2024年8月3日、土曜日、晴。2日、避暑と思って来た長者原も夜半まで暑い。気温は25度くらいなのだが、駐車場の舗装が熱せられていて冷えない。日付も変わる頃から22度と涼しくなるので、寝はなはやはり寝苦しい。
3日の今日は復調試しなので、ザックも軽くして、一番水から鳴子山、稲星、中岳、白口、鉾立峠、一番水への周回だ。久住山・天狗ヶ城もと考えたが無理をしないようにした。途中きつくなったら鳴子山から白口へとも考えて、6時50分一番水駐車場を出発。
一番水から鳴子山、いい眺めだ。
湧水の一番水は思ったほど冷たくない。
一番水から5分ほど歩くと、登山道脇にキツネノカミソリが点々と咲く。おしべが花弁より出ていないからキツネノカミソリだ。大きさも5㎝とオオキツネの半分程度で面積的に1/4程度なのでオオキツネよりだいぶ小さく見える。おキツネ様が見られるとは思っていなかったので幸先良い。帰ってから調べたら白いのもここにはあるようだ。
砂防提工事が行われている横の登山道を20分ほど登ると7時20分、4千本山桜の平坦部に出る。
5分ほどで桜林を丸太橋を渡って抜ける。年々流れで洗われて幅、深さとも増している。
丸太橋を渡ると、沢水キャンプ場からの舗装道と合流して、2,3分歩くと7時27分左手に鳴子山への取付きを見る。テープが下がっているだけで案内は無い。
展望のない樹林に入り、ひたすら急勾配の尾根を小さな九十九折で登る。
30分ほど登り続けると、8時30分草付きの斜面に変わる。急勾配に変わりはない。草付き斜面は雨の時は、下がクロボクなので滑って登りにくい。今日は草に露が少しあるが乾いていて登り易い。
草付きでこんな花も見かける。
8時40分岩稜に出ると、視界が開け、やや緩やかな勾配になる。ピークが見えて来た。
南斜面には白い花が目立つ。ウツギだろうか。
キトンボが現れた。
9時5分岩を乗り越える。
登り上がると、道脇にサイヨウシャジン(細葉沙参)。ツリガネニンジンの仲間らしい。
足元が見えないくらいカヤが覆う。
少し下って登り上がり、平坦部に飛び出た所が9時14分鳴子山の山頂だ。右から三俣、白口、中岳、天狗、稲星と望める。
平治岳は見えるが、右端の大船山は雲に隠れる。
山頂にもサイヨウシャジン。
それと沢山のキトンボが飛ぶ。秋を感じる。
鳴子山から稲星越へと岩道を歩いて行くと、これってオオヤマレンゲでは。帰って調べてみたらこの辺りでオオヤマレンゲを見た報告がネットに上がっている。でもここではねー、簡単に観に来られないね。
9時53分稲星越に着いて、体調良好なので予定通り稲星山へ。
これはウツギの花ですかね。
稲星越から15分ほど登ると稲星山の山頂が見えて来た。
10時15分稲星山山頂へ着く。中岳、星生の方向はいい眺めです。
一方久住は南から雲が押し寄せ見え隠れ。
神明水分岐へと下って、避難小屋へと向かう。久住、天狗ヶ城を経て中岳と行きたいところだが、復調試しなので無理をせず、避難小屋から中岳へ。
神明水分岐から2,3分歩いた10時34分、東千里浜から左に登り上がる避難小屋への道を取る。
避難小屋・御池への登りから見下ろす東千里ヶ浜。後方、稲星山。
10分ほどの登りで、10時45分避難小屋に着く。
ここから天狗・中岳吊尾根の鞍部へと登る。途中、ウツギの花の淡いピンクがいいね。
10時53分鞍部に出て、眺める久住山、
天狗ヶ城、
これから登る中岳。
中岳の左に平治岳、遠くに由布岳も見える。
眺めを楽しみながらゆっくり登って11時2分中岳山頂に着く。
昼食をとりながら眺める大展望。今登って来た避難小屋(白い砂地)。
左から久住山、扇ヶ鼻、天狗ヶ城、星生山。御池。
左から三俣山、坊がつる、平治岳。
最初に登った鳴子山(中央)、これから向かう白口岳(左)。
ゆったりとした昼食をとり、11時25分白口岳へ。急斜面を10分ほど下って11時36分十字路の白口谷分岐に着く。
稲星山南山腹を巻いて稲星越に出て、白口岳への登りに入り、
12時丁度白口岳の山頂に着く。前回のonedey17サミットで、鉾立峠からの登りがきつかったことを思い出す。
今日のピークを改めて眺める。鳴子山、
稲星山、
中岳(右)。
そして山頂から下り始めて10分。鉾立峠(左)と佐渡窪を一望。
急な下りだが、登りよりはるかに楽だね。おおよそ登りの半分の35分で鉾立峠に下って、12時45分着く。
見返す白口岳。
13時8分佐渡窪へと下って、目の前の鞍部鍋割峠へ登り返して、
13時16分着く。
峠からひたすら下って、
20分強も下ると、左手に大きくえぐれた沢を見るようになる。
13時46分、山道から砂防提工事道路に出る。1,2分も歩くと鳴子山取付きに出て、往路の道を下って、14時20分一番水の駐車場に下山。軽い荷物での山行ながら復調したとみて良いだろう。
早い下山だったから、泉水キャンプ場の露天風呂で汗を流し、長者原に戻る。日陰に入ればしのげる暑さであるが。陽をまともに受ければ汗が出る。陽が沈むのを待って、タデ原湿原の散策に出る。ヒゴタイは何時もの所は無くなっていた。
サワギキョウが盛かな。
ハンカイソウはお終い。ギボウシも見かけたが撮らず。
今日も外は陽が沈めば風があって涼しいが、車の中は昨日ほどではないがやはり暑い。それでも朝方はやはり涼しいので調整が小まめに必要だ。明日は天候が不安定で昼頃から1㎜の降雨予想だ。