2024年7月21日、日曜日、雷雨。朝から俄雨。この蒸し暑さでは俄雨も降るだろうと思いながら黒木の集合場所へ。山に近い分ポツポツ降っている。山友のどうしますか?の問いに、登りましょうと。駐車場も9割方埋まっているから皆さん雨の中登ったのだろう。今日の予定は金泉寺から多良岳・前岳を経て北沢のオオキツネだが雨の降り方次第だ。
雨は小降りだがどうなるか分からないから、ザックカバーと手間取る雨具の下のみ着る。7時45分出発。間もなくザーと雨が来た。蒸し暑いので気持ちよいがずぶ濡れになりそうなので雨具の上も着る。歩き出せばもう雨具はサウナスーツだ。水場の手前まで登ると左下の沢の流れに勢いがある。このころには雷鳴とどろき激しい雷雨。
少し登ると普段は流れなどない枝沢に小さな水の流れ。
水場を過ぎると、オオキツネが出迎え。瑞々しいくていいね!
9時21分、サウナ状態の中西野越の群生地に着くと、道の両側はオレンジ一色。滴で茎が今にも折れそうなほどお辞儀。
金泉寺に9時36分着くと2,3組が雨宿り。多良岳はお済と訊けば誰も登ってはいない。
小振りになったので、ツチアケビの所まで行く。まだ小降りなので多良岳行く?雷鳴が聞えるので稜線まで登るのはヤバイ。先の予定を変更して素直に下山に就く。金泉寺まで戻るとまたザーと激しい降り方に。今日はこの繰り返しだ。西野越まで戻る道はあっという間に水たまり。
西野越からオオキツネまでは、登山道に水が流れる。屋久島に登った時の雨を思い出すね。
10時35分水場を過ぎて枝沢にかかると、往路の細い流れは滝のような勢いの流れだ。
左が本流の流れで、右が枝沢だが同じような勢いの流れだ。
さらに下の枝沢も、往復の2時間の間に水量が増えている。こんな情景を見ると、低山なれど山の天気はあなどれない。崩落が起きやすい山腹を抜けてホッと。
11時八丁谷まで下ると小降りに。心持空も明るい。雷雲の黒い雲がないせいだろう。11時25分駐車場に下山。激しい雨と小雨と青空が繰り返すから登山を迷い停滞している方々が、登り始めようとしていた。が間もなくまた激しい降り方に変わる。萱瀬ダム運動公園まで下ると雨は上がり青空が覗く。市街地まで下れば埃がたつ、うだる暑さだ。