に回り込み、
落石の恐れがない植林の中を登る。それでこも急坂に変わりはない。10分程木にすがりながら急坂を登り、
平坦部にようやく出る。2,3分も進むと稜線の登山道に11時58分出て一服。
ここまで登れば山頂は近い。
山頂に向かい歩き始めると間もなく、大きな露岩を目の前に見る。
12時16分露岩に着くと露岩の間に岩が挟まるチョップストーンだ。2016年に登った時はルートが違ったからこの岩は見なかった。
人が楽々抜けられる大きさだ。
ここから数分も歩いた12時23分浄土山に着く。山頂一帯は間伐が行われて明るい林だ。
山頂から70m先に「浄山」と彫られた石がある。石の高さは2m以上あるから文字の大きさが分かるだろう。
浄土山の東側の登山口には、こんな説明版(2016年2月撮る)があるはずだ。
浄土山からの戻りは、往路のサバイバル道は取らずに、北に進み途中から西に下るルートを取るが、中腹で登山道をまたも失う。途中で登山道に戻れて13時51分駐車場所に無事下山。結局十三仏側から浄土山への道は、十三仏登り口から50mほど入った所から右(東)に入るのだが、目印が巻かれた木が倒れていて気付かないであろう。
下山が遅くなったので、今日の予定の蟻尾山、湯ノ峰山は次回にとなった。
久し振りに面白い登山が出来て大満足だ!!
今日の行程、
十三仏登り口10:30-10:37十三仏-10:48十三仏登り口-(サバイバル道)-11:13ガレ場-11:56平坦部-11:58尾根道合流12:11-12:16チョップストーン-12:23浄土山(昼食)12:52-12:54浄山石彫り13:02-13:51十三仏登り口