2019年9月24日から27日、毎日秋晴れ。短期間の北海道観光では訪れることがない根室の車石と別海町の奥行の交通遺産を紹介する。
前日の雨から一転して今日は快晴。根室中心から数キロ離れた、あの花咲ガニで有名な花咲港の近くにある自然景観車石を見学に行く。
太平洋にまっすぐ下る道を進むと車石に着く。
駐車場から花咲灯台に下る。右手が花咲港だ。
左手には納沙布岬まで見渡せる太平洋の荒波を受ける海岸線がつながる。
灯台を過ぎると車石のある海岸に向かって下る階段がある。車石は右手の岩だ。
海岸には大波が間断なく岩に打ち付け舞い上がる。
車石は扇を広げたような形だ。これが最も大きなものだ。
どうしてできたかこれを読んで。
小さなものも海岸の岩肌や、波打ち際の海岸に多く見られる。
以上で地学を終えます。
見学後、午後から飽きずに双沖沖根婦漁港にアキアジ釣りに出向く。今日は紅イカから生サンマに釣餌を変える。上がる人と会話を交わせばこの方3週間通い続け釣果1本と。まだ小生は2週間だ頑張るぞ。
釣り始めて1時間、針が藻にかかったかなと思い、竿を立てリールを巻く。感触が藻とは違う。次の瞬間ウキが勢いよく走る。竿を合わせるも一瞬にして手ごたえが無くなる。見事サルカンから先の仕掛けがそっくり無くなる。
ゆったり泳いでいるのにもかかわらず、危険を察知した時の逃げ足の早さと力に感心。夕食は験をかつぎカツ丼を作って食べる。
25日、昨日バラしたとは云え、運が向いてきたのではと終日挑戦するも徒労に終わる。夕食は冷え込んできたからすき焼き。食材を順番に入れて行ったら22㎝のフライパンがまたこんなになってしまった。イヤー美味しかった。
26日、明日は標津のアキアジ祭りに向かうので、双沖で最後の釣り。残念、来年に期待。
27日、根室を後にして標津に向かう。途中別海町の交通遺産を見学。
1つ目は、旧国鉄奥行臼駅(おくゆきうす)。線路も200m残っている。電柱は今にも倒れそうです。
駅舎
2つ目はここから100mほど離れた旧別海村営軌道風連線。動力も馬力の時代もあったようだ。別海は酪農が盛んで集乳缶を運んだそうだ。緩やかにうねる牧場は驚くほど広大だ。
3つ目は最も古い交通施設で、旧奥行臼駅逓所。駅逓所とは交通不便の地に駅舎と人馬等を備えて、物資の輸送や宿泊等に便宜を図るために設けられた施設だ。明治、大正のことだ。
北海道は広大だから、多くの近代遺産が残っているのではないだろうか。一方で厳しい気候のため失われたものも多いいかも。
夕食は久しぶりにセコマの豚丼。宿は標津の海の公園。
28日朝、海の公園の釣り突堤では、アキアジ釣りの方々が早朝から頑張っていたようだ。
今夜は明日のアキアジ祭りの会場となるサーモンパークで泊まろう。
15時現在、車中泊の車はまだ数台だ。夜には広い駐車場も半分は埋まり賑やかになるだろう。
最近食べ過ぎているから、夕食はマルちゃんのごぼう天うどんだ。