登山と車旅

北海道の山 2018.08.18 雌阿寒岳

読者の皆さん、雨で足寄で停滞してました。8月18日、夜寒くて目が覚めフリース毛布を出す。朝起きて気温を確かめれば10度、寒いはずだ。でも空は青空だ。雌阿寒岳に登れるぞ。足寄の道の駅に4泊した。15日夜には雨の中盆踊りと花火大会が行われた。短い夏への意気込みは半端でなさそうだ。大雪の黒岳・旭岳では初冠雪が観測されたと。6時30分道の駅を出発。雌阿寒の登山口、雌阿寒温泉まで60km、1時間の道のりだ。走るにつれ青空は曇り空に変わり登山口に着くころには霧雨に。天気予報では午後に向かって回復傾向のはずだ。8時前に駐車場に着くと8割方埋まっている。今日は土曜日か。



霧雨も上がったので、9時登山開始。山頂まで2時間、3時間20分の行程だ。登山口はアカエゾマツの純林(案内板にそう書いてある)、日が差しているのは下山時の写真。



登山道は直ぐに樹林の急坂になる。



50分ほどで樹林を抜けハイマツ帯となる。



雲の中ではあるが水滴は衣服にまとわりつかない。オンネトーが雲の切れ間に見える。



登山道は石礫の道となり、徐々に斜度を増す。



標高を上げるにつれ、視界は狭まり、風も強風となってくる。10時50分、9合目の火口縁に着く。



視界は50mを切り、人は近づくまで気が付かない。右手は火口で、左手から絶え間なく強風が吹きつける。バランスを崩し風に飛ばされれば火口に滑落だ。大山の甲ヶ山の風ほどではないが、カッパがバタバタだ。



11時山頂に着く。五里霧中、阿寒富士への登山意欲が湧かず、早々に往路を下山。



タラレバの風景。晴れていればこんな景観が見られるのだが。2014年7月撮影
火口からガスが音を立てて噴き出している

山頂から阿寒富士

山頂から雄阿寒岳と阿寒湖

阿寒富士から雌阿寒岳


風に耐え登ってくる人。次から次へと登山者が登ってくる。
阿寒という名前と往復4時間弱だから登山者も多いいのだろう。



昼近くになり、高曇りになって、オンネトーもはっきり見えるようになる。



12時40分に下山し、登山口の野中温泉(200円)に。100%源泉かけ流しの温泉で、水道など一切ない。洗うのも温泉だ。硫化水素のガスがでるので窓は開け放ってあるのが涼しくてよい。この温泉に浸かるのが目的で、雌阿寒に登るようなものだ。多くの人は隣の国民宿舎野中温泉別館(350円)に行くみたいだ。こちらには広い露天風呂もあるようだ。
野中温泉

右奥の樋から、源泉が勢いよく流れ込む。

左野中温泉別館、右奥野中温泉


汗を流した後、オンネトーを見学する。雲も切れて、雌阿寒岳と阿寒富士の姿が見える。



風がなければオンネトーにその姿が映るのだが。今日は久しぶりに山に登れたことに感謝すべきだろう。
2016年9月撮影


明日も午前中までは良さそうなので、今日のうちに、摩周岳の近くの道の駅「摩周温泉」に移動しよう。

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